フレーム・リフォーム &
基本点検 &
アート・クリニック
気に入って飾っていた作品の額が傷んでしまったり、インテリアを替えたらお部屋の雰囲気に馴染まなくなってしまったりで、せっかくの作品を堪能出来ていないということはありませんか?
また、今は大丈夫だけれど、UVカットアクリルではないので、将来が心配とか、時間の経過とともに作品にうねりがでてきているなど、絵画作品の保存や修復、フレームのことなどは何でもご相談下さい。
お気に入りの作品を出来るかぎり長く楽しんで頂けるように、経験と知識そしてネットワークを駆使して、最大限の努力をし、お客様に満足して頂けることを大切に考えたいと思っています。
グレースアートコムはお客様の大切な美術作品を長くお楽しみいただく為に全力を尽します。
美術作品にとってオリジナル性を保つことは作者のコンセプトを維持する為に一番大切なポイントです。それゆえ、第三者が作品に手を入れることは出来る限り避けなければなりません。それは修復作業も同じ事でしょう。まずは保存環境を整え、作品が劣化することをできるだけ抑えることが大切です。しかし、長い年月の経過により顔料が落ちてきたり、事故で破れたりした場合には、最小限度の修復処置を施さなければ作品として存在が難しくなってしまいます。グレイスアートコムではお客様の大切な作品をできるだけオリジナルに近い状態で保存して頂く為に保存処置から修復作業の斡旋そして、保存環境のアドバイスといった業務を通じて、お客様の大切な美術作品を守ってゆくことに貢献いたします。
保存→点検&修復→保存
保存処置
-紙作品の場合-
紙作品は保存に適さない処理をされてきたものが多く、気づかない間に被害が及んでいます。代表的なものは
・木材ベニヤによる被害
グレイスアートコムではベニヤと作品の間に中性紙を入れ、ベニヤからの酸の移行を防いでいます。
・酸性のマットからの被害
グレイスアートコムではアルファマットアートケアを使用し、酸性のマットは使用しておりません。(詳しくはこちら)
(立体マットにつきましては現在、厳密な中性のものはございませんので、酸性の接着剤を多少使用したものになっております。
ただし、作品に直接接触する裏側には中性紙を装着しております。心配な場合には平面マット(アルファマットアートケア)をお申し付け下さい。)
・酸性テープからの被害
グレイスアートコムでは酸性ではないフレーマーズテープを使用して作品をとめております。(詳しくはこちら)
グレイスアートコムでは紙作品の状態や展示計画に基づき、様々な保存処置をご提案及び処理作業を承っております。
コンサベーションフレーミング処理(保存額装処理)
マットやフレームは常に作品と接触しているため、その保存への影響は非常に大きく、きめ細かい配慮が必要です。また、展示と保存は本来相反するものですが、できるだけ作品に負担がかからない方法で展示が可能なようにフレーミング処理を行います。
紫外線対策
紫外線は絵の具を褪色させ、紙自身も劣化させます。低反射・低帯電性のUVカットアクリルを装着し、紫外線からの影響を抑えます。
グレイスアートコムで販売する作品、フレームにつきましてはUVカットアクリルは標準装備されています。
ただ、現在販売されているUVカットアクリルは100%紫外線をカットできるものではありません(メーカー公表では70%程度)ので出来るだけ日のあたらないような場所に飾ることをお勧めします。また、紫外線をカットする緩衝剤は、紫外線の衝撃波によりだんだんと消滅していきますので、アクリルが黄色っぽくなってきた場合、またはおおよそ10年くらいを目処に交換されることをお勧めします。
酸性ガス対策
酸性ガスは大気汚染や、酸性マットボード、及びフレームの裏板に使用されているベニヤ等から多く発生されています。中性マットボードやポリプロピレンコルゲートボード、ガス吸着シート等の保存に適した部材を使用することにより、フレーム内への酸性ガスの影響を最小限度にいたします。
木材フレームからは酸性のガスが発生されている恐れがありますので、フレームの内側に中性紙とアルミが張り合わされた特殊テープを用いますと、ガスを遮断します。
グレイスアートコム標準装備:中性マットボード・裏板と作品の間に中性合紙
オプションで装着可能:ベニヤの代用としてポリプロピレンコルゲートボード・あるいはベニヤの酸性を中性化するためのアルカリ性のバリアペーパー・フレームの内側に貼る特殊テープ
急激な湿度変化からの防御 調湿処理
