PLASMA COIL




性能 & 商品詳細

PLASMA COIL (プラズマスコイル)とは

鋭い電流/電圧の立ち上がりと発生電流/電圧の増大を成し得たROVER MINI専用高性能イグニッションコイルです。 高回転域でも失火することなく常に安定したレスポンスの良い点火を行います。もちろんプラズマブースターとのベストなコンビネーションも睨み、
最新最良の点火システムを構成することが可能です。

オシロスコープデータ

点火エネルギーを約2倍までに増加

[ 1次電流 ]

[ノーマル]

[プラズマコイル]

 電流最大値立ち上がり時間
プラズマコイルは立ち上がり時間が早く、発生電流も大きくなります。これにより燃焼効率、着火性能を改善し、トルクアップやパワーアップにつなげます。
ノーマル3.06A5.36ms
プラズマコイル5.64A4.52ms
向上率84%アップ19%短縮
電磁誘導で高圧の電気を得るイグニッションコイルは一次側に磁界を発生させる電流が重要な要素になります。信号が入力された1次側の電流値は瞬間的に上昇する、といっても実際はコイルのインダクタンスのために上昇(立ち上がり)に時間がかかります。(図中aーb)この上昇に要する時間は、回転数に関係なく常に一定です。つまりこの時間が短いほど高回転エンジンに有利なコイルとなります。プラズマコイルはこの立ち上がり時間を19%も短くし、また短縮することで最大発生電流を約2倍にまで高めることに成功、高回転域でも安定した出力を得ることができます。入力信号が遮断されると(図中b)電流の流れが遮断され、一気に0(ゼロ)アンペア(図中c)になります。このとき逆起電力(逆起電流)が発生します。この逆起電力は最大発生電流が大きいほど大きなエネルギーを発生します。つまり最大発生電流が大きいほどスパークのエネルギーは大きくなり、燃焼効率に大きく影響を及ぼすのです。(図中b-c間の距離=エネルギー)トランジスタ点火システムはこの逆起電力(逆起電流)を利用してプラグ電極間にスパークを飛ばします。


[ 2次電圧 ]

[ノーマル]

[プラズマコイル]

 電圧最大値立ち上がり時間
プラズマコイルは立ち上がり時間が早く、発生電圧も大きくなります。これにより高回転時にも失火することなく、常に安定した点火をすることが出来ます。また、レスポンスや吹け上がりも向上します。
ノーマル11.79KV44.8μs
プラズマコイル15.28KV20.4μs
向上率30%アップ220%短縮
1次側に発生する磁界は2次側において10,000Vを越える高電圧を発生させます。これが電磁誘導作用でありイグニッションコイルの使命たるもの。そこで効率良く高電圧を得るためには誘導を受けやすい構造が必須です。要するにコイルの材質や巻き方、その配置などが大きく影響するのです。1次側の電流が遮断されると2次側が誘起されます。プラグ電極間の電圧が上昇しやがてエンジンの要求電圧に達すると絶縁破壊が起き、プラグ電極間に火花が飛びます。これが「点火」です。まず要求電圧に達するまで電圧が上昇します。(図中d-e間)このd-e間に要する時間はプラグやプラグコード、アース回路も含め点火回路すべてに影響されます。この時間はエンジン回転数に関係なく常に一定です。つまりこの時間が短いほど高回転/高負荷エンジンに適しており、長くなればなるほど高回転時に失火を起こしたりと高回転/高負荷エンジンに不向きとなります。プラズマコイルはこの時間を約半分にすることに成功。また最大発生電圧もノーマル対比30%もアップさせ高回転/高負荷時でも常に安定したスパークを実現します。

主な効果/特徴

●電流の立ち上がりを早くして高回転域でも安定したスパークを実現

●最大電流値が増大、燃焼効率を向上させ、トルク・パワーアップを実現

●プラズマブースターとの併用で更なるレベルアップが可能(特にトルクアップ)

●取り付け場所を選ばない閉磁型の小型タイプ

4輪シャシダイナモデータ

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1次抵抗0.5Ω
1次インダクタンス4.8mH
エネルギー120mJ
発生電圧 (無負荷)45000V
入力 (+12V、コイルマイナス、2次マイナス)3極
2次出力端子形状 (プラグターミナル形状)HEI型
回路図Fig.1
本体サイズFig.2


適合表はこちらからご確認ください。