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花と一緒にお菓子を供える理由は?
大切な故人への敬意や感謝の気持ちを表す一つの方法が花のお供えですが、お彼岸の時期にはお供え花と合わせて仏壇にお菓子を供えるご家庭も多いのではないでしょうか。慣習で行っているこれらのお供えにはいったいどのような意味があるのでしょう?ここでは御供えに花とお菓子を選ぶ理由を解説します。
花と一緒にお菓子をお供えする理由
お墓や仏壇にお菓子をお供えするのは故人の例を迎えて供養する仏教の法事を発端としています。「お盆」という名前の通り、花やお菓子をお皿にお供えして先祖の霊をもてなしていたことが発端です。さて、お盆には「五供」というお供えに適した物品の決め事があり、それによると線香・お花・ろうそく・水・食べ物が挙げられています。
お菓子はもちろん最後の食べ物にあたるお供えです。もちろん食べ物という言い方の通り、お菓子でなくともよいかもしれませんが、お墓・仏壇という環境に適したお供えとして、日持ちのして嵩張りにくいお菓子が選ばれるようになったのでしょう。また、仏壇に食べ物をお供えすることで、故人と食べ物を共有し供養をするという意味合いも込められています。お参りに訪れた人たちで故人を偲び冥福を願うということです。
お供えに選ばれるお菓子
お供えに選ばれるお菓子の特徴として、日持ちのする焼き菓子が挙げられます。特に人気なのが、どら焼き、バウムクーヘン、ドーナツ等です。これらのお菓子は個包装のものが多く、仏壇やお墓にお供えする際置き場所を選ばないほか、遺族が食べる際にも人を選ばないところが人気です。焼き菓子の中でも柔らかいものは、幅広い年代が集うお供えという場に適しているというわけです。
逆に、お供えに向いていないお菓子はどのようなものがあるでしょうか。以下に説明します。
お供えに向かないお菓子○賞味期限の短いもの
お供えに選ぶお菓子は、長期間保存が可能なものが望ましいです。賞味期限が短いお菓子は、供えてからすぐに食べる必要があるため、長期間供えることが難しいです。お供えの意味を込めるためにも、賞味期限の短いお菓子は避けましょう。
○溶けやすいもの
お供えの場では、お菓子が長時間そのままの状態で供えられることがあります。溶けやすいチョコレートやアイスクリームなどのお菓子は、高温の環境下では形や味が変わってしまう可能性があります。そのため、溶けやすいお菓子はお供えに選ばない方が良いでしょう。
○強い香りのするもの
お供えの場では、香りの強いお菓子は控えるべきです。特に香りが強すぎるものは、香りがお供えの場全体に充満し、他の供物やお花の香りを上書きしてしまう可能性があります。お菓子の香りは控えめなものを選び、故人への思いを大切にするためにも、強い香りのするものは避けましょう。
○食べにくい形状のもの
お供えのお菓子は、参列者が食べることも考慮して選ぶことがあります。食べにくい形状や大きすぎるものは、供えられた後に分ける際や食べる際に不便を生じる可能性があります。お菓子の形状やサイズは、食べやすいものを選ぶようにしましょう。
以上が、お供え花と一緒に用意されることの多いお菓子の解説となります。また、上記以外の品であっても、遺族・故人の好みなどを考慮して気持ちのこもったお供えを用意することが敬意や感謝の気持ちを示すことに繋がります。