「梳毛」と「紡毛」どうちがうの?

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毛糸の作り方には大きく分けて「梳毛紡績 (梳毛糸)・紡毛紡績(紡毛糸)」の2種類あります。
紡績(糸を紡ぐ)までの工程が異なり、それぞれの糸の特徴も異なってきます。

「梳毛」と「紡毛」どうちがうの?

梳毛そもうとは?
細くて毛羽の少ない毛糸は梳毛です。刈った羊毛に洗いをかけ短い羊毛を取り除き、毛足の長い羊毛に撚りをかけ(梳毛紡績)糸を紡ぎ毛糸に仕上げます。長毛だけを使って仕上げているので、出来上がった糸は繊度(糸の太さ)が均一でスラリとした糸の表面で、滑らかで光沢があり強度のある糸ができます。毛羽が少なく、細く滑らかでクールな印象で綺麗な表情が特徴です。

紡毛ぼうもうとは?
太くて表面が手紡ぎ調(素朴な風合い)の毛糸が紡毛です。紡毛は粗雑で短い羊毛の毛を(紡毛紡績)糸を紡ぎ毛糸に仕上げます。リングやミュール精紡機で撚りをかけ毛糸に仕上げます。出来た糸の太さは均一でなく縮絨性(しゅくじゅうせい)が高いのでふっくらしています。梳毛に比べて太くて撚りは少し甘いです。外観は粗雑に見えますが、柔らかく起毛しやすく保温性に富んでいます。撚りは甘いのでふんわりとして、ナチュラルで素朴な表情が特徴です。

紡毛になるまでってどんな工程があるの?















紡毛糸の場合、製造工程中まれに針金のようなものが入る可能性がある為、弊社にて販売している 紡毛糸商品は全て検針機を使って検査をしております。 検針機とは=金属や鉄製の針などの有無を検査する器機。