検品基準について

実用品であるヘアアクセサリー。ストーンにスワロフスキーなどを用いることで、
輝き・華やかさ・意匠上のデザインなど最大限まで向上させることができます。
同時に、「実用品」と「細工品」の側面が互いに 顔を出し、障害が生まれることがあります。
弊店は、これらの側面を両立させるために日々、努力しております。
一定の検品基準を示すことによって、お客様の商品へのご理解も多少賜りたいと存じます。
お買い物の前、お届けの後に必ずご覧下さいませ。
アフターサービスについてはコチラ



(↓弊社代表・商品管理・検品・受注・WEB・配送・CS・工場、各責任者による定例会議。)

■検品グループ研修を定期的に実施し、
新商品・出荷の多い商品・生産時期によって出る仕上がりのばらつきが出やすい商品・お客様のご不満が出た商品など、

商品ごとの特徴をふまえて検品チェックポイントを説明、個人の検品レベルのばらつきを排除。

情報共有・全体の検品レベル向上へ。



弊店では独自の検品基準を設け、製造過程でのサンプリング・入荷段階・配送前段階において、各検品項目に従い、検品を実施しております。

【弊店の検品基準】
(個人の検品レベルのばらつきを排除し商品ごとの特徴をふまえて検品を実施しております。)

◆視覚的…20cm程度離したところから目視にて各項目に沿って検品を行う。

◆構造的…溶接箇所の目視での確認、使用用途に沿った形での確認(クリップ等の挟み強度や、各種留め具など)

【弊店の検品基準】
◆入荷段階、および、配送前段階

(製造段階での工場指導についての項目は、現在準備中です)


【検品範囲内とするもの】

◆ストーン使用製品において、視覚的に見えない箇所のストーンのズレ・浮き
(構造的な問題のあるものを除く)

◆アクセサリー使用上において、問題のない台座部分の歪みなど
(コームの櫛の歪み・マグネットピンの留めピンの歪み・クリップのかみ合わせの微小な不一致等)


【検品範囲外とし、除外するもの】

◆構造的に明らかにストーンが欠落している・傷がある場合。構造上、問題を起こす可能性のある、ストーンの浮きやズレ
(下記検品項目に準ずる)

◆溶接のはずれ・クリップなどの挟み部分のバネの強度・コーティング不備(ハゲやバリなど)がある場合。
(下記検品項目に準ずる)


【検品項目】

下記項目を20センチ離して目視で確認。

1.ストーンのずれ

モチーフ部分から鉛直角度において明らかにずれが確認できる場合。

ストーンのずれ幅は、ストーン形状、モチーフ、または、その大きさによって異なるため、0.5mm〜2mm程度を基準としております。

意匠的に台座よりストーンが大きいデザインの場合、そのモチーフの対象となる周囲の石と比べ 著しく、方向・角度が異なるかどうか。

上記検品項目を満足したとしても、モチーフの鉛直方向から見て、構造上問題があると判断した場合は検品時に除外しております。

ストーンの接着に関して除外する例検品範囲内とする例
マグネットピンのストーンで除外する例検品範囲内とする例

2.ストーンの浮き

ストーン接着部側面、及び、正面より確認し、明らかに浮きを確認できる場合は検品時に除外しております。
※台座よりストーンが大きいなど、浮いているように見える(デザイン性を考慮し意匠上意図的に浮かしている)ものは除く。

対象となるストーンがある場合は、収隣接するストーンと著しく方向性・角度などが異なる場合は検品時に除外しております。

対象となるストーンがない場合は、側面より確認し、収まるべきストーンの台座と比較し、その角度が10度以内は検品範囲内となります。

ストーンの接着に関して除外する例検品範囲内とする例
マグネットピンのストーンで除外する例検品範囲内とする例

3.ストーンの欠落

ストーンが接着されていない・接着剤が完全に乾いていない物に関しては検品時に除外しております。

4.ストーンの接着部

ストーンと台座の接着部より著しく接着剤がはみ出しており、かつ、意匠的に問題がある場合は除外しております。

但し、そのはみ出している接着剤が結果的にストーンの一面接着部分の補強が確認できた場合は検品範囲内となります。

5ストーンの表面的傷

ストーン製造過程により生じる微小なキズは、弊店の検品基準である20センチ程度離して目視で確認の際にバランス的に気にならない程度であれば検品範囲内となります。

明らかに見てとれる大きなキズについては検品時に除外しております。

6.ストーンの内部的な傷及び不純物

製造過程によりストーン内部に生じる微小なキズ及び不純物は、明らかに見てとれる場合は検品時に除外。

弊店の検品基準である20センチ程度離して目視で確認の際に気にならない程度であれば検品範囲内となります。

7.台座部分の歪み

コームやマグネットピンの留めピンについては、髪の毛をすくい取るという目的のため、ある程度の柔軟性を持たせております。

コームの櫛の不揃いや、マグネットピン等の留めピンの歪みについては検品範囲内となります。

櫛やピンが途中で著しく折れ曲がっている場合は検品時に除外しております。

マグネットピンの台座に関してコームの櫛について

8.台座部分の溶接

各商品の溶接の強度を目視、及び、負荷テストにより確認する。強度が不十分だと判断した商品に関しては検品時に除外しております。

9.商品のコーティング

台座の剥げ・削れなどがあった場合はその部分からさびが生じるおそれがあるため、検品時に除外しております。(表面上の微小なキズを除く)

台座部分にバリがあり、髪の毛を傷める原因となると判断した場合は検品段階で除外しております。

但し、特殊コーティングなどによる色ムラなどについては、検品範囲内となります。(アンティークシルバーやブラックシルバーなどの商品)

台座の加工についてペイント除外例ペイント検品範囲内の例

10.ストーンの接着部

台座とストーンの接着面積が1/2を下回っている場合、使用時に支障をきたす可能性があることから、検品時に除外しております。

11.その他

各々のモチーフやストーンの大きさ・形状などにより、弊店が特筆すべき点であると判断した場合は各商品ページに記載します。

べっこう系の商品についてチャーム付きの商品について


商品のお届けには万全を期しておりますが、万が一、弊店の検品基準を逸脱する商品を配送してしまった場合、ストーンの不備などに関しては7日以内・台座の不具合に関しては14日以内にご連絡いただきましたら、無償にて交換いたします。
(未使用の物に限ります)アフターサービスについてはこちら

お客様の方で判断が難しい場合は以下もご参考下さい。また、メールや口頭では弊店でも判断いたしかねる場合、一旦、弊店に返送をお願いし、改めて検品しなおす場合もございます。


ストーンの接着に関して

Q「ストーンが台座より大きくはみだしてるんですが…」

この商品の場合、ストーンの輝きをできる限り活かすため視覚範囲に台座部分が見えないように設計されております。この場合は不具合となりません。

特に写真のワルツコームは台座部分より、ストーンの方が大きく、それによりモチーフがダイナミックに見えるよう設計されております。


ストーンの接着・検品段階で除外する例

左の写真のような、正面20センチ離したところから、ストーンの横ズレにより裏の台座が明らかに見える場合、検品段階で除外させていただいております。

左写真は、正面からは意匠的支障がない商品ですが、台座とストーン接着部の面積が1/2を下回っているため、検品段階で除外させていただいております。


ストーンの接着・検品範囲内とさせて頂く例

Q「ストーンが上下の写真のようにずれている(浮いている)のですが、不具合ですか?」

上の写真の場合、ストーンの縦ズレによって裏の台座が見えるようになっていますが、接写によるものですので、20センチ離して見た場合、他のストーンとのデザイン的なバランスを考慮すると、これは検品範囲内となります。

左の写真のようにストーンが台座より浮いているように見える場合も、この場合は、ストーンと台座の接着面積が1/2を上回っているため、検品範囲内とさせて頂いております。

正面から見た場合

マグネットピンストーン・検品段階で除外させて頂く例


視覚的距離は20cm程度とし、該当ストーンと隣接されたストーンと比べ、著しく、角度によるズレ、浮きなどを確認できる場合は検品段階で除外させていただいております。


マグネットピンストーン・検品範囲内とさせて頂く例

(下記の場合は不具合となりません)

Q「マグネットピンのストーンが少しずれているのですが…」

左記画像のように側面から接写で見た場合は若干の浮きが確認できますが、弊店の検品基準である20センチの距離をおいて正面より目視で確認した場合、マグネットピンのストーンの直径自体が2〜4ミリと小さいものであるため、デザイン的なバランスを考慮するとこれは検品範囲内となります。


コームの櫛に関して

(下記の場合は不具合となりません)


Q「コームの櫛が揃ってないんですが、使用済みのものですか?」

弊店よりお送りする商品は全て未使用の物です。

通常、左上の画像のようにコームの櫛は整列させてお送りいたしておりますが、多少不揃いになっている場合もございますが、検品範囲内となります(右上画像は極端な例です)

コームは固くねじり上げた髪に挿すものである以上、硬度を高めすぎると逆に破損につながるため、 あえて櫛部分のみ硬度を高めすぎずに製造しております。通常お使いになる範囲内で折れることは、まずございませんので、多少櫛が前後した場合はお手数ですが手で軽く直して頂けましたら幸いです。


