0.2秒で一気に高温へ!Aladdin(アラジン)グリル&トースター
2017.10.16
大場 里江
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「朝はパン派?ごはん派?」
と問われれば、間違いなくごはん派と答える米好きの私でも、パンは大好きです。
朝はごはんを食べることが圧倒的に多いですが、パンも日常の食生活の一部。
最近では、私の生活する地域でも美味しいパン屋さんが増え、選ぶ楽しみがあって嬉しい限りです。
買ってきたパンをそのままパクリとかぶりつくのも美味しいけれど、トースターでカリッと香ばしく焼いてから食べるのもいいですよね。
そんな時には好みの焼き加減になるかどうかがとっても大切。
ここ最近は、空前の高級トースターブーム。
パン屋さんの焼き立ての香ばしいパンをお家でも楽しみたい!という気持ちに応えてくれるトースターが、ここ2〜3年で店頭に並ぶようになりました。
少し前なら、オーブンレンジという存在がある手前、そこまでの性能をトースターに求めなかった気がしますが、今では、ただ焼くだけの家電ではなく、想像を超えて素材の美味しさを最大限引き出し、美味しいと感じる最高のポイントを押さえてくるものばかりです。
ストーブで有名な「Aladdin(アラジン)」ブランド
様々なトースターがリリースされる中で、上位の人気を誇るのが、今回紹介する「Aladdin(アラジン) グリル&トースター CAT-G13A」。
ん?アラジンってストーブ作ってるあのアラジン?
そうです、そのアラジンです。
アラジンのストーブと言えば、レトロな風貌、他にはない独特の存在感、美しい青色の炎が印象的。
和室や洋室のどこにおいても違和感を感じない、おしゃれなデザインが人気です。
何と80年余りの歴史があるそう。
ストーブの上にやかんを置いてお湯を沸かしたり、スープをコトコト煮たら、何だか心もまぁるくなって、ぬくもり溢れる冬の暮らしを満喫できますね。
人気のおしゃれトースター!アラジン グリル&トースターとは
こちらがアラジンのトースター。
ストーブのレトロな雰囲気をそのままに、アンティークのような佇まい。
丸みを帯びたフォルムのデザインに柔らかさを感じます。
ありそうでない、このグリーンも味がありますね。
ロゴマークも、相変わらず可愛い!
ダイヤル式のつまみも、いい雰囲気です。
扉を開けてみると、中はこんなふう。
割と奥行きがあります。
通常、同時にパンは2枚までしか焼けないものが多いですが、こちらは4枚の食パンを同時に焼けるぐらいのスペースがあります。
3〜4人家族には、一度に焼けて便利ですね。
温度設定は100℃〜280℃まで。
従来のトースターは250℃迄が多いかと思うのですが、こちらは少し高めの温度まで対応しています。
0.2秒で一気に高温へ!グリル&トースターのすごいヒーター
こちらのトースターの最大の特徴が「0.2秒発熱グラファイトヒーター」。
上部には、発熱や設定温度までの到達が早い「グラファイトヒーター」を搭載。
アラジン社製のファンヒーターで使われている技術を、トースターにも採用されています。
そして、下部には「石英管ヒーター」が使われ、十分な量の遠赤外線を放出し、上部よりも温度の上がり方はやや遅いそう。
異なるヒーターの特性を組み合わせて、パンを最適に焼き上げる工夫がされています。
そして、何といっても言葉通り、温まるまでがあっという間なんです!
それがどうしたと思うことなかれ。ここ大事です。
なぜ立ち上がりが早いのが良いのかを説明していきましょう。
モチモチ、ジューシー。水分蒸発を最小限に抑えて実現した食感
今までのトースターは、ヒーターが温まるまでに1分弱の時間がかかるものがほとんどでした。
じぃーっと見ていると、じわじわとヒーターが赤くなり、完全に温まるまで結構かかる・・・。
こちらはわずか0.2秒で発熱しますので、高温で素早く焼き上げ、パンの水分蒸発を最小限に抑えることができるのです。
0.2秒って、早すぎてピンと来ませんけどね。
発熱までの間も、庫内は徐々に温度が上がっていますから、その間にも実は食材の水分はじわじわと逃げています。
こちらは、短時間で圧熱するため、表面はサクサクで香ばしいのに、中は水分が残ってモチモチとした食感になるのです。
簡単に言えば、パンが乾燥しない!
なので、同じパンを焼いても従来のトースターよりも厚みが保たれ、耳の部分も固くなりすぎずに香ばしい!
