アウトドア行事にも便利なキッチングッズ

2017.07.03

大場里江

気づけば、今年も既に半分が過ぎ、夏はもうすぐそこに。
暑さに負けず、夏を満喫したいと考える方も多いと思います。
夏のレジャーというと、海や川、山でのキャンプ等、自然を楽しむものや、花火大会や夏祭り等の行事を楽しむものまで様々。
私は去年楽しかったカヤックを今年も楽しむ予定です。

そして、外でのレジャーに欠かせないバーベキュー。
外の空気や、ワイワイと楽しむみんなの笑顔がスパイスとなって、何気ない料理がより一層美味しくなるから不思議です。
そんな時にお気に入りの道具が一つあったら、さらに楽しくなるかもしれません。

アウトドアにも便利なキッチングッズたち

という事で、今回のテーマは「アウトドア行事にも便利なキッチングッズ」。
アウトドアにもおすすめですが、普段使いとしても楽しめるものばかりです。
ご紹介するのは、こちらの品々。

まずは、「ル・クルーゼ(LE CREUSET)　グリル・ロンド 25cm オレンジ」。
鋳物ホーロー鍋が有名なル・クルーゼは、お鍋以外にもフライパンやグリルパンも人気です。
お鍋が使い勝手が良いのはもちろんの事、フライパンも最近購入して使っているのですが、こちらも熱伝導率が良く、デザインもかっこいいので、お気に入りに仲間入りしました。
こちらのグリル・ロンドは、側面や持ち手を見ればル・クルーゼのものと一目でわかる鮮やかで洗練されたカラーが素敵。
深い溝が余分な脂を落としてくれるので、ヘルシーに仕上がります。
きれいな焼き色を付けてくれて、表面はパリッとこんがり、中はふっくらジューシーに仕上がるので、シンプルなグリル料理もグレードアップ！
おしゃれなデザインが目を引くので、そのままテーブルに出しても映えますね。
使用する際には油をハケ等で塗り、鉄板を弱火でじっくり温め、しっかりと熱したら焼き上げます。
魚やお肉、野菜はもちろんの事、ホットサンド作りもおすすめです。

次は「柳宗理　南部鉄器　ミニパン　ふた無し」。
近年人気のスキレットのLODGEやニトスキは、鋳鉄製のミニフライパン。
何といっても魅力は、調理してそのままお皿代わりとして食卓に出せること。
そして、コンロでの加熱から、そのままオーブンに入れられること。
鉄製ですから、高い蓄熱性が特徴で、素材にムラなく火を通すことなどが挙げられます。
使用することで鉄分を摂取することもできますね。

LODGEやニトスキに比べて、柳宗理の南部鉄器は鍋肌が少し滑らかで、凹凸が少ない気がします。
その分、洗いやすくて良さそうです。
使用後は洗剤は使わずに、お湯洗いをしたら空焼きをして、最後にオイルを薄く塗っておきます。
使えば使うほど油がなじんで、酸化被膜により、焦げ付きにくく手になじんだ道具になっていくのも魅力です。
小ぶりなサイズですから、朝食には一人分の目玉焼きとベーコンやソーセージを焼いて、直接テーブルに運んだら、朝からもりもりとやる気がみなぎって、「今日も一日頑張ろう！」って心が満タンになりそうです。

こちらは、「レイエ(leye)　グリルピザプレート」。
魚焼きグリルを使って、本格石窯風ピザが焼ける鉄製のプレートです。
柄が短いので、グリルの中に入れてカリッと焼き上げることができます。
プレートの上で焼くので、グリルが汚れる心配もありませんし、お皿に移さず、このまま熱々をテーブルに運ぶこともできます。
もちろん、鉄製のフライパンとして、通常のフライパン料理もお手の物です。
柄がクロスしているデザインや、刻印も可愛らしい。

グリルを使用しなくても、コンロで熱し、アルミホイルで蓋をして焼き上げれば、外はカリッと、中はもっちりとした食感のピザが焼けます。
無駄のないスッキリとしたデザインで、鉄製と言えど、そこまで重くないので、持ち運びが気楽にできそうです。
コロンとした佇まいも、なんだかほっこりします。

