インダス01

ひと。
もの。
こころ。
文明と営みの彼方に_「インダス」

すでに、いつか、どこかで、出会えていたかのような。でも、初めて手にしたかのような。
連れ添うたびに、心地よい柔らかさと、その手に握る確かさとがひろがってゆく。

四大文明の名を受けたバッグシリーズ「インダス」。
褐色の砂埃を踏み、時に水面に目を細め、涼やかな川辺を行き来したであろう、いにしえの人々。
その記憶に誘われるような、そんなバッグが仕上がりました。

インダス02

写真はイメージです

ものを、運ぶ。
ひとの営みにあわせ使われてきた「袋」

「インダス文明」は、世界四大文明の中のひとつで、その名のとおり、インダス川流域を中心に栄えた古代インドの文明です。
大きな川のそばでは多くの人が集まって都市をつくり、作物を育て、水路を利用した貿易もさかんでした。
そんな文明の発達とともに、物を運んだり、遠くへ移動するために、「袋」は必要不可欠なものでした。

用の足しにあわせ、身近な織物でつくられる、布の袋。
入れるものや、形、運び方。どんな道のりか、どれくらい持ち歩くか。

「インダス」は、そうした古代文明からの、用に端を発するような「袋」の根源性と、現代の品性とを兼ねそなえたバッグとして仕上げました。

インダス03

左からショルダーバッグ(ネイビー)28,600円(税込)トートバッグ(チャ)33,000円(税込)

いにしえの“用の美”を宿して

陽射しが強まる季節でも、あくまでも心地よく。見た目にも爽やかさを漂わせたいもの。
麻の素材を用いた「インダス」は、さらりとした肌触りと、なじみの良い柔軟さが魅力です。
比較的大きめなサイズでありながら、体から跳ねることがなく、ほどよく寄り添ってくれます。

形はトート、ショルダーの二種類。それぞれネイビー、チャの二配色。
どちらの形も、洗いのかかった風合い豊かな三種類の麻を使用。一見継ぎはぎのように掛け合わされた、「偶然の美」のような感覚。これからの季節の装いに、程よいアクセントを与えてくれます。

インダス04

トートバッグ(チャ) 33,000円(税込)

麻の素朴さにヌメ革で品を。
シーンレスに連れ歩けるトートバッグ

どこかなつかしい、穀物袋を思わせるトートバッグ。
あえて作りこまない風情が印象的なフォルムだから、中に入れるものによって、さまざまなシルエットへと変化を楽しませてもくれます。
ありのままの麻に、味わい深い革。このミネルヴァボックスをあしらうことで、品性のある佇まいに。

ぎゅっと握って持ち歩くもよし。すこし荷物が増えてきたら、肩にかけてもよし。
足元はスリッポンやスニーカーでも、サンダルやエスパドリーユだろうと。

インダス05

薄く軽いのに、充実の内ポケットで機能面も安心。
麻布を畳んだような作りが、持ったときに自然なたわみを生み出します。
ヌメ革のあしらいは、補強とあわせ締まりの効いたアクセントにも。

インダス06

ショルダーバッグ(ネイビー)28,600円(税込)

表と裏の表情違いも愉しめる
ショルダーバッグ

ショルダータイプの「インダス」は、表面は一色使い、裏面は二色使いと異なる表情が特徴的。インディゴブルーのグラデーションの「ネイビー」カラーは、どことなく和の雰囲気も兼ね備えています。気分や洋服に合わせて、見せる面を変えて、お楽しみいただけます。

インダス07

裏側の縁には小物が入れられるポケットが。底面はトートと同じく畳みこまれた作り。

気負わない自然体な姿。それでいて、凛としたものを感じさせてくれる風情。
太古から受けつがれてきた「袋」のもつ用の美を、gentenらしい技と素材で表現したバッグ。
いにしえへの憧れ、想いを馳せて。

■インダスのお手入れについて■

生地部分は麻素材100%のインダス。使い初めに防水スプレーのご使用をおすすめいたします。革の部分は、gentenのデリケートクリームやコンディショニングクリーム、泡クリーナーをお使いいただけます