2020.02.25

女性の育毛を考えた50代のヘアカラーリング基礎知識

髪の色は見た目の年齢を大きく左右する要因の一つ。
人の受ける印象は、肌よりも髪から受けるイメージのほうが何倍も大きいのです。
育毛を考える世代になったら、髪や頭皮へのやさしさと染め上がりの美しさにこだわって、ワンランク上のカラーリングを目指しましょう。

女性の育毛を考えた50代のヘアカラーリング基礎知識1:白髪を染めるには

ヘアカラーリングの薬剤(カラー剤)は、代表的なものとして、黒髪を染めるファッションカラーと、白髪を染めるグレイカラーの2つがあります。

どちらも成分は同じですが、ファッションカラーは黒髪を明るい色にするためにブリーチ(脱色)剤が多く含まれ、染料が少なめ。
色味が多く、色彩や明るさ・鮮やかさも幅広く揃っています。
でも、染料の色素が濃く入らないので白髪は染まりません。
暗い色のファッションカラーであれば白髪が染まることもありますが、きれいに染めることはできません。

一方、グレイカラーには、白髪を染めるために濃いブラウンの染料が多めに含まれています。
白髪はカラー剤をはじきやすく染まりにくいので染料が多く含まれ、色もちがいいのが特長。
ただ、どうしても色彩の幅が狭くなり、あまり明るい色に染めることはできません。

明るくしたい場合は、筋状にハイライト(メッシュ)を入れることで全体的に明るく見せる方法がおススメです。
ハイライトの部分は、白髪はしっかり染めながら、毛先に向かって徐々に明るくします。

ナチュラルなグラデーションでヘアスタイルに奥行きを感じさせることで、ボリュームアップして見える効果も。
ヘアサロンで美容師さんに髪に関するお悩みやなりたいイメージを伝えれば、最適なスタイルと色味を提案してくれるはず。
何が似合うのかわからない場合も、そのままストレートに言えばOKです。

女性の育毛を考えた50代のヘアカラーリング基礎知識2:色もちをよくするには

せっかくきれいにカラーリングしてもらったら、染めたての美しさをできるだけ長くキープしたいですね。
そのためにできることは次の3つです。

①体調の悪い時はカラーリング避ける

色もちをよくするには、まずはしっかり染めること。
体調の悪い時はカラー剤がしみやすく、規定の時間おけなくなることも。
そうなるとしっかり染めることができなくなります。
また、更年期障害の症状がひどい時にはカラー剤を塗布してもはじいてしまい、染まりづらくなることが。
染め上がりや色もちをよくするには、体調のいい時を選んで美容室へ。

②カラーリングした日はシャンプーを控える

洗えば洗うほど退色が進んでしまうので、カラーリングした日はシャンプーしないほうが色もちがよくなります。

③アミノ酸系洗浄剤のシャンプーを使う

ヘアカラーの色もちで一番重要なのは、毎日使うシャンプーです。
髪と頭皮への刺激が少なく、やさしい洗浄力のアミノ酸系シャンプーを選びましょう。
洗浄力が強すぎると髪のキューティクルがはがれやすく、カラー剤の染料が流出してしまうことに。
健康な髪でも、洗浄力の強いシャンプーを毎日使い続けるとキューティクルがもろくなってしまうので、注意してください。

女性の育毛を考えた50代のヘアカラーリング基礎知識3:退色を早めるNG行動

ヘアカラーの色もちをよくするには、退色を早める行為をできるだけ避けることが大切です。
できることから始めましょう。

●退色を早めるNG行動①海やプールで髪を水に濡らす

髪が水に触れると閉じていたキューティクルが開き、カラー剤が抜けやすくなります。
海やプールに行っても髪を濡らさない工夫を。

●退色を早めるNG行動②トリートメント剤をつけて長時間放置する

トリートメントを長時間つけて放置することも、上記と同じ理由で褪色の一因になります。

●退色を早めるNG行動③紫外線を浴びる

紫外線にあたると退色が加速します。
少なくとも、紫外線の強くなる春先から晩秋の間は、UVカット効果の高い日傘は必須アイテム。
帽子をかぶっていても毛先まで帽子の中に入れていなければ×
毛先は根元の髪よりも細く、とてもデリケートなので、色が抜けやすいのです。

●退色を早めるNG行動④カラーリングとパーマは1週間あける

カラーリングとパーマは同日施術をしないのが鉄則。
同じ日に行うと髪が痛みやすく、頭皮もカラー剤とパーマ液のダブルでダメージを受けてしまいます。
最低1週間は空けましょう。

●退色を早めるNG行動⑤ストレートアイロンやコテを使う

熱ダメージは髪にとって重大な“天敵”。
極力使わないようにするか、どうしても使いたいなら120~140℃で。
美容室では180℃以上でプレスしますが、これは一発で仕上げられるプロならではのテクニック。
自分でやる場合は、何度か失敗してもダメージが最小限ですむよう、低い温度をおススメします。
毛束を薄めにとり、少しずつプレスすると扱いやすいです。

手をかけた髪は、女性の魅力を間違いなくアップしてくれます。
つややかで美しい髪をキープすれば、見た目年齢-15歳も夢ではありません!

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