そして、最後に「ダンスク(DANSK)　コベンスタイル　ミニココット　チリレッド」。
以前、おでんのコラムでダンスクのコベンスタイルII(Konbenstyle)を使用しましたが、こちらはミニサイズのココットバージョン。
か、可愛い・・・
お鍋をまんま小さくしたこちらは、お鍋同様に蓋が鍋敷き代わりになり、鍋底は傷が目立ちにくい加工がされています。
ミニサイズでも、お鍋と変わらず丁寧なモノづくりを感じます。

可愛い10cmサイズなので、ソースを作ったり、少し残ったスープを温めたりするのにちょうどいい大きさ。
小さくても、意外に量は入るので、汁椀２人分の水分が入ります。
コロンとした下膨れな形と、エナメルの光沢が存在感を放つこちらを、道具としてだけでなく、器代わりとしてテーブルに運ぶのも可愛いです。
もちろん直火にかけられますが、小ぶりなので、網を敷いてから置いた方が安定するかもしれません。
バーベキューでは、チーズやワインを入れて、チーズフォンデュに使ったり、バーニャカウダソースを作っても良さそうです。

家の中でもアウトドア気分を楽しめる

こちらの素敵な道具を使って、お家でアウトドア気分を味わってみました。
外があいにくの天気だったとしても、家の中で雰囲気を楽しむのも良いですよね。

まずは、柳宗理のミニパンで「海老とマッシュルームのアヒージョ」を。
仕上げに少しバターを入れてコクをプラスしました。
南部鉄器なら、火を止めた後も熱さをキープしてくれるので、卓上でも熱々を楽しめます。
ニンニクの香りが移ったオリーブオイルが美味しいので、バゲットを用意して、じっくり浸して召し上がれ。

レイエ　ピザプレートで「マルゲリータピザ」を。
生地を作ったら、薄く油を塗ったフライパンで焼き上げて、カリッとさせる為に今回は一度ひっくり返して両面に焼き目をつけました。
自家製のトマトソースを塗り、モッツァレラチーズとバジルをのせてアルミホイルをかぶせて、蒸し焼きにします。
良い香りがしてきましたよ。
何だかビールが飲みたくなってきました。
ホイルを外したら、チーズがとろりと溶けて美味しそう。
仕上げにオリーブオイルをたらりとかけて仕上げます。

ダンスク　コベンスタイル　ミニココットには、お豆がたっぷり入ったチリビーンズを。
コトコト煮込んで、トマトの旨味を引き出し、お豆がホクホクとしたら、仕上げにチリパウダーを加えます。
トマトと野菜の甘みがあるので、辛くなく、パンにのせて食べても美味しいです。
ミニココットの内側が白なので、中の料理の色が映えますね。
冷めたら、このままコンロにのせて温めなおせるので便利です。

ル・クルーゼ　グリル・ロンドでは、もちろん「牛肉と野菜のグリル」を。
油を薄く塗って、鮮やかな夏野菜や牛肉をジュウジュウと焼き上げます。
グリルの溝から余分な脂が落ちるので、ヘルシーに仕上がって良いですね。
牛肉は表面に下味をつけて焼き上げたら、グリルの焼き色がきれいについて、テンションが上がります。
シンプルに焼き上げた野菜もお肉も、香ばしくジューシーに仕上がりました。

さぁ、テーブルの準備が整いました。
みんなで作ると楽しいね、何気ないお料理も美味しく感じるね。
みんなでワイワイ食べましょう！

これからアウトドアやバーベキューを始めようかなという方に、いきなりではハードルが高いかもしれません。
そんな時は、まずはお家の中でアウトドア気分を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ガレージやお庭がある方は、そこで楽しむのも良いですね。
そんな時に、気分を更に高めてくれる、アウトドアにも便利なキッチングッズがあったら、より一層盛り上がりそうです。

次回は、テーブルウェア編をお送りします。
お楽しみに。