きっとあなたも、副腎疲労

(現在、内容を水面下で加筆中です。2022-01-21)

ストレスだらけの毎日で、なんだか最近体調が悪い…

朝は起きるの辛いし、やる気も全く起きない…どうしたらいいんだ…。というあなたはもしかしたら副腎が相当疲れているかもしれません…

 

副腎(ふくじん)はあなたをストレスから守る盾

副腎って聞いたことありますか?

 

副腎というのは「腎臓のうえにある小さな臓器」で、脳がストレスを感じると副腎はストレスと戦う「抗ストレスホルモン」を出してくれます。ありがたいですね。

 

その他にも体内の分泌物の濃度を調整したり、あらゆる炎症を抑えたりと快適な毎日に欠かせない臓器です。
しかし、ストレス社会でこの副腎が慢性的に疲れ、原因不明の不調から抜け出せない「副腎疲労症候群」の方が非常に増えています。

 

副腎疲労症候群はストレスに弱い状態

副腎疲労症候群とは、副腎にストレスがかかりすぎてしまった結果、副腎から抗ストレスホルモン(コルチゾール)が不足し、ストレスに弱くなったり過敏になったりしてしまう症状で、カラダやココロにさまざまな悪影響をもたらします。  

 

副腎のストレス度を19の質問でチェックしてみましょう

あなたは副腎にストレスを抱えていませんか?

19個中5個以上で要注意、10個以上で副腎疲労の可能性が高くなります。

 

1.朝起きられない、起きるのが辛い

いらいらしたりケンカした次の日などは特に症状が感じやすいことも

 

2.疲労感がとれない

ぐっすり眠っても疲労感がとれないことはありませんか?

 

3.塩辛いものが欲しくなる

しょっぱいものが大好き。塩分の多いお菓子がやめられない。

 

4.倦怠感がすごい

以前は楽しかったことも全てめんどくさい。だるい。

 

5.日常的なことで疲れてしまう

以前であれば簡単に出来ていたのに…昔よりも日常に疲れる

 

6.性欲の低下

どんな素敵な人と夜をともにしても、そんな気にはならない。

 

7.ストレスに対処できない

ちいさなことでもイライラする。しょうがないことで人に当たってしまう。

 

8.病気や怪我、心の傷などが回復するのが昔より時間がかかる

体調不良や悲しみが癒えるまでの時間がむかしより長い。

 

9.あたまがクラクラする

立ち上がる時にあたまがクラクラしたり、貧血のような状態になる。

 

10.軽い抑うつ

人生が無意味だと感じたり、抑うつ気味だ。

 

11.人生のすべてが虚しい

人生のすべてが無味無臭で楽しいことがない。

 

12.PMSが悪化している

PMSが以前とくらべて悪化している気がする。

 

13.カフェインや甘いものがないと何も出来ない

コーヒーやコーラ、チョコレートなどがないと頑張れない。

 

14.思考が定まらず、ぼーっとする

次の行動がわかっているのに、思考が停止する。忘れる。

 

15.記憶があやふやになる

一食前が思い出せない。人の名前を昔より忘れがち。

 

16.午前10時頃まで目が覚めない

朝は目が覚めない、お昼前頃から本気がでる。

 

17.午後2時から4時くらいはぼーっとしている

午後2時から4時のあいだはだいたい眠い。あたまが働かない。

 

18.夜になるとやたらと元気になる

昼間の自分はなんだったの?と思うくらい、夕食後は元気いっぱい!

 

19.仕事がはかどらない

仕事に集中できない、長時間続けられない。

 

いかがでしたか?

 

あなたをイラつかせ眠くし、うつにする

ストレスによって抗ストレスホルモンが分泌され続けると、貯蔵量の決まっている抗ストレスホルモンは枯渇してしまい、副腎疲労となり、ストレスを感じても緩和することが出来なくなります。

実はこの副腎疲労により影響を受けるのは抗ストレスホルモンだけでなく、カラダのさまざま機能に影響を与え、PMSや低血糖などの症状を悪化させます。

 

#1.副腎疲労はPMSや更年期も重くする

副腎疲労はPMSや更年期も重くします。

抗ストレスホルモンは善玉コレステロールを原料にして作られるのですが、PMSの期間は卵巣が善玉コレステロールをたくさん使用します。

なのでこの時期に副腎疲労の状態になると、副腎は抗ストレスホルモンを分泌できず、無理矢理ほかの物質を変化させて抗ストレスホルモンを作ります。

この原料がなんと黄体ホルモン(プロゲステロン)なのです!  

