ヨーグルトも作れるホームベーカリー [siroca/シロカ]

2018.02.12

大場 里江

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朝目覚めると、ふんわりとパンの焼きあがる良い香り。
カーテン越しに柔らかく差し込む朝日と鳥のさえずり。
今日は何をして過ごそうかな。
あ、そうだ。お気に入りのカフェに行って、この間買った本でものんびり読もうかな。
うん、今日も一日いい日になりそうな予感。
そんなことを考えながら、卵やベーコン、サラダなどをささっと用意して、挽きたてのコーヒーと焼きたてのパンをいただく。

はい、妄想です・・・。
お付き合いいただき、ありがとうございます。

こんな日がないわけではないけれど、実際は毎日バタバタと慌ただしい朝を過ごして、のんびりとした朝食とは正直かけ離れた日々を過ごしています。
きっと、多くの方が同じように忙しい朝を過ごしているのではないかな。

妄想の中で、のんびり優雅な朝食を思い浮かべると、やっぱり「焼き立てのパン」ってイメージが浮かびます。
今は多種多様のパン屋さんが立ち並び、選ぶ楽しみも増えました。
でも、たまには、パンを焼いた時のあのふんわり立ち込める幸せな香りを楽しみつつ、朝食を迎えられたら、最高に贅沢だと思いませんか。

そんな時に便利なのが、ホームベーカリー。
パン作りを日常的に楽しむ方には、定番として以前から人気の商品ですね。

■「siroca/シロカ」とは

今回紹介するのは、「シロカ　ホームベーカリーSHB-712」。

前回のコラムでは、シロカの電気圧力鍋を紹介しましたが、暮らしに役立つ、あったら嬉しい製品が、比較的購入しやすい手頃な価格で販売しているメーカーです。

★[シロカ/siroca] 製品一覧はこちら ⇒

「ちょっと便利で、ちょっと豊か」をコンセプトとしているとおり、この「ちょっと」ってところがポイント。
今の暮らしをちょっと豊かにしてくれる製品が人気のメーカーで、どの家庭でもなじみやすいようにシンプルで上質なデザインなのも、高い評価を得ている理由です。

■ホームベーカリーのメリット

ホームベーカリーというと、何といっても焼き立てのパンを自宅で味わえ、自分で選んだ材料で作れるから安心ということが最大のメリット。
最近では、家族には出来るだけ安心安全のものを食べてもらいたいと思う方が多いですからね。

また、パンを作るとなると、生地の材料を計量し、捏ね、発酵させ、成形したら再び発酵させて焼成・・・と手間暇がとってもかかります。
ホームベーカリーなら、材料を計量し、あとはスイッチオン！で食パンのできあがり。
焼き立てのパンがある暮らしは憧れるけれど、自分で一から手作りするのは大変という方にはぴったりです。

パン作りが日常となっている方でも、生地捏ねはホームベーカリーにお任せして、成形からは自分で行い、多種多様のパンを作るパンマスターも多くいらっしゃいます。

■シロカのホームベーカリーを詳しくチェック！

本体はこんなふう。


大きさは、幅26cm×奥行36cm×高さ31cm。
炊飯器を置けそうなスペースに設置したら良さそうです。

さあ、詳しく見ていきましょう。

◎ヨーグルトも作れる！多機能なシロカのホームベーカリー

シロカのホームベーカリーは様々な機能を搭載しており、いろいろなニーズに応えてくれる優れもの。
例えば食パンなら、１斤、１.５斤、２斤まで焼け、焼き色も好みに合わせて、「うすい」、「ふつう」、「こい」の３種類から選ぶことができる親切ぶり。
豊かな風味が人気の天然酵母のパン生地もＯＫ。
酵母生種おこしも可能です。
それ以外に、うどんやパスタ、蕎麦やお餅、ケーキなども作れますよ。

更に、乳製品のヨーグルトやバターそして、フレッシュチーズも作れます。
ホームベーカリーという名だけど、ヨーグルトメーカーのような役割もしてくれるんですね。
色々な機能を使って、様々な料理を作ってみたくなりますね。
パンを焼くだけではもったいないです。

