話題のふわとろ食感!
かき氷器の電動ふわふわとろ雪
[ドウシシャ]

著者

2018.04.16

大場 里江

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かき氷器の電動ふわふわとろ雪


桜が終わり、木々が青々としてきて、吹いてくる風のにおいにどことなく初夏を感じさせるこの頃。
春は過ぎ去り、あっという間に夏がやってきます。
私は特に夏が好きというわけではないけれど、夏に向けてどこか開放的になった人々の、少し浮足立っているような、わくわくしているかのようなこの雰囲気が大好きです。
夏の思い出を思い浮かべると、子供のころに食べたかき氷を思い出します。


■定番スイーツになった「かき氷」

子供の頃は、家で凍らせた氷をかき氷機でガリガリと削って、イチゴシロップをいっぱいかけて食べるのが大好きでした。
どことなく氷が粗削りで、時折頭がキーンとなって、それを我慢しながら食べていたっけ。
夏休みには、友達みんなで近所のかき氷屋さんに食べに行って、練乳やトッピングが色々のったかき氷に、ワクワクしながらこぼさないように必死に食べた思い出があります。
そんな記憶から、かき氷は子供の食べ物だと思っていました。

夏の風物詩というイメージのかき氷ですが、ここ最近ではかき氷に季節は関係ない!とばかりに通年で楽しめる定番スイーツの仲間入りを果たし、年中愛される甘味の一つとなりました。
天然氷を使ったこだわりのお店や、今までには無かったケーキのようなかき氷を楽しめるお店もある様に、かき氷を取り巻く環境は大きく変わったように思います。
やっぱり、暑い日には火照った体をクールダウンさせてくれるかき氷は外せません!
お店で食べるような、少しこだわったかき氷が家で作れたら、テンション上がりませんか?


■話題のかき氷器「電動ふわふわとろ雪」とは

今回紹介するのはこちら。
電動ふわふわとろ雪かき氷器」です。

かき氷器の電動ふわふわとろ雪

すっきりとシンプルなデザインなので、これがかき氷器だとは一見みえない感じですね。
昔からある家庭用のかき氷器といえば、上にハンドルレバーがついていて、氷をセットしたらレバーをぐるぐると回して、氷をガリガリとかいていました。
こちらは電動ですから、ボタンをポチッと押せば氷が簡単に削れます。

製造・販売しているのは「ドウシシャ」というメーカー。
1974年創業、生活に役立つ商品の企画開発・製造・小売店への販売を行っており、常に新しいアイデアで商品を作り、販売することを目指した会社だそうです。

こちらの製品の最大の特徴は、何といっても氷を好みの削り方に調節できることです。
さぁ、詳しく見てみましょう。

■「電動ふわふわとろ雪」を詳しくチェック!

かき氷器の電動ふわふわとろ雪

まずは、カバーについているつまみをロックからオープンへと回し、蓋を外します。
氷を固定できるように、上にはスパイクがついています。


かき氷器の電動ふわふわとろ雪

そして本体を見てみると、内側にリングがついていて、こちらを中にセットした状態で氷を置いて削ります。
削る時には、こちらにあるつまみを回すと、お好みの状態に削り方を調節できます。


つまみを時計回りに回すと、氷が荒く削れて、フラッペのようなガリガリとした氷に。
反時計回りに回すと、淡雪のようなふわふわとして、細かくしっとりとした柔らかい氷が削れます。
氷の状態に合わせて、刃の高さを自分で調節することで、削る氷の薄さを変えることができ、結果的に自分好みの食感になるんです。

そして、忘れちゃいけない、もう一つの魅力的な特徴は、スイーツかき氷仕様という事。
スイーツかき氷は、フルーツやチョコレート等、糖度が高いものを凍らせるので、氷が柔らかくなってしまいます。
氷が柔らかいと、従来のかき氷器では削りにくく、美味く刃が当たりません。
しかし、こちらは柔らかい氷をしっかりと固定できる設計になっていて、スイーツかき氷様に柔らかい氷を削れるようになっています。
ですから、台湾かき氷のような、ふわふわ滑らか、まさにとろ雪のような口当たりのかき氷が作れます。
その口当たりは、まるで滑らかなジェラートのよう。
スイーツとしてのかき氷の可能性が広がる商品なんです。

え、家でスイーツかき氷が作れるなんて、凄くないですか!
おうちかき氷といえば、ガリガリと削った粗めの氷に、市販のシロップや練乳をかけて食べるイメージ。
氷の口当たりというよりかは、シロップの味。
子供のころは、それが好きで夏にはよくかき氷を作っていたけれど、こちらは大人が楽しむかき氷という感じ。
いつものかき氷がワンランクもツーランクもアップします。


