stringを購入する前に(取付け前の準備)
stringは、壁に直接ビスを打ち付ける壁掛け収納です。
壁の素材、下地によっては取り付けが難しい場合もございますので、あらかじめご確認下さい。
一般的な下地の種類と取り付け難易度
ベニヤ板 | ◎ | 特に気をつかう事なく、そのまま取り付けて頂けます。取り付け易さ、取り付け後の強度共にもっともお勧めできる壁で、十分な強度を得ることが出来ます。 |
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石膏ボード | ○ | 日本の住宅で一番多い仕上げがこの石膏ボードです。石膏ボード自体はもろいですが、アンカーを噛ませた上で取り付けを行う事で比較的強度を得ることができます。 厚みは9.5mm、12.5mmが一般的です。木、スチールの下地にビスで打ち付けて仕上げるので、取り付け時に、下地やビスと干渉しないか確認をする必要があります。 |
コンクリート コンクリートブロック |
△ | あらかじめビスを取り付ける位置をしっかりと決め、コンクリート専用の振動ドリルで穴を開け、取り付けます。工務店など施工をしてくれる業者に依頼して頂く必要があるかもしれません。 |
砂壁・土壁 | × | 強度が得られず、壁が破損する恐れがあるのでおすすめ出来ません。専門知識のある方へご相談の上お求め下さい。 |
string shelf(ストリング シェルフ)の取り付け方法
stringをより気軽に取り付けて頂けるよう、greenicheのスタッフが実際に取り付けを行った際の方法をご紹介します。
壁の仕上げは、地域・環境により若干違う場合がございますので、全ての石膏ボード壁への取り付けを保証するものではありません。また、布などの特殊なクロスが貼られている場合には、こちらの方法は使えませんので、工務店などにご相談下さい。
STEP1. 位置を決め、アンカーを取り付けます。
- まず、ガイドをセットし、左右の平行を出します。
そして、カッターナイフを使い、壁紙に、六角形の切れ込みを入れます。
内側の一辺のみ切り離さないようにしておくのがポイント!
- ビニールクロスの表面のビニール部分をゆ〜っくりめくります。たいていの場合はスルッと剥がせます。 剥がした跡がボソボソになってしまった場合は、壁側の紙を綺麗に取り除いておきます。
- 切り欠いた六角形の対角に、定規で線を2本引きます。かならず対角線上を結んで下さい。
- こんな感じで、六角形の中心で、ラインがクロスすればOKです。交わった部分に下穴を開け、アンカーを打ち込む事になります。
- 続いて、線の交わったところに、プラスドライバーを使って、ビスをねじ込みます。
これには2つのとても重要な意味があります。
POINT 1 取り付ける場所の壁の裏に、障害物が無いかを探るため。 希に、木の下地があったり、ビスが隠れていたりするケースがあります。 木の下地がある場合はアンカーを使わずに、そのままビスを取り付けれます。また、下地が悪い場合は、場所を変えて取り付けましょう。
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POINT 2 石膏ボードは柔らかいので、いきなり石膏ボードアンカーを入れるとボロッ…と損壊する恐れがあります。 まず、ビスを使って一度小さな穴を開けておく事で安心して取り付ける事ができるんです。
ねじを一番奥までねじ込んだら、一度ビスを抜きます。そして、その穴をガイドに、石膏ボードアンカーをぐりぐり〜っとねじ込みます。中心がずれるとうまく取り付けが出来ない場合もあるので慎重に。
- 石膏ボードアンカーを埋め込んだ状態です。 このとき、六角形に切り取ったビニールクロスの両端を折り畳んで、図のような長方形にしておきます。
STEP2. サイドフレームの取り付け。
- 石膏ボードアンカーの穴に、ストリングのビスをねじ込んで、フレームを固定します。
- ちゃーん!どうですか??良い感じですよねっ??
- ぐぐ〜っと寄ってみましたが、なかなか良い感じです。 めくって、サイドフレーム裏で畳んであるビニールクロスもほとんど目立ちません。
STEP3. あとは棚板を乗せて完成です。
- 棚板の裏に、ダボ穴が開いているので、そこに金物を取り付けます。
- はしご状のフレームに、棚板を引っかければ、完成! 5cm間隔で高さ調整出来るので、収納するものによって自由に位置が変えられるのが嬉しいですよね! 季節の模様替えが楽しくなっちゃいます!
string(ストリング)取り外し後の壁補修について
上記の方法で施工したstring(ストリング)を取り付け位置の変更や、退居時の取り外しの際に目立たなくする方法です。
※目立たなくなる事を保証するものではありません。あくまでも自己責任での施工をお願いします。
- まず、パネルを取り付けていたビスをドライバーで外し、続いて石膏ボードアンカーを(壁を破損しないよう)ゆっくりと取り外します。
- 壁にはポッカリ大きな穴が開いた状態です。果たして目立たなくなるのでしょうか?
- 壁の穴部分に下地をつくるために、ティッシュペーパーを詰めます。少なすぎても多すぎても穴の跡が目立ってしまうので、壁面より僅かに奥にへこんでいるくらいがベストです。 高い密度で、ぎっしりと詰まるようにしてください。
- しばらく放置し、ティッシュが膨らんで来ないのを確認します。
- 取り付け時に小さく折りたたんだ壁紙を元に戻し、ティッシュで作成した下地の上にやさしく貼り付けます。 これで、ほぼ元通りになりました。
- 木工用ボンドをティッシュに塗ります。
- 1mほど離れてみるとこの通りです。思ったほど気にならないのでは無いでしょうか?