2020.03.02

女性の薄毛の救世主!育毛剤に配合されているボタニカル成分 vol.1

女性用に開発された育毛剤には、たくさんの種類のボタニカル成分が配合されています。
薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)上の分類でいうと主な配合目的は保湿となりますが、ほかにも頭皮をすこやかに保つさまざまなチカラを秘めています。

女性用育毛剤に配合されているボタニカル成分:プルーン酵素分解物

「プルーン」はバラ科の西洋すもものフランス語名。
桃(もも)より酸味が強いことから「すもも」と名付けられました
英語名は「プラム」。
乾燥させたドライフルーツとしておなじみです。

プルーンには、ビタミンA・B群・C・E、鉄分、カルシウム、カリウムなどのミネラル、水溶性及び不溶性食物繊維、ポリフェノールのネオクロロゲン酸などが多く含まれています。

プルーン酵素分解物は、プルーンの果肉を酵素で分解して得られるエキスで、アミノ酸やミネラル、ポリフェノールが豊富に含まれています。

女性用育毛剤に配合されているボタニカル成分:ユキノシタエキス

ユキノシタ(雪ノ下)は本州から九州・四国まで広く自生する常緑の植物です。
真冬に雪の下になっても青々とした葉を保っていることから「雪ノ下」と名付けられました。

湿り気のある薄暗い土地を好み、葉が1年じゅう採れておひたしや和えもの、天ぷらにするとおいしいことでも知られ、旧家の軒下や裏庭、井戸端や池の周りで栽培されているのをよく見かけます。

花が咲く頃の葉を乾燥させたものは虎耳草(こじそう)という生薬として用いられ、煎じた液には利尿や消炎などの効能があることが知られています。

民間薬としても昔から重宝され、ケガにはユキノシタの葉をあぶって貼り、やけどには葉をもんで貼り、葉の絞り汁は中耳炎やかぶれ、湿疹、虫刺され、じんましん、肌荒れなどに用いられてきました。

ユキノシタから抽出したエキスには、保湿効果のほか、肌の保湿成分を増やして頭皮のバリア機能を整え、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。

女性用育毛剤に配合されているボタニカル成分:海藻エキス

エキスを抽出する海藻には緑藻や紅藻、褐藻などいくつか種類がありますが、いずれにも海の恵みというべきミネラル成分が豊富に含まれています。

海藻エキスの一番の効能は保湿効果ですが、それだけでなく、肌を引き締める収れん効果にも優れているほかハリを高める効果が高いことでも知られています。
そのため、多くの化粧品や育毛剤に配合されているのです。

女性用育毛剤に配合されているボタニカル成分:シルバーバイン果実エキス

シルバーバインは英語でマタタビのこと。
猫の大好物として有名ですが、健康食材として塩漬けや味噌漬けにして人間の食用にも親しまれてきました。
また、健康茶のマタタビ茶、健康酒としてマタタビ酒もよく知られています。

マタタビに含まれるマタタビオールなどの成分に血行促進作用があり、肌の炎症を抑える効果もあることから、エイジングケア化粧品や育毛剤の配合成分として注目されています。

女性用育毛剤に配合されているボタニカル成分:ウメ果実エキス

梅は日本古来のスーパーフード。
栄養価が高く、疲労回復効果の高いクエン酸をはじめ豊富なミネラル、ビタミン類を含み、酸性食品を摂ることの多い現代人の体をアルカリ性に保ってくれる優れた効果もあります。

クエン酸には老廃物の排出をスムーズにする働きや血行促進効果もあり、それによって新陳代謝を高める効果も期待できます。

このように美容健康効果の高い梅のエキスはスキンケア化粧品や育毛剤に多く活用されています。

女性用育毛剤に配合されているボタニカル成分:カンゾウ葉エキス

カンゾウ(甘草)はマメ科の多年草で、根を乾燥させたものや根から抽出したエキスが生薬や甘味料として古くから用いられてきました。

2013年、島根大学他の共同研究で、甘草の葉から抽出したエキスに、毛髪の成長を促す遺伝子の発現を促進する高い効果があることがわかりました。

この研究結果は学会で発表され、大きな注目を浴びることに。
古来から珍重されてきた和漢植物のパワーが改めて注目されています。

女性がここまで薄毛に悩まされるようになったのは、ごく近年のこと。
社会で活躍する女性が増え、心身のストレスが増大したことが大きな一因であることは想像がつきますが、それだけでなく、ライフスタイルや食生活の変化、特に食品添加物を多く含む加工食品やコンビニ食、そして環境ホルモンなど、現代人を取り巻く環境が大きく変化したことも引き金になっています。
だからこそ育毛剤はケミカルではなく、自然の恵みから生まれたものを選びたいですね。

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