五島手延うどん協同組合




「五島うどん」ができるまで

千年以上の時を経て現代に生きる奇跡の物語

五島手延うどんづくりに日本人の心を見る

五島手延うどん天日干し晩秋から春先にかけて、五島に北西の風が吹きます。その風は山を越え、冷たく乾いた風となって島の東側へ吹き下ろします。この五島特有の風が、麺の乾燥に欠かせないのです。 親から子へ、子から孫へと代々、受け継がれてきた、うどん造り。それは、その日の天気や風向きを読むことから始まりました。 うどん造りは、いくつもの工程に分かれている作業を、家族や社員が力を合わせて行っていきます。五島手延うどんの美味しさの秘訣は、生産者が麺づくりに、わが子を育てるように、無限の愛情を注ぐことにあります。 現在では工程の一部は機械化していますが、棒状の生地を2本の箸にかけて、手で引き伸ばして束ねる作業を繰り返しながら熟成させていく製法は、麺匠の経験と長年の勘が大きく物を言います。「幻のうどん」と呼ばれてきた理由は、丹精込めた作業と限られた生産量にあります。

島人が手間隙と真心をこめて丹念に作り上げるのが「五島手延うどん」です

 

  ※現在、上記工程の中で一部、機械化している作業があります。