急激な湿度変化は作品を短時間に伸縮させ、劣化を促進します。フレーム内部に調湿材を挿入することにより相対湿度を一定に保ち、急激な湿度変化から作品を保護します。
オプションで装着可能:調湿紙
ブックマット処理
ブックマットは作品の取扱いを容易にし、折れ曲がりや酸性化、酸化から作品を保護します。また、複数の様々なサイズの作品を外側の同じ大きさのブックマットに統一することで、整理とフレーミングの効率向上にも貢献します。
オプションで装着可能:ブックマット処理
エンキャプシュレーション
エンキャプシュレーションとは、作品を不活性のフィルムにはさんで取扱いをしやすくする方法で、特に欧米の資料館、図書館で普及している方法です。日本では湿度の影響によるフィルムへの転写に気をつけなければなりませんが、一保存方法として有効です。
中性保存箱への挿入
中性の段ボールからつくられた中性保存箱に作品を入れることは、酸性ガスからの影響と急激な温度変化、紫外線からの影響を緩和し、さらには作品の整理と保存性を兼ね備えている有力な保存方法です。当社では作品の形態や種類に合わせて様々な中性保存箱をご提供出来ます。詳しくはお問い合わせ下さい。
基本点検
上に述べた以外でも、経過年数により、フレーミング部材の劣化が必然的に進んできます。紙が古くなってくると作品自身からも酢酸が発生します。作品をpH7〜7.5くらいの中性に保ち、長期保存するためには、定期的な点検をお勧めします。
基本点検(5〜10年毎) |
裏板・中性紙・UVカットアクリル・紐、金具(交換) |
必要に応じて |
マットボード交換、クリーニング、修復 |
グレイスアートコムまたはグレイス店鋪(弊社開催の展示会含む)で |
その他の作品 |
¥10,000- |
¥20,000- |
オプション項目 |
調湿紙 |
バリアペーパー |
特殊テープ |
ポリプロピレン |
ブックマット処理 |
うねり直し(無酸フォームボードへの貼込み) |
追加料金(税別) |
¥2,000- |
¥1,000- |
¥500- |
¥2,500- |
¥2,500- |
¥7,000- |
特にお勧めの項目 |
◎ |
フレーム内寸(縦+横:単位センチ) |
40 |
50 |
60 |
70 |
80 |
90 |
100 |
110 |
120 |
130 |
特選フレーム工房:A |
¥8,100- |
¥8,650- |
¥10,500- |
¥11,550- |
¥13,100- |
¥14,500- |
¥15,700- |
¥17,250- |
¥18,500- |
¥20,100- |
特選フレーム工房:B |
¥10,750- |
¥11,750- |
¥13,200- |
¥14,550- |
¥16,550- |
¥18,150- |
¥19,750- |
¥21,650- |
¥23,700- |
¥25,700- |
特選フレーム工房:C |
¥14,900- |
¥16,850- |
¥19,300- |
¥21,800- |
¥24,650- |
¥27,250- |
¥30,200- |
¥32,850- |
¥35,600- |
¥38,600- |
フレーム内寸(縦+横:単位センチ) |
140 |
150 |
160 |
170 |
180 |
190 |
200 |
220 |
240 |
260 |
特選フレーム工房:A |
¥21,550- |
¥23,450- |
¥25,150- |
¥27,150- |
¥28,750- |
¥31,800- |
¥33,950- |
¥38,750- |
¥43,900- |
¥48,600- |
特選フレーム工房:B |
¥27,800- |
¥29,600- |
¥31,850- |
¥34,150- |
¥36,500- |
¥39,250- |
¥42,200- |
¥48,250- |
¥53,750- |
¥59,400- |
特選フレーム工房:C |
¥41,350- |
¥44,700- |
¥47,800- |
¥51,150- |
¥54,650- |
¥58,250- |
¥62,650- |
¥70,550- |
¥79,000- |
¥86,900- |
オプション項目 |
調湿紙 |
バリアペーパー |
特殊テープ |
ポリプロピレン |
ブックマット処理 |
うねり直し(無酸フォームボードへの貼込み) |
追加料金(税別) |
¥2,000- |
¥1,000- |
¥500- |
¥2,500- |
¥2,500- |
¥7,000- |
特にお勧めの項目 |
◎ |