◎シロカのホームベーカリー 付属品

本体の他には、パンケース、パン羽根、計量カップとスプーン、羽根取り棒、ヨーグルト専用容器、ジャムふた、ミトン、オリジナルレシピが梱包されていました。


蓋を開けてみると、こんな感じ。


パンケースはくるりと回してはめれば、簡単に取り付けられます。

そして、中に付ける羽根は２種類。
左が小麦粉用、左が通常用のパン羽根です。

小麦粉用は、羽の部分が“くの字型”に折れ曲がった形状をしています。
食パンや色々なパン生地、お餅やジャム等々、基本的にはこちらを使います。

そして、右は米粉パン（グルテン無し）専用パン羽根で、羽根の部分が平らな形状をしています。

メニューに適した羽根を使用することで、パンならよりふっくらとした生地になり、異なる羽根を使用すると、生地が固くなったり、形がいびつになることがあるようです。

■ホームベーカリーで、食パン作り！

さて、実際に使ってみましょう。
今回は、大好きなハチミツを加えた、ほんのりやさしい甘みのハチミツ食パンを作ります。

牛乳と卵を溶いて加えて、その上から強力粉や塩、ハチミツやきび砂糖、バターを入れて。
「ドライイーストは、強力粉の真ん中にくぼみを作って、強力粉以外に触れないように」と書かれていたので、そのように入れました。

サイズは１.５斤、時間が無かったので早焼きパンを選択しました。
ポチッとスタート！


パネルはとっても見やすく、分かりやすい表示です。
操作音や焼き上がりブザー、具入れのブザー音を消すことができるマナーモードもついていますから、赤ちゃんがすやすやと寝ていても安心。
思わず大きな音で起きてしまうという事もなさそうです。

タイマー機能もついていますから、夜セットして、朝に焼き立てほかほかのパンが食べられる、夢のような朝食タイムも可能です。

捏ねている最中も、音は割と静かで気になりませんでした。
もっとこねている時に羽根や生地が動くことで、ガタンガタンと音がするかと思っていましたが、うるさくなかったので、逆に大丈夫かしら？と何回も上から様子をうかがってしまいました。

■実食！ホームベーカリー製の食パン

そして、そんな心配をよそに焼きあがりましたよ。
ドキドキ高まる気持ちを押さえながら、蓋をオープン。
おぉー、いい香り。
パンの焼きあがる香りは作った人の特権だなぁ、いいねぇ、幸せだねぇとつぶやく。

さて、取り出したら、しっかりと冷めるまで網の上にのせて冷まします。
熱が取れたら、早速切ってみましょう。

ＣＭの様に、両手でパンを半分に割って、パンの柔らかい断面を堪能したかったけれど、みんなで食べることを考えて、お行儀よくパンナイフでスライス。


ほんのり卵の黄みがかった色合い、ふんわりとやさしく甘い香りが立ち込めます。
表面の生地はしっかり目、中はふわふわしっとりとした焼きあがり。
なかなかいい感じに焼きあがりましたよ。

食べてみると、中はふっかふかで柔らかく、みみは香ばしい。
ハチミツのやさしい甘みと牛乳のコクのある味わいがぴったりの食パンになりました。

何にもつけなくても、そのままで十分美味しい。
カフェオレと一緒にブランチにいただきたいわ〜、贅沢な時間だな〜と幸せな気持ちになるパンが焼きあがりましたよ。

材料を準備して、後はスイッチ一つでこれだけのパンが焼けるなら、次はレシピを変えて、別の配合で作ってみたらどうかな・・・なんて、いろいろなレシピを追求したくなりますね。

材料だけ入れたら、後はホームベーカリーにお任せですから、その時間も有効活用できます。
時間にゆとりを持ちながら、気軽におうちパン生活を楽しめていいですね。

■ホームベーカリーがもたらす暮らし

焼き立てパンのある暮らし、パンの香りでスタートする一日。
あ〜、想像するだけで素敵すぎて、ワクワクします。
ホームベーカリーなら、ライフスタイルを大きく変えなくても、ほんの少しの準備と、ほんの少しの心のゆとりで、豊かな暮らしを彩ってくれます。
無理して頑張ると続かないけれど、生活の中にほんのちょっぴりの準備ならできそうですし、「ちょっと便利で、ちょっと豊か」にしてくれるなら、こんなにいいことはないですね。

焼き立ての美味しいパンがある朝を楽しみに、夜に眠りにつくなんて、なんてしあわせな事でしょう。

そうしたら、早起きして、素晴らしい一日のスタートを切って、一日充実した日になるのかな・・・なんて、最近寒くてなかなかお布団から出られない私は、再び妄想するのでした。

ホームベーカリー、検討します！