小学校から書道の授業が組まれるほど、日本人にとって習字は身近なものです。
毎年、お正月には書き初めをするという方もいらっしゃると思います。
書道で使用する半紙は、保管方法を間違えると紙の質を低下させてしまうので、ご自宅で保管する場合は注意が必要です。半紙の正しい保管方法をご紹介しますので、是非ご自宅でお試し下さい。
湿気から守る
紙は、木や竹などの植物からできています。植物も人間と同じように呼吸をしていますが、紙に加工された状態でも呼吸は続いています。呼吸によって水分を吸収したり吐き出したりしているため、保管する際は適切な湿度を保つことが大切です。湿度が高過ぎると、シミができたり耐久性が落ちたりしてしまうので、通気性の良い場所に保管しましょう。
また、温度も紙の品質に影響を与えるので、直射日光が当たらないようにすることも一つのポイントです。タンスや箱の中に入れる場合は、お菓子の容器などに入っている乾燥剤を一緒に入れておくと、余分な湿気を吸収してくれます。ビニールは中に湿気がこもってしまうので、新聞紙や和紙に包んで保管することをおすすめします。
虫から守る
半紙だけではなく和紙や本などの紙類は、虫に食われてしまうことがあります。
紙を食べる虫は暗くて湿気のある場所に集まってくるので、明るくて通気性の良い場所に保管したいのですが、前述したように日光の当たる場所は半紙の保管に適していません。
そこで、半紙から虫を守る方法としておすすめしたいのが、衣類用の防虫剤と一緒に保管する方法です。
防虫剤があれば、暗い場所でも虫を寄せつけません。防虫香でも虫除けになるので、防虫香がある場合は防虫香をお使い下さい。適切な環境で保管された半紙は、新品よりも質が良くなります。正しい方法で保管した上質な半紙は、是非清書用としてお使い下さい。
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