奥州岩代の国会津では藩主松平正容の治世の下、
現代に続く地場産業が発達しつつありました。

この時代に弊社の創業者宮森久右衛門は、
鶴ヶ城外堀門天寧寺口東側の一角に、 屋号を「井筒屋」、
酒銘を「天正宗」として酒造業を興し、 鶴ヶ城を支えた井戸と水脈を
同じくする地下水を用いて仕込まれた酒は、近隣の武家や商家に愛され、
江戸時代後期には隣藩領地にも出荷され好評を博しておりました。

幕末、戊辰の役で蔵は戦火に遭い消失。

戦禍に打ちひしがれた人皆、悲嘆に暮れておりました時に直ちに復興し、
なによりの慰めであった酒を再び造ることがかないました。

その際、人々の心に花のように明るく春のように和やかな
気持ちを取り戻すべく、 漢詩「花開酒国春」より「花春」
と酒銘を改め現在に至っております。

先人に感謝し、その心に思いを馳せます。