ダンスク×ロールストランドで、洋風おでん
2017.02.09
大場 里江
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おでんといえば、澄んだお出汁に、旨味がたっぷりと染み込んだ大根や、ほくほくの玉子。
寒い冬に無性に食べたくなる、日本生まれの冬の定番メニューも、
たまには少しアレンジを効かせてみてはいかがでしょうか。
今回はトマトベースのスープでコトコト煮込む洋風おでん。
ニンニクがふんわりと香り、お野菜もトマトスープに合うものをいくつか加えます。
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Item List
- 今回のお鍋〔ダンスク コベンスタイルII 23cm イエロー〕の詳しい情報はこちら
- 前回のお鍋〔柳宗理 南部鉄器(浅型) 22cm ステンレス蓋付〕の詳しい情報はこちら
- 前々回のお鍋〔ル・クルーゼ ココット・ダムール チェリーレッド〕の詳細情報はこちら
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Article List
- ■1/26up 『ル・クルーゼで、おでん』
- ■2/2up『柳宗理の鉄鍋で、おでん』
北欧デザインの王道『ロールストランド』と『ダンスク』
食器は、スウェーデンの老舗陶器メーカー「ロールストランド」。
1726年創業と歴史は古く、スウェーデン王室御用達窯として設立されました。
高品質な食器たちは、親から子へと代々受け継がれ、
歴代のデザインも色あせることなく、今も輝き続けています。
美しく、そして普段使いできる素敵な食器メーカーです。
そして、なんとも色鮮やかなこちらのお鍋は、ダンスクの「コベンスタイルII」。
1954年にデンマークのコペンハーゲンで創業されたキッチンブランドです。
ダンスクは「デンマーク風」という意味だそう。
その名の通り、機能的でモダンなデザインながらに、
ぬくもりや温かみを感じる佇まいは、世界的に人気です。
カラーも、定番のホワイトやレッド以外に、ターコイズや、今回使用するイエロー等、
心躍るカラーバリエーションも魅力。
ホーロー製でとても軽い!
熱伝導率が良く、においが付きにくいのも嬉しいところ。
くるっとひっくり返してみると、なべ底は安心の黒色。
五徳とこすれても傷が目立ちにくく、安心です。
蓋の持ち手の十字のデザインは、鍋敷きにもなる優れモノ。
個人的にツボです。
今回のおでんは、トマトがベース。
さぁてと、作りましょう!
トマトスープの洋風おでんには、
ブロッコリーや芽キャベツ、しめじやウインナーも入れますよ。
定番のロールキャベツは外せません。
いつものお出汁の香りとは違って、トマトの甘ずっぱい香りが、部屋を包みます。
オリーブオイルで炒めたニンニクがふんわりと香って、いい香り。
コトコトくつくつ・・・
おなかがすいてきましたよ。
お待たせ!できたよ〜。
さぁさぁ、熱いうちにいただきましょう!
今回はからしの代わりに、粒マスタードを添えて。
お好みで、パルメザンチーズをかけてもいいですよ。
ソーセージは特に熱いから、ふぅふぅしながら食べてね。
『ロールストランド』の2大シリーズでコーディネート
下の深めのお皿は、ロールストランドの「カリスマ」。
放射状の青いラインがなんとも素敵。
シンプルなデザインながらに、ラインが手書きなので、
洗練された中にほっこりするぬくもりを感じます。
その左側の「フィリッパ コー」のボウルも、上からの写真だと見えませんが、
独特な模様をまとったモノトーンカラーで、
コーディネートをぐっと引き締めてくれますよ。
左側の、白に青い花柄は「オスティンディア」。
清楚かつエレガントなデザインですが、柔らかい落ち着いた青色なので、
他の食器とも合わせやすいです。
ヨーロッパの雰囲気も感じながらも、どこかオリエンタルさも感じます。
洋食だけではなく、和食や中華料理もぴったりな、
見た目とは裏腹に生活に馴染みやすそうです。
ダンスクのコベンスタイルがやさしい黄色なので、
派手そうにみえても、キッチンや食卓にとけこみやすいのが素敵です。
トマトスープの赤が映えて、グリーンも引き立ちます。
ロールストランドの柔らかい青と、トマトの赤と、色々な色があっても、
ごちゃごちゃとせずに、しっくりくる気がします。
おでんの〆もお忘れなく。
今日も寒いね。
でも、みんなで囲む食卓、そして洋風のおでんは、あったかいね。
こんな日は、部屋の明かりを少し落として、間接照明や
やさしく揺らめくキャンドルの火で食卓を囲んでみませんか。
温かいおでんと、料理を作ってくれた人、食べてくれる人のみんなのぬくもりを
近くに感じられて、思わず「あ、幸せだな」なんて言葉が出てきそう。
そうだ、おでんを食べおわったら、残ったトマトスープにパスタを入れようよ。
でも、ごはんを入れてリゾット風にするのもいいかもね。
そんな会話もごちそうになるかもしれません。
やっぱり、冬はおでんだね。
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