バレッタの台座について

左画像のようにバレッタの台座の直接髪に触れる部分に著しくざらつき(台座のコーティングの剥げなど)がある場合は検品時に除外しております。

但し、指でなぞった際にひっかかりを感じない程度であれば検品範囲内とさせて頂いております。(微小のキズや汚れなど)


バレッタの留め具部分について

Q.「バレッタの留め具部分がゆるい(硬い)んですが…」

バレッタの留め具が硬い・ゆるいと感じる場合は、左の写真の矢印の部分を内側に狭めていただくか、外側に広げて頂く事で、調整が可能です。

ゆるいと感じた場合は外側に広げて下さい。

硬いと感じた場合は内側に狭めて下さい。


マグネットピンの台座に関して

(下記の場合は不具合となりません)


Q「マグネット部分がしっかり合わさっていないのですが、ホールド力は落ちないのでしょうか?」

モチーフのデザイン・大きさによっては、画像のように留めピンの山型部分が台座のマグネットにかかる場合がございます。
弊店のマグネットピンのマグネットは非常に強力なものを使用しており、ヘアアクセサリー使用上において、特に挟み強度の低下が全く考えられない事から、良品と判定しています。


Q「マグネットピンの留めピンが歪んでいるのですが…」

台座下部と留めピンの隙間には若干のばらつきがございます。

この部分に関しては柔軟性を持たせており、お客様の髪の量や髪質は異なるため、お好みにより、調整できるようにしております。(左記画像は極端な2例を示したものです)

この場合も検品範囲内となります。


ペイント・検品段階で除外させて頂く例

モチーフ自体にペイント加工がされている商品がございますが、写真のような明らかに別の色が混在する場合は、検品段階で除外させていただいております。


ペイント・検品範囲内とさせて頂く例

(下記の場合は不具合とはなりません)



Q「ペイントがきっちり塗られていないんですが…」

ペイントはデザインのニュアンスを出すため、必ずしもきっちり塗っておりません。

また、ペイントは職人の手により一つ一つ手作業で加工されていることから、微小な気泡、塗りむらなどが生じる場合がございます。

この場合は、検品範囲内とさせて頂きます。


台座の加工について



Q「商品の台座部分に黒ずみのようなものがあるんですが」

これは、風合いを出すために意図的にアンティーク加工を施しているためです。メッキの剥げなどではございません

アンティーク加工をする際、必要部分のみ(モチーフ部分)のみ行うのではなく、 製造上、商品全体に施します。

加工媒体の表面に細かな凹凸(細工)がある場合、 自然に馴染むような仕上がりとなりますが、表面事態が平らな場合、写真のような斑もしくは 模様のように現れることがあります。

著しく汚れているようにみえる場合を除き、現状のままお送りしております。

お客様のお好みにより、商品到着後、除光液などで除去可能です。


べっこう系の商品について


Q「べっこう系の商品の裏の白い粉のような物はなんですか?」「細かなキズがあるのですが・・」

ベッコウ系商品の模様は裏面を彫り、そこからさらに模様の濃淡を表現するため、白いパウダーを埋め込んでから固めて完成させております。さらなるコーティングを施しておりませので時折白い粉のような物が出る事がありますが、人体に有害な物ではなく、ご使用に差し支えはございませんので、ご安心くだだいますようお願いいたします。

また、ベッコウ系商品はプラスチック製であるため、製造過程で、若干の細かなキズが入ることがあります。弊店は必ず未使用のものをお送りしておりますので、製造過程での細かなキズにつきましては検品の範囲内とさせていただいております。


チャーム付き商品について

Q「チャームが曲がっているorねじれているんですが…」

輸送途中でねじれてしまった可能性がございます。
丸環の向きを調整して頂くことによって修正できます。

但し、過度な力を加えた場合、破損の恐れがございますので、ご注意下さいませ。

チャーム製品には髪にからまりにくいスネークチェーンを利用しているため、左写真の右の製品のように、チャームが多少角ばって曲がってしまう事がございますが、ご使用に差し支えない程度ですので、検品範囲内とさせて頂きます。


クリップについて

Q「クリップのかみ合わせが悪くなった気がするんですが…」

バンスやダッカールクリップはホールド力が強いため、着脱を繰り返す内に、かみ合わせが多少ずれる事がございます。

この場合、左の写真のように、矢印のようにかみ合わせを戻すよう、修正してください。

特にホールド力が弱まる事はございません。

(自然による、バネの金属劣化は除きます)