沈丁花の楽しみ方
こんにちは(^^)ゲキハナの古屋です。
愛花園さんの沈丁花は、
5年もの長い歳月をかけて
じっくりと育てられた、大人の樹。
一般的に出回っている
1年生や2年生の沈丁花とは、
花付きも、幹の太さもまったