春の革小物01

新しい季節の始まり。
きれいな色を連れて軽やかに歩く、春の革小物

きれいな色のお財布やカードケースがバッグからちらりと顔を見せてくれるだけで、明るく愉しい気持ちになれる。
小物は、機能性だけでなく、そんな幸せを運んでくれる役目も果たしてくれます。
春の始まりは、どこにでもいっしょに連れて歩きたくなる小物を選んでみませんか。

春の革小物02

上段左:薄マチ長財布(シロ) 上段右:二つ折りファスナー財布(シロ)
下段左:Lファスナー長財布(チャ) 下段右:二つ折り財布(チャ)

ふっくらとやわらか。だけどしなやかで強い。
福を呼び込む、ダイヤモンドパイソンのお財布

稀少なパイソンレザーで仕立てる「ダイヤモンドパイソン」のお財布に新しい仲間が増えました。gentenが2021年春にご用意したのは、ふっくらとやわらかな2種類です。
「ダイヤモンドパイソン」の商品については、以前にも記事で紹介させていただきましたが、革素材の中でも個性的で存在感のあるヘビ革を用いています。

ヘビは古より強い生命力の象徴とされています。「巳(実)入り」にかけて、ヘビの抜け殻をお財布に入れておくと福を呼び込めるという縁起物としても知られています。
多彩な表情としなやかさをあわせ持つ特性もまたパイソンレザーの魅力で、「ダイヤモンドパイソン」シリーズに新たに加わった、長財布と折り畳み型財布の2種類のお財布は、ナチュラルな色合いが特徴的です。

大地のように、たくましく美しいチャの色は、時を共にする時間が長ければ長いほど、艶が増し、その表情の豊かさは見ているだけで飽きません。
一方でアイボリーは、やわらかでいてたおやか。
gentenのパイソンレザーは顔料を使わずに染料で仕上げているので、革本来のナチュラルでいてしっとりとした手ざわりが実現しています。

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軽くて薄いパイソンレザーを縫製するのは、数ある革の種類の中でも群を抜く難しさ。丁寧にゆっくりと縫っていくことで、ふっくらとしたやわらかみが実現します。
こちらの写真は、上のお財布が既存の「ダイヤモンドパイソン」で、下のお財布が新作商品。
より薄く、機能的に仕上げました。

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軽くて薄いけれど、カードを入れるポケットは多めで機能的に。

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お札と小銭入れ、カードポケットで構成した二つ折り財布。

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小銭入れは広げて見やすいように広めのマチで仕上げています。

縁起の良い日にお財布をおろすと
さらに運気が上がるという言い伝えも。

パイソンレザーのお財布は、金運アップにあやかれることで人気ですが、大安や一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)、天赦日(てんしゃにち)などの吉日に手に入れたり、使い始めることでさらに運気が上がるといわれています。常に持ち歩くお財布ですから、いいお日柄を選んで、良い運気を呼び込むのもよいですね。

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カジュアルにも、ちょっとかしこまった場所にも。
どこにでも連れていける、きれい色の「ピアチェーレ」

機能性だったり、収納力だったり。小物に求めるものは人それぞれに違いますが、いつもバッグに携帯するものだから、薄くて飽きのこないものに巡りあいたいという想いは誰しも同じではないでしょうか。「ピアチェーレ」の小物たちは、軽くて薄く、それでいて上品。イタリア語で「はじめまして」「あなたに会えてうれしいです」などの意味を持つ、そのシリーズ名のとおり、出会いのご縁を夢見て、パスケースと名刺入れ、フラグメントケース、ミニ財布の4種類を各3色でおつくりしました。

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パスケース 上から時計回りにキャメル、カーキ、グレー

パスケースは長めの取り外し可能なストラップ付で、バッグにつけて携帯することもできます。本体は角に丸みを持たせて優しい表情に。

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裏には差し色を。

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名刺入れ。上からカーキ、キャメル、グレー。

名刺入れは内装に仕切りがあるため、ご自身の名刺といただいた名刺の仕分けがスムーズに。

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開いた瞬間のお相手が驚く表情を思い浮かべながら、アクセントカラーの位置、色をセレクトしました。

