柑橘類を上手に育てる2つのコツ

その1 最初に必ず土壌改良をしましょう!
お庭や畑の土に堆肥を混ぜ込むことで、水はけ・水持ちと、肥料持ちが良くなります。

加えて、堆肥には、「水や養分を吸収する細根(吸収根)が出やすくなる」効果と、「肥料の成分を根が吸収できる状態に分解する微生物の住処を増やす」効果もあります。結果、木の生長が促進されることになります。

言い換えると、「水と肥料がよく蓄えられて」「有用微生物が栄養をたくさん作り」「根がもりもりと吸収する」

人間のように消化器官を持たない植物にとっては、根と土壌がその部分にあたります。
だからまず、この環境を作ってやることが大切なのです。

鉢植えの場合は、あらかじめブレンドされた培養土をお使いください。上記と同じ環境を作れます。
(当店は植え付け方法の説明書を苗木と同梱しておりますので、植え付け方法はそちらをご覧ください。)

毎年、堆肥や培養土を混ぜたり、株まわりに撒いてやると、ベストな土壌環境を保てます。
露地植えの場合は、木を中心に枝張りと同じ直径の円状に撒いてやりましょう。


その2 成長段階に応じて肥料を使い分けましょう。
柑橘類の木は、3年目くらいから実が成りはじめます。
1年生~2年生の若い苗木から育て始める場合は、まず木を大きく育てることを目的に肥料をあげましょう。

自らの体で果実を作り、成らせる体力が十分にある木を育てるのです。

ですので、1年生~2年生の若い苗木には、木や枝葉を作る養分を優先した化成肥料を。
木が大きくなってきた3年生からは、美味しい果実を作る養分を優先した有機肥料を与えましょう。

1年生~2年生をお買い上げの方(育てている方)には、緩効性化成肥料「福玉」、 3年生以上をお買い上げの方(育てている方)には、みかんがおいしくなる肥料がおすすめです。

アミノ酸肥料の「みかんがおいしくなる肥料」は、柑橘類専用の配合のアミノ酸肥料です。
アミノ酸肥料は、植物に吸収されやすく、生長が悪くなりやすい天候不順時でも栄養補給を続けてくれます。
1年生~2年生までの若木でも、いまいち生長が悪い場合は、こちらを使ってみるのも有効です。