こぼれ咲きスプリングローズの育て方
この度は、こぼれ咲きスプリングローズを、
お求めいただき、ありがとうございます。
初心者の方でも手軽に楽しめるこのバラは、
カテゴリーで分けるならば修景バラという、
非常に丈夫で、育てやすいバラです。
どちらかというと、
植栽などに使われるバラですので、
病気にも強く、少々ラフに扱っても、
へこたれない性質を持っています。
でも、咲かせてみると、とても見事ですので、
是非、たくさんの花を咲かせて楽しんでくださいね!
ではでは、気になる育てかた。
まいります!はじまりはじまり~♪
<置き場所>
届いたときは丸坊主で寒そう!
家の中に入れてあげなくちゃ!
ちょっとまって!!
バラは過保護にすればするほど
病気にかかりやすくなります。
また、性質はもともと強健です!
ですから、寒くても外。暑くても外。
寒さも暑さにも強いので、
とにかく外に置いてあげればOKです。
鉢の中が凍ったとしても、全く問題なし!
強いんです。
基本的には南向きのお庭やベランダがベストです。
ただ、夏の西日はあまりあてないほうが良いですし、
鉢の中が熱くなってしまう事もあるので、
真夏の西日だけ避けれればOKです。
梅雨時期は、雨に当てないほうがベター。
鉢の形状的に、水はけがあまり良くないので、
軒下などに移動させると良いですよ!
<水やり>
葉のない時期は、あまり水を吸いません。
たっぷりあげたらしばらくは放置でOKです。
キッチリ乾いてきたら、またあげるというような、
メリハリのあるお水やりを心がけてくださいね!
新芽が吹いてきたり、葉が茂ったり、
特に花がどんどん咲く時期は、
水の吸い上げもとてもよくなる季節になります。
特に開花時期は、
水切れに注して、
鉢の重さなどで確認しながら、
乾いていたらたっぷりのお水を与えてくださいね!
水やりが不安・・・。
という方は、
植物の水分計を使用すると便利ですよ。
<肥料>
年間4回与えて行きます。
基本的には、プロが使う基本肥料 のように
チッソ:リンサン:カリが同じ比率のものがいいです。
花付きを良くしようと、
リンサン分が多い肥料を与える方が
いらっしゃいますが、(バラ専用に良くある)、
実は、病気にかかりやすくなったりしますので、
できるだけ、同じ比率のモノを与えてください。
こういった、同じ比率のモノを「平らな肥料」と呼んでいます。
逆に、リンサン分が多い肥料を「逆V字」とかいいます。
グラフで表すと、そんな風なグラフになるから、
プロの間では、そう呼ばれています。
「バラは平らな肥料が意外と無難よね」とか言っちゃうと、
ちょっとプロっぽくなります♪
与えるタイミングですが「花前と花後」と覚えておいてください。
こぼれ咲きスプリングローズは、
上手に育てると春と秋の2回咲きます。
なので、1回目は新芽が出始めた頃に1回、
次は梅雨入り頃に1回(このタイミングで切り戻し)、
秋に枝が伸びてくるお彼岸頃(9月半ば)に1回、
そして、真冬に切り戻した際(12月)の寒肥を1回。(各一握り程度の量)
簡単に考えると、
春秋の新芽が出てくる時と、切り戻した後、といった具合です!
余談ですが、
こだわって、リンサン分多めとか、
バラ用とか、さまざま肥料を使うと、
実は病気にかかりやすかったりしますので、
「平らな肥料」で、世話ナシ程度にしてくださいね!
また、たくさん咲かせたいから、沢山あげようと、
4回以上あげても病気にかかりやすくなります。
<剪定>
このバラにとって、剪定は結構大事な作業です。
剪定と言っても、難しいことは無く、
むしろ心理的に難しいかもしれません。
剪定の仕方は、「株元からバッサリ!!」これです。怖いでしょ?
でも大丈夫なんです。
刈り込んだ方が、枝が伸びるんですよ!
中途半端に切ると、花付きも悪くなります。
株元から5センチ残して、全部バシッと切ってくださいね!
<剪定以降の仕立て方>
枝垂れるように、いつも楽しみたい。
そうお思いの方が多いかと思います。
自分でも、意外とそれっぽく仕立てられますので、
是非やってみてください。
例えば、春の花が終わり、梅雨前に剪定します。
その後、新枝が伸びてきて、9月頃、
そこそこの長さになったら、
枝を下に向けて、ひもなどで縛ります。
そのまま放置しておくと、
枝がその角度になじんで、
紐を外してもそのままの状態になってくれるんです。
これを、「誘引」とか言います。
専門用語、かっこいいですね!!
長さが足りない場合には、そのままの状態で咲かせてください。
それを「ボサ仕立て」と呼んでいます。
どちらでも、良く咲いてくれますので、
是非色んなバリエーションをお楽しみくださいね!
<植え替え>
2年ほどしたら、土が痩せてくるので、
植え替えの時期となります。
ひと回り大きな鉢でも、
お届けした際の鉢でも良いのですが、
植え替える際は、
土を思い切って落として、新しい土に植え替える。
といった具合で、植え替えをお願いします。
その際の土ですが、バラ用のできるだけ高価な土が、
お花に取っても栄養たっぷりで良いです。
土だけは、どうしても金額に比例します。
土で全てが決まりますので、
そこは是非、お金をかけて頂きたい部分です。
以上で、育て方の説明は終わりです。
最後までお読みいただきありがとうございました!