パンの香りも、より引き立つのです。
さて、実際に使ってみましょう。
アラジンのグリル&トースターを使ってみる
今回はクルミ入りの食パンを焼いてみます。
0.2秒っていうくらいですから、発熱までの速さを実際に体感してみます。
おっ、言葉通りすぐに発熱して、庫内が赤くなりましたよ。
じーっと眺めること2分ほどして、焼きあがり。
くぅーっ、そそる焼き色。
気持ちが高まります!
でも、見た目は従来のトースターとそんなに変わらないような気も・・・。
何はともあれ、食べてみない事には分からない!
という事で、実食。
うーん、美味しいっ!
表面はサクサクと香ばしく、歯切れの良い感じ。
食パンのCMのようなサクッとした音。
表面が薄くカリッと焼かれていて、それでいて中は水分を保ってふんわりモチモチ。
ただ焼いただけのパンにあらず、パンの美味しさを最大限引き出してくれている感じ。
香りも豊かで、より小麦の香りが引き立っているような。
耳もさっくりとしておいしー!
普段トーストしていたパンって、ただ焼けていただけなのか・・・と疑問にさえ思えてきます。
加熱スピードが違うとこうも違うのか。
今までのトースターでは、味や食感や香りなどが損なわれていたのかな、と比較して感じてしまいました。
こんなに美味しいと、あれもこれもと作ってみたくなります。
という事で、卵をのっけたクロックマダムと、ボリュームたっぷりのBLTサンドを作りました。
クロックマダムちょっと焼きすぎました・・・。
でも、チーズがぐつぐつして、固くなくてとろりと柔らかく、メルティな感じ。
チーズの焼き色も香ばしく、卵はやや半熟目に。
BLTサンドには、こんがりベーコンにトマト、アボカド、ブロッコリースプラウト、レタスを。
さっくりトーストしたパンには、薄くバターを塗って。
クルミ入りの食パンには、バナナとたっぷりのハチミツ。
そして、シナモンで香りをつけていただきます。
やっぱり、ハチミツはたっぷりとかけなくちゃね。
もちろん、シンプルに焼いたトーストも外せない。
バターを塗って、トースト本来の味わいも堪能しましょう。
食パンを楽しむ大人のランチ会の準備ができましたよ。
さぁ、いただきます!
アラジンのグリル&トースターで作るテーブル
丸い器は「iittala(イッタラ) Teema(ティーマ) フラットプレートホワイト 21cm」。
四角い器は「iittala(イッタラ) Teema(ティーマ) スクエアプレートホワイト 16×16cm」。
ベーシックな形ながらも、一切の無駄のないシンプルなデザイン。
計算された唯一無二の形に多くのファンがいる定番中の定番。
私も普段お教室で使用していますが、何を盛り付けても様になるので、登場回数の多い器です。
カッティングボードは「KEVNHAUN D STYLE(ケヴンハウン) カッティングボード&モーニングトレイS」。
片面はくぼみがあるので、パンだけでなくお皿のように使用できます。
グリルした野菜やお肉などをのせも良いですね。
もう片面は平らなので、名前の通りカッティングボードとして使えます。
持ち手は金属で、武骨な雰囲気が男前なデザインです。
みんなでシェアしながら、色々と食べ比べるのは楽しいね。
絶品トーストだけじゃない、アラジンのグリル&トースター
アラジンのトースターには、こちらのグリルパンとグリルネットがついてます。
内側が耐熱シリコン塗装が施されています。
波型と平面型があり、それぞれが蓋の役割も兼ねています。
例えば、下地をつけて衣をつけた鶏肉をグリルパンにのせ、トースターで加熱すれば、ノンフライ調理で作る唐揚げができます。
ハンバーグもタネをグリルパンにのせて蓋をして焼いたら、油も飛び散りませんし、ふっくらとジューシーに仕上がります。
煮物や炊飯もできるそうですよ。
トースターだけど、トースターにあらず。
オーブンやグリルとしての使い方もできますね。
従来のトースターよりも、正直なところ、値段はお高いです。
2〜3倍の値段はします。
けれども、トーストしたパンは比較にならないほどに美味しいし、グリルとしても使用ができる。
多種多様な使い方ができますから、納得の価格です。
トーストしたパンが食べたいな・・・から、アラジンでトーストしたパンが食べたいな、に変わるかも。
そして、パン以外にも大好きなお餅も焼いたら、きっとおいしいだろうな。
いやいや、グリルパンを使ってホットケーキを焼いてみてもいいかな。
トーストしたパンをきっかけに、あれもこれもと作りたい欲求は高まるばかり。
ちょうど最近、長年使用してきたトースターの元気がない。
そろそろ変え時かなと考えていたころに、こちらと出会った。
これが私のタイミングなのかもしれないな・・・と、お財布と相談しながら、近頃はあれこれと妄想の日々なのです。
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