レモンの育て方
この度は、
レモンの木をお求めいただき、ありがとうございました!
レモンは、5年10年かけて、沢山収穫する果樹です。
最初のうちに、欲張って沢山の実をつけようとすると、
実が落ちて、1つも成らなかったなんてことがあります。
欲張らずに、焦らずに、ゆっくりと、思いやりを持って
育てて頂ければ、嬉しく思います。
ではでは、レモンの育て方。はじまりはじまり〜〜♪
<レモンの木が届いたら、すぐに植え替え>
花付きのレモン。届いたら、まずは花の香りを楽しんでみてください!
レモン花って、レモンの香りがするんです!
まずは、香りを楽しんで、すぐに植え替えをはじめてください。
根っこがギューギューになっていますので
そのまま、7号の鉢に植え替えてください。
根鉢は崩さず、優しく植え替えです。
土は、一般的な培養土で十分です。
当店の膨らむ培養土 も、適しています。
その翌年は9号の鉢に。
その翌年は10号の鉢に。
それ以降は、10号の鉢のままで大丈夫です。
温暖な地域、氷点下にならない地域であれば
西日が当たらない場所で、日当たりの良い場所に地植えもできます。
<置き場所>
レモンは、氷点下になる場所が嫌いです。
寒すぎる場合には、室内の日当たりの良い場所へ。
寒くなければ、戸外の日当たりの良い場所に出してあげてください。
基本的には、周年、戸外が最適です。
でも、霜が当たる場合は室内の窓辺に入れてあげてくださいね!
<肥料と水やり>
レモンは、水切れが好きではない植物です。
土の表面が乾いて、さらに土を少し、掘ってみて、
さらに乾いていたらお水をたっぷり与えてください。
サスティーという 植物の水分計がありますので、それを使うのも一つの方法です。
プロと同じような水やりが簡単にできます!
肥料は、初夏、秋、冬に、当店の「プロが使う基本肥料」を一握り与えてください。
各シーズン、1回ずつで大丈夫です。
<欲張らずに、実を摘む作業>
花が咲いていて、蜂や虫が飛んでくると
レモンは受粉して、小さな実をつけます。
初年度や2年目は、たくさんつけてしまうと、体力が保たないため、
レモンは自ら、実を落とす性質を持っています。
ですから、「摘果」といって、花に成った小さな実を、摘んであげる作業が必要です。
初年度は、実を1個だけ残して、あとは全部、摘んでください。
2年目は、実を2個だけ残して、あとは全部、摘んでください。
5年ほどで、やっと7個か8個、実をつける体力がでてきます。
10年も経てば、幹も太く、枝振りもしっかりしてきますので
沢山の実をつけることが、可能になってきます。
欲張らず、焦らず、ゆっくりじっくり育ててください。
初年度は、木も小さいので、実を1個だけ残しても
落ちてしまう事もあります。
レモンは、スローライフを代表するような果樹。
長い目で見てあげてください。
<剪定や仕立て方>
2年ほど経つと、剪定が必要になってきます。
内側に向いて、陽がよく当たらないような枝は切り落としてください。
また、枝は、斜め上を向くように仕立てていくのがコツです。
ワイヤーで枝をぐるぐると巻き、枝の向きを整えるのも、1つの方法です。
<害虫除け>
レモンは、アゲハチョウが卵を産みに来ることで有名な果樹です。
春から初夏にかけて、でっかいイモムシが出てくることがあります。
お好きな方は、木の中で飼って、蝶々になるまで見守っても良いですが
大量に発生してしまうと、木ごと枯れてしまう事もあります(葉っぱを食べるので)。
虫よけをしたい場合には、
到着時から、1週間に1度、そして、雨が降った後は、
「ゲキのひと吹き」をシュッシュと吹いたり、
「よけマックス」を株元に撒いたりして、虫除けを行ってくださいね。
<収穫>
大きなレモンが木に成って、約半年経ったら収穫です。
しっかりと枝につけた状態で完熟させると、
生食しても甘味を感じるほどの、美味しいレモンが収穫できます!!
早めに収穫すると、酸味が強く酸っぱいです。
初夏に成った実を、晩秋に収穫で、完熟レモンとなります。
実には、お日様をたっぷり当ててください。美味しくなりますよ!!
ではでは、これにてレモンの育て方はおしまいです。
ありがとうございました!