■ふわふわとろ雪でかき氷を作ってみる

かき氷器の電動ふわふわとろ雪

使う氷は、専用のカップで凍らせます。
本体には、2種類の製氷カップがついていますが、かき氷をたっぷり楽しみたい場合や、ご家族が多い場合は氷が必要になりますので、別売りの製氷カップを追加で購入することもできますよ。

丸型のMサイズのカップで、1〜2人前を作ることができます。
フルーツソースやトッピングで楽しみたいときは、丸型のMサイズ製氷カップを使って。
ハーフサイズで異なる2種類の氷を作れば、2つの氷を組み合わせて、新しい食感と味わいを持つ2色が綺麗に混ざり合ったかき氷が削れますよ。
ハーフカップで作ったら、無限の組み合わせができて、楽しいですね。

例えば、ミルクベースといちごベースの氷を一緒に削ったら、色合いが綺麗ないちごミルクのかき氷になりますよ。
かき氷器の電動ふわふわとろ雪
組み合わせを考えたら、ワクワクして、はまってしまいそうですね。
製氷カップから氷を取り出すのも、わりと簡単に外せますよ。
水の氷の場合は、少し室温にだして、周りの氷を溶かし、ポコッと押し出せば簡単に取り出せます。
味付きの氷の場合は、氷が柔らかいのですぐに取り出します。
型を少し広げて押し出せば簡単ですよ。

かき氷器の電動ふわふわとろ雪
氷を入れて上部を閉じたら、セット完了!
削る時には、こちらのスイッチを押します。
押している間は、氷が削れます。
ガリガリと削る動作が必要ないので、とっても簡単。
氷をセットしてから、お好みの削り具合に調整し、後は器を回しながら削るだけ。
今回は、コーヒーかき氷とハチミツレモンのかき氷、マンゴーの台湾かき氷を作ってみました。

■スイーツかき氷の出来上がり!

マンゴーかき氷は、削れて出てくる氷が、とろ〜りとして滑らか
かき氷というより、本当にジェラートのよう。
ふんわり柔らかい氷が出てきました。
食べてみると、口当たりは本当に滑らか。
慣れ親しんだおうちかき氷とは全くの別物。
お店じゃん!と思わず口にしてしまう美味しさでした。
こんなかき氷が家でできるなんてすごすぎます! すみません、写真は撮り忘れちゃったのですが・・・。

そして、コーヒーかき氷には、白玉と茹であずきをトッピング。
氷は細かく削って、ふんわり雪のように。
コーヒーかき氷

ハチミツレモンのかき氷も、レモンと練乳をかけて仕上げます。
こちらも細かめのふんわり雪のかき氷に削りました。
ハチミツレモンのかき氷


刃を加減すれば、色々な削り具合で作ることができます。
かき氷器の電動ふわふわとろ雪

細かく削った氷を少し手で握ってみると、まるでさらさらと降り積もった粉雪を手で握ったかのよう。
そして、口に含むと、すっと消えてなくなる柔らかさ
本当に細かいふわふわとした雪を食べているかのようです。
どんな氷を作るかを選んだり、トッピングやソースで遊んだりと、かき氷は無限の組み合わせで楽しめますが、そこにプラスして「削り方」でバリエーションを増やすことができるなんて、楽しすぎますね!


■使用後のお手入れ

とろ雪分解

使った後は、簡単に分解ができます
コードのついているカバー部分は洗えませんが、スパイク部分は回すと外れます。
内側のリング、刃のついたケース等、洗いやすい構造になっていて便利です。
刃の部分は危ないので、ケガをしないように注意しましょう。


■レシピ探求にハマる、スイーツかき氷

今では通年で楽しむスイーツへと進化したかき氷。
お店で楽しむのもいいですが、こんなに美味しく簡単に作れる電動かき氷器なら、自分の自由な発想で、自分スペシャルなかき氷を堪能できますね。
自分だけのオリジナルかき氷を作って食べたら、この夏、最高じゃないでしょうか。
まるでかき氷屋さんになった気分で、色々な組み合わせを探求したら、かき氷に無限の可能性を感じてはまってしまいそうです。

かき氷って、奥が深い。


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プロフィール

PROFILE

大場里江(料理教室saji 主宰)

調理師学校卒業後、大手企業の料理教室にて料理講師として勤務し、2015年8月「saji」の名で独立。料理教室、フードコーディネート、ケータリングを主に活動しています。『食べる・つながる』をモットーに、身近な方に喜んでいただく、日常で食べたいごはんやおやつを提案しています。

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