抜け毛や薄毛にお悩みの女性必見！髪・頭皮・育毛に関するＱ＆Ａ　Vol.2

ツヤ髪の第一条件は、キューティクルが揃っていること。
キューティクルは乾燥やダメージによって簡単に剥がれ落ちてしまい、ツヤが失われてしまうのです。

キューティクルが剥がれ落ちると再生は不可能。
今あるキューティクルを保つと共に、キューティクルの揃った健康な髪を育てるには、栄養補給・頭皮マッサージ・紫外線対策の3つがポイントです。

栄養補給

髪は、髪の根元にある毛乳頭というところで作られます。
その毛乳頭に栄養が行き届かないと髪が栄養不足になり、細くなったり抜けやすくなったり、白髪になったり。
栄養バランスの整った食生活も大切ですが、食べたものの栄養が髪や肌に届くのは最後。
内臓や筋肉、骨など生きていくうえで重要な部位に先に使われるからです。

頭皮に直接栄養を与えるには、頭皮のために開発されたアイテムが必須。
健康なツヤ髪を育てるには、髪の栄養成分に加え、頭皮の血行を促す有効成分が配合された薬用のヘアローションを選びましょう。

頭皮マッサージ

薬用ヘアローションは、頭皮の毛穴から浸透します。
ヘアローションを頭皮につけたら、指の腹で軽くマッサージしながら、頭皮によくなじませてください。

紫外線対策

髪や頭皮も日焼けします。
紫外線は一年中降り注いでいますから、顔やデコルテなどと同じように年間を通して紫外線対策が欠かせません。
特に、紫外線の強くなる春先から秋口にかけては日傘が外出時の必須アイテムです。

日傘は、内側が黒いものを選ぶことが大切。
紫外線は道路や建物の壁に反射して、横からも足元からも降り注いでいます。
黒い色は光を吸収する性質があるので、日傘の内側が黒いと反射光を吸収してくれますが、白っぽいと、反射光がそこにまた反射して顔や頭に当たってしまうからです。

帽子は紫外線対策にも便利なアイテムですが、頭皮が蒸れやすいため常用するのは考えもの。
寒い季節でも汗をかきやすくなるため頭皮に刺激になったり雑菌が増えたりして、育毛環境が悪くなります。

ただ、混雑している場所や自転車に乗るなど日傘がさせないシーンでは帽子が便利ですね。
その場合は、麦わら帽子など通気性の高い帽子を選び、時々脱いで頭皮に風を当て、蒸れを防いでください。

髪は濡れるとキューティクルが開き、髪の構成成分であるケラチンなどが流れ出るうえ、開いた状態で摩擦が起こるとキューティクルが剥がれ落ちる原因に。

また、頭皮を濡れたままにすると雑菌が増えてしまいます。

シャンプー以外で髪が濡れるシーンといえば「海」「プール」「サウナ」。
それぞれのシーンに合った方法で、髪と頭皮を守りましょう。

海

海水の塩分が髪の主成分であるケラチンを固めるので、髪がきしんだりゴワゴワしたりする原因に。
さらに、塩分がついたまま放置したり、洗髪しても髪に残っていたりすると、ケラチンが髪から溶け出してしまいます。

また、海水には不純物が多く含まれているため、それらが残ると繁殖して頭皮が酸化。頭皮環境が悪化する引き金になります。

海に入る時は髪を濡らさない工夫が必須。
濡らさないよう注意していても、高波などで思わず濡れてしまうことが多いので、あらかじめシリコン製のスイミングキャップなどで水濡れと紫外線からガードしましょう。

海に行く前後のケアも大切。
前の晩には髪をコーティングするタイプのトリートメント剤で髪を守り、帰ったらすぐに入念にシャンプーして、髪と頭皮についた塩分をしっかり落としましょう。

プール

フィットネスジムのプールで泳ぐ場合は、髪を濡らさないわけにはいきませんね。
ただ、プールの水には塩素が含まれているため、塩素対策が必要です。
塩素は頭皮や髪が乾燥する原因になります。

プールの塩素対策には、泳ぐ前後が大切。
髪に水分を十分含ませ、塩素水が入り込むスキをなくしましょう。

プールから上がった後はすぐにシャワーを浴び、さらに、できるだけ早くシャンプーして塩分をしっかり落とすことが大切です。

サウナ

健康にもストレス解消にも効果大のサウナですが、ドライサウナは高温のため、髪がパサパサになる原因に。

ドライサウナに入る時は、シャワーで髪を十分濡らしてから、濡らしたタオルで髪全体を覆いましょう。
状況が許せばヘアオイルやコンディショナーをつけておくと、さらに効果的です。

髪は一生の宝物。 肌と同じくらい気をけて、守ってあげましょう。
抜け毛や白髪が気になる髪も、お手入れ次第で蘇ります！