独楽(こま・コマ)の通信販売店 立岩商店

 昔の記憶を呼び起こす独楽(こま・コマ)

 想い出と楽しさを子供や孫へ回しませんか?!


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コマった話(豆知識)

独楽のサイトを作ろう!

と決めたときから、その時は絶対、語呂がいいんで、「困った(コマった)話」というページをつくろうと思ってました。我ながら名案だと思ってました。

でも、いざ、ホームページを作っていると、困った話って語呂はいいけど、内容は?そんな話ある?

 

思いつきでは駄目だと認識した次第です。

そんな紆余曲折がありました(笑)が、今回は、真面目に、独楽の歴史についてお話します。ベイゴマの起源もお話いたしますよ!

はじまりいい、はじまりいいー!

 

独楽(こま・コマ)の歴史


海外の独楽の歴史

独楽の起源は、現在確認されている資料では、紀元前20〜14世紀のエジプトにさかのぼるようです。
G・W・グルードが書いた「コマ」という本に、木を削って作った古代エジプトの独楽の絵が紹介されています。

独楽は、何千年も前の時代から人びとによって作られ、遊ばれてきたのです。

 

日本の独楽の歴史

日本における独楽のする意と技の数は、世界一といわれています。
日本のこまが「独楽」という言葉ではじめて登場するのは、平安時代に書かれた「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」(931〜938年頃)とう書物です。
この本によると、独楽は日本名を「古末都玖利(こまつぐり)」といい、穴が空いているものだったと書かれています。

独楽は、すでに平安時代には中国から渡来しており、その形は、竹製の穴の空いた鳴り独楽(唐独楽)だったようです。
現在の「独楽」という名前は、「古末」から、また、青森などの「ずぐり」という独楽の呼び方は、後半の「都玖利」からつけられたといわれています。また、一説には、「高麗(こうらい)」という国が「高麗(こま)」とも呼ばれていたことから。つけられたという説もあります。

日本の各地の遺跡からは、7世紀から8世紀ごろの木製の独楽が出土しており、奈良時代以前から回されていたと考えられます。たぶん、もっと前の太古の時代から、木の実などで回して楽しんでいたに違いありません。

奈良・平安時代の独楽は、主に宮中の儀式として回されていました。専門の独楽びょう師(儀式で独楽を回して吉凶を占う人)が神事や仏事の余興として、紫のひもを使って回したといわれています。
その後、だんだんと貴族階級の大人の遊びに変わって、実際に庶民の子供たちに回されるようになったのは江戸時代の元禄年間以降になってからです。

もともと大人の遊びだった独楽回しは、江戸時代には、賭け事の道具として使われました。
「八方独楽」と呼ばれる八角面のひねり独楽は、サイコロの代わりにつかわれたり、「銭独楽」という穴あき銭を数枚重ねて作った糸引き独楽は、寿命を競って回されたようです。

九州の博多で、心棒が鉄製で背が高く、寿命のたいへん長い独楽「博多独楽」が生まれると、これを手のひらや棒の先、ひもの上などに乗せて曲芸をして見せる「曲独楽」が流行しました。
残念なことに、風紀上の問題で幕府からたびたび禁止令が出され、取り締まられたそうです。

かわって盛んになったのが、「海螺独楽(ばいごま)」です。海螺という巻貝の殻を回します。
最初は、京都や大阪を中心に「バイゴマ」と呼ばれ流行しましたが、後に東京方面でも盛んになり、なまって「ベイゴマ」になったといわれています。

天保年間(1830〜1843年)には、江戸で「鉄胴独楽」が生まれました。はじめは、ただ当てて遊んでいましたが、だんだん激しくたたきつけて相手の独楽を打ち割るのを競うようになったようです。

明治時代になると、ブリキの独楽が登場します。
また、巻き貝で作っていた「バイゴマ」も金属化され。明治40年(1907年)頃には鉄製の「かねバイゴマ」が登場しました。
東京下町では、明治10年(1877年)に、凧揚げ、羽根つき、独楽回しなどが交通妨害になるということで禁止されましたので、狭い場所でもできる「ベイゴマ」が注目されました。

昭和30年代後半から昭和40年代(1960〜1965年)にテレビが普及しはじめた頃から、子供の遊びはだんだんと変化していきました。やがて、子供たちの遊び場だった空き地や野原も少なくなり、塾などの習い事も増えて、子供同士で遊ぶ時間はどんどん減っていき、外で元気に遊ぶ子供たちの姿が見られなくなってきました。
このような時代の流れ・変化によって、子供たちの遊びは大きく影響を受け、独楽回しなどの伝承遊びは、いつの間にか世の中から忘れ去られていきました。

けれども、最近は、学校教育の中などでこの伝承遊びが見直されてはじめています。
小学校のなどで授業などで、さまざまな伝承遊びを体験しようという取り組みが行われるようになってきてます。
また、木製の独楽の生産量日本一の山形県米沢市では「全日本独楽回し大会」が開かれています。

独楽回しを通じて、子供たちがよりたくさんの人たちや仲間たちとつながり、その中でもまれるようことにより、自分に自信を持って何事にも挑戦するようになれば、こんなうれしいことはございません。

 


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