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富士山の麓の織物工場で生まれる座布団

古来の伝統技術を継承する座布団カバー

古来の伝統技術を継承する座布団カバー

はたやは、1000年以上続く織物産地「山梨県富士吉田市」で、座布団生地を専門に織っている有限会社田辺織物が運営しています。伝統産業である織物を製造する工場を、富士吉田産地では「はたや(機屋)」と呼んでおります。
私達は家族経営の小さな規模で、鎌倉時代に中国から渡来したとされる伝統織物「金襴緞子(きんらんどんす)」の技術を使った仏壇前法要座布団生地や、高級旅館で使われている和風柄座布団生地を織り、座布団カバーにしています。

高級座布団が長持ちする理由

高級座布団が長持ちする理由

私達の織る座布団生地は「厚いですね」と、よく問屋さんに言われます。現在流通している羽毛の掛け布団の生地の多くは「めん素材」が使われています。それ以前は夜具地と呼ばれ30cm幅の織物生地を広幅に縫い合わせて「中素材には"わた"」を使い掛け布団として使用しました。そんな夜具時を織る織機で座布団の生地を織っているので、厚手の生地となったのだと思います。その昔、フクレ織という地域を代表するヒット商品がありました。アセテートと言う糸を使い模様に凹凸感を持たせた素敵な座布団生地で「かくぎく」とか「ハイウエー」と言う名称で販売されていました。しかし、スレに弱く旅館などの宴会場での使用は頻度が多い為3~4年程で新しい物に交換しておりました。販売する側としては生産効率の良い商品だったようです。しかし、良いものを長く使っていただく為に、私達は高級感が有りながらスレに強く、比較的長持ちする座布団生地の生産を目指しました。
タテ糸約1万本のポリエステルに対し、ヨコ糸にはポリエステルや絹やアクリルを高密度で織り込んでいます。(同時に2つの座布団を織っているので、座布団の仕上がり本数は約5万本です。)時々ですが、宿泊利用させていただいた旅館さんで、私の織った座布団を見かける時がありますが「まだ使って頂けている!スレていない!」と感じる座布団に出会うと、とても嬉しくなります。でも、「そろそろ交換してほしいナ」と思う座布団に出会うことも有ります。

座布団カバーで日常に彩りを

座布団カバーで日常に彩りを

金糸を使って仏壇前法要座布団生地や和風柄座布団生地を織っている織物工場は、今では数少ないに存在になってしまいました。

ご家庭の座布団にカバーとして使っていただける座布団カバーや、和風旅館や割烹旅館でお使いいただくための座布団カバーの他、金糸や特殊な糸を効果的に使い「可愛い」「癒し」をテーマとした人の心をなごませる座布団カバー「干支ザブトン」「cocioroso」「ひるねのねこ」のラインナップも展開しています。占有面積はとても小さいたった1枚の座布団ですが、貴方のためのホッとできる場所作りのお手伝いが出来たら良いなぁと思い、日々座布団生地を織っています。貴方にとっての「お気に入りの1枚」を見つけていただけると嬉しいです。

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