オリーブの木の楽しみ方
こんにちは!ゲキハナの古屋です♪
オリーブの木って、どれぐらい長生きするか
ご存知ですか?
5年・・・?10年・・・?
いや、そんなものじゃないです。
香川県にある離島、小豆島(しょうずしま)には、
なんと樹齢1000年のオリーブの樹が
今も生きています。
驚くほど、寿命が長い木なんですね。
だから、結婚や子供が生まれた記念にと、
人生の節目の記念樹にされることも多いんです(^^)
オリーブの花言葉は「平和」。
さらに、2株が寄り添うことで
実をつけることから「夫婦の木」とも言われています。
まさに、記念樹にぴったりな木なんですね。
今回お届けするオリーブの木も、
記念樹として、お家のシンボルツリーとして、
これからずっと長い年月、
歴史を刻んでくれますよ。
オリーブを長生きさせるためには、
オリーブが元気に育てる環境を
作ってあげることが大事。
もともと、地中海の沿岸が原産地のオリーブ。
原産地に近い環境を
あなたのお家で再現してあげると、
イキイキと、立派に育ってくれますよ!
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地中海を再現して、
オリーブを長生きさせるための植え付け方★
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【土について】
地中海沿岸の土壌は、
石灰石によってできた、
とっても水はけの良い土が主です。
比較的乾燥に強いオリーブが、
すくすく育ちます。
実はこの土、
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あなたのお庭の土に「有機石灰」を混ぜる
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ことでも、カンタンに再現できます。
地中海の沿岸のような
水はけの良い土を作ってあげてくださいね♪
鉢植えで育てるなら
観葉植物の土や、膨らむ培養土が水はけが良く向いています。
【植え付け場所】
地中海の沿岸では、明るい日差しをたっぷり浴びて
育っていますから、
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日の良く当たる、東側~南側のお庭
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に植えてあげると良いです。
日差しが足りないと、枝が細く弱々しくなったり、
成長が悪くなってしまいます。
日当たりがよければ、葉っぱの色も
キレイに出て、楽しめますよ(^^)
※冬に霜がおりる地域の方は、移動できるように
必ず「鉢植え」で育ててください。
寒さにはある程度強いのですが(-2から-3℃位までOK)
強い霜が当たったり、凍るとダメになってしまうからです。
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地中海を再現して、
オリーブを長生きさせるための水やり★
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■地植えの場合
乾燥に強いオリーブなので、
植え付け後に1回たっぷりとあげたら、
その後は基本的には必要ナシ♪
ただし、雨が降らない日が続いたときには、
たっぷりとあげてください。
やっぱり植物ですから、
あまりにお水をあげなさ過ぎると
水枯れもするし、
せっかく実がなってもシワシワになってしまいます。
■鉢植えの場合
土がよく乾いたら、鉢の底から流れるくらい
たっぷりとあげます。
冬も、水切れさせないようにしっかりお水をあげてください。
庭植えの場合とちがい、
土の量が限られているため
その分、含めるお水の量も少ないからです。
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長生きさせるための、冬越しの仕方★
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-2~3℃くらいまでの寒さには耐えますが、
霜がおりたり、凍るとダメになってしまいます。
霜がおりる地域の方は、
必ず「鉢植え」で育てて、
冬は、お外の霜の当たらない場所に移してあげてください。
オリーブは、冬の寒さに当たることで
花芽ができるメカニズムなので、
室内には入れずに、お外で育ててあげてくださいね。
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剪定について★
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長生きするオリーブですから、
ずっと育てているうちに
どんどん枝が増えていきます。