 

「がんばれ!副腎さん」

卵巣さん「排卵終わったから善玉コレステロールもらいま〜す」

☆脳さん「どうぞ〜。あっそうだ、ちょっとストレス受けてるから副腎さんよろしく!」

副腎さん「あ…こないだ一杯出したので…いまちょっと切れてて…」

☆脳さん「はぁ?じゃあ作ってよ!早く!イライラしてんの!」

副腎さん「は、はい!(材料ないや…でも無理って言ったら怒られる)」

副腎さん「…どうしよう…クビになる…」

黄体ホルモンさん「るるる〜ん♪る〜るる♪」

副腎さん「………!!」  

副腎さん「出来ましたよ〜!材料間に合わせですけど!」

☆脳さん「お!ありがとう!どうやって作ったの?」

副腎さん「いや、ちょっと…あはははっ!」

子宮さん「ねぇ!ちょっと黄体ホルモンないんですけど!?」

☆脳さん「え?ちゃんと出させたよ?どうなってんの?え?」

子宮さん「バランス取れないじゃないですか!PMSになっちゃう!

☆脳さん「違う!違う!どういうこと?これじゃあストレスだわ!」

副腎さん「……」

おわり

 

#2.副腎疲労はあなたを眠くする(低血糖)

副腎には体内の濃度を調整する機能があると説明しましたが、その濃度調整のひとつに、インスリンという物質で行う「血糖値の調整」があります。

通常、副腎は上がった血糖値に対してはインスリンで下げ、下がった血糖値の数値は戻すという働きをしています。

しかし!副腎疲労の状態ではインスリンの血糖値低下効果は弱まってしまい、また下がった血糖値の調整力も非常に弱くなってしまいます。

 

その結果、食後の血糖値は急激にあがり、効き目の悪くなったインスリンは大量に分泌することで、こんどは血糖値が急激に下がってしまいます。

これはいわゆる「低血糖」の状態ですので、血糖値を上げるために甘いものが突然食べたくなったり、脳の栄養となる糖分が少ない状態なので、脳を休めるために眠くなるんですね。

身に覚えがあるかたも多いのでは?

また、血糖値が高い状態でも、血糖値の調整のために肝臓が水分を出し、尿中に糖分を放出するため、結果的に脳の糖分が低下して眠くなります。

副腎疲労は低血糖特有の症状を重くする恐ろしいやつなんです。

 

#3.副腎疲労はあなたを抑うつ状態にする

副腎疲労が低血糖を作り出す説明をしましたが、実は血糖値のコントロール出来ない低血糖では、脳やホルモンのバランスが崩れやすいため、イライラや不安・震え・脱力感などの抑うつ症状が出やすくなります。

そもそものストレスに対抗することも出来なくなっているため、抑うつ状態を更に進行させてしまうんですね…

 

しかし!当然のことながら「うつ病」ではないので、向精神薬などで一時的に楽になっても、症状が改善することはありません。

症状の改善には栄養や運動が必要です。

「うつ病」だと思っていたのに、実は副腎疲労だったということは決して珍しい話ではありません。  

 

副腎疲労症候群の予防・改善に必要なもの

こんな恐ろしい副腎疲労症候群を防ぐ・改善するためにはなにが必要なのでしょうか?

それはずばり、健康的な食生活とストレスの緩和です。  

 

#1.ビタミンとミネラルをたっぷり補給する

日常生活のなかで、ビタミンB群やミネラル群をバランス良く補給するのはなかなか難しいですよね。ですが、難しいからこそ不足してしまうのも事実… おすすめはビタミンとミネラルがたっぷり摂れるタイプのサプリメントです。

ホルモンバランスの安定にも良いので試してみてください。

ビタミン・ミネラルはものすごく大切です。

 

#2.糖質の取り方に気をつける

毎日の食事で「白い粉」を摂り過ぎていないか気にかけましょう。

白い小麦や砂糖などは精製度合いが進んでいるので健康的ではありません。

ジュースやパン、麺類には大量の糖質が含まれています。

糖質も多少は必要なので、ごはんは良いとしても甘いモノや小麦は極力減らしましょう。

 

糖質には簡単に血糖値を上げる力があるため、血糖値が下がると脳がすぐに糖質を求める「糖質依存症」となってしまいます。

ダイエットしたいのにどうしても炭水化物を食べてしまうのがこれなんです。

また、砂糖にも脳を喜ばせ依存させる力があるので、摂り過ぎにはご注意を!

 

#3.しっかりと運動をする

軽い運動はカラダに良いことが盛りだくさん。

病気の予防や、体力づくり。さらには最高のストレス解消法なんです。

 

まとめ ストレスはやっぱり当然良くない

やっぱりストレスは色々なカラダのシステムに影響を与えてしまうんですね。

もちろんストレスなんてないほうが良いとは思いますけど、なかなかそれも難しいですよね…

だからこそ毎日のストレスケアには気を使いたいなと思うHAREBAREチームでした。