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名刺の仕切りにもアクセントカラーを用いています。

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フラグメントケース。上からカーキ、キャメル、グレー。

キャッシュレス化が進む中で注目を集めるフラグメントケース。カード類は背面のポケットに収納し、小銭はL字ファスナーを開けて中へ。内装に仕切りがあり、お札を二つ折りにして収納もできます。

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外装にも差し色を入れてファッショナブルに。

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中にはポケットを付け、お札が2つ折りで入り機能性も高めています。

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ミニ財布。上からカーキ、キャメル、グレー

ミニ財布は小銭入れとカードポケットで設計したコンパクトタイプで、カードポケットは容量があるのでお札を2つに折って入れるのにも重宝します。

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開いた瞬間に思わず笑顔になる表情を思い浮かべながらカラーリングしました。

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背面が小銭入れ。小銭が探しやすいようにマチはたっぷりと。差し色も2か所に入れています。

「ピアチェーレ」の新作には、女性的でありながらどこか中性的な色気を醸すニュアンスカラーを用いています。赤味を抑えてシックな色合いを目指したキャメルにはゴールドの箔を、暗すぎず明るすぎないグレーにはシルバーの箔でスタイリッシュに。何度も試行錯誤を重ねて完成した淡いカーキは黄色すぎず、緑すぎず。中を開くと軽快な差し色が目に飛び込んでくる華やかさもお愉しみいただけます。

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長く愛着を持ってお使いいただくために。
「ピアチェーレ」のお手入れについて

表面を顔料などで仕上げていない「ピアチェーレ」の革は、水分に弱い性質がありますので、濡れた手で触ったりしないようにご注意ください。また、アルコールスプレーやジェルなどを使用した時も、しっかりと手を乾かしてから触れるようにしましょう。防水スプレーのご利用もお控えください。

なお、パスケースやミニ財布、フラグメントケースなどは、毎日使うものなのでキズもつきやすいのですが、多少の爪キズであれば、やわらかいタオルで軽くこするだけで目立たなくなります。少しキズが深めだったりと気になるようでしたら、gentenオリジナルのコンディショニングクリームがありますので、必要に応じてご活用ください。

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爪でひっかいてしまったキズの例です。

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クリームを使用する場合。タオルでキズの部分を軽くこすり、爪キズが目立たなくなったら全体も軽くこすりなじませます。

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クリームをよく馴染ませた柔らかい布でキズ部分をこすり、全体に丁寧に馴染ませてあげるとさらに持ちがよくご使用いただけます。キズの部分だけをお手入れすると、その部分だけ艶がでて色が少しだけ濃くなってしまいます。

※お手入れクリームは必ずタオルなどのやわらかい綿の布に馴染ませてからご利用ください。シミの元になりますので直接の塗布はお控えください。
※どの革も共通していますが、深い爪キズはコンディショニングクリームを使っていても、そのまま残ってしまう場合があります。

なお、パスケースやミニ財布、フラグメントケースなどは、毎日使うものなのでキズもつきやすいのですが、多少の爪キズであれば、やわらかいタオルで軽くこするだけで目立たなくなります。少しキズが深めだったりと気になるようでしたら、gentenオリジナルのコンディショニングクリームがありますので、必要に応じてご活用ください。

優しく温かい時間がゆっくりと流れる春。
自然に目をやると命の芽吹きがそこここで感じられ、そんな様子を眺めているだけでも気持ちがぐんと上向きに。
新しい季節の始まりと共に、気持ちもリフレッシュしてほしいから。
そんな想いを込めておつくりした革小物を、お愉しみいただければ幸いです。

■お手入れについて■

【ダイヤモンドパイソン】
特別なお手入れは必要なく、そのままの素材感をお愉しみください。お使いいただくうち、乾燥してヘビ革のうろこが逆立ってしまった場合は、あて布をして低温のアイロンをかけると、元の状態に近づけることができます。
経年変化についてですが、使い込むごとにしっとりと手に馴染み、銀面(表面)の艶が増してゆきます。その表情の移り変わりもお愉しみください。

【ピアチェーレ】
使ううちに革の風合いがなめらかになり、艶が出てきます。上の記事にもあるとおり、ある程度の爪キズであれば、やわらかな綿の布でお手入れすると目立たなくなります。gentenのクリームを必要に応じてご活用ください。



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