そうやって年々自然に樹形が変わるのが、
オリーブの面白いところです。
でも、実を付けたい場合は、毎年、剪定が必要です。
また、「ちょっとカッコ悪いな・・」と思ったときも、
伸びすぎた枝や、混み合った枝を
切ってあげてください。
見た目がよくなるだけじゃなく、
風通しが良くなって、
日差しも全体に当たるので生育も良くなります。
【切ってはいけない枝】
●その年に新しく伸びた枝(若いので、枝が緑色です)
・・・オリーブは、その年に新しく伸びた枝に
来年お花を付ける(=実を付ける)性質があるので、
切らないように注意してください。
【切るべき枝】
●枯れている枝
・・・残しておくと、風通しも悪く、
元気な枝に日が当たらなくなってしまうので
根元から切ります。
●真下を向いている枝
・・・下へ伸びていってしまうと見栄えがよくないので
切ってあげます。
●ぶつかり合った枝(交差した枝)
・・・どちらかの枝を残して、片方を切ります。
枝分かれの多い方を切ってあげると良いです。
●1本の枝から、無数に同じ方向に出ている枝たち
・・・間引くように切って、枝の数を減らします。
●「幹の根元」から出てきた若い枝(ひこばえ)
・・・栄養を吸収してしまうので、
除去しないと、本株に栄養がいかなくなってしまいます。
あとは、なるべく左右交互に枝が出ているように
切ってあげると、バランスが良く見えますよ(^^)
逆に、左右の枝の本数が全然ちがうと
見栄えがあまり良くないのです。
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実をつけて楽しみたい場合★
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2種類以上の品種を一緒に植えて、
オリーブの実も楽しみたいと思っているあなたは
ご参考にしてください♪
※オリーブは「自家不結実性」といって、
自分の花の花粉が雌しべに付いても
実がならない性質が強い植物です。
一つの品種を単独で植えても
実がなることはありますが、
違う2種類の品種を一緒に植えて
違う品種の花の花粉が付くことで、
実がなる確率がグンとアップします。
【2品種以上植える場合の植え付け方】
植える間隔は、すぐ隣でも、数メートル離れていてもOK。
オリーブは「風媒花」といって、
風によって花粉が運ばれて
受粉するからです(^^)
オリーブの木がある程度大きくなって
幹の太さがだいたい2センチを超えると、
実がなり始めます。
【実を付けるためのコツ】
■1. 剪定を必ず行うこと
剪定をすることで、風通しが良くなり
全体に日差しが当たるようになるので、
お花が咲きやすくなり=実も付きやすくなります。
前述の「剪定について★」をご参考に、
必ず、その年に新しく伸びた枝だけは残してくださいね。
オリーブは、その年に新しく伸びた枝に
来年実を付ける性質を持っているからです。
■2. 開花中はなるべく雨に当てないこと
雨に当たると花粉が飛びにくくなってしまうので、
開花中は、雨に当たらないようにするのがベスト。
鉢植えなら移動して、
庭植えでも雨よけをした方が
実が付く確率がアップします。
【オリーブの実の楽しみ方】
オリーブの実が収穫できたら、
お家でオシャレな本格イタリアンが楽しめちゃいます(^^)
オリーブには「タンニン」という渋味が含まれているので、
そのままでは渋くて食べられません。
アク抜きして、塩漬けにすることで
おつまみやサラダ、パスタに使えるようになりますよ♪
■オリーブの塩漬けの作り方
~用意するもの~
・オリーブの実
・苛性ソーダ→オリーブの重量の1.8パーセント
・水(苛性ソーダを溶かす用)→オリーブの重量と同等
・塩水(塩分5パーセント)→適宜
・プラスチックかステンレス製の容器(フタ付き)
・プラスチックかステンレス製の落し蓋(お皿などで代用してもOK)
※苛性ソーダは、薬局で手に入ります。
劇薬扱いなので、必ず注意書きに従って取り扱ってください。
~作り方~
1. オリーブの実を軽く水洗いします。
2. 容器にオリーブの実と水、苛性ソーダを入れ
落し蓋をして、容器のフタをします。(アク抜き)
3. 12から16時間経ち、漬け汁が褐色になったら
漬け汁を捨てて、キレイな水に入れ替えます。
4. 3を何度か繰り返し、漬け汁が透明になったら
アク抜き完了です。
5. 漬け汁を捨て、5パーセントの塩水に
ひたひたになるように漬けます。
6. 2日後、塩水を捨てて、
新しい塩水にひたひたになるように漬けたら
できあがり♪
冷蔵で、2~3ヵ月間保存できます。
おつまみとしてそのまま食べたり、
サラダやパスタに入れて
オシャレな本格イタリアン気分を楽しんでくださいね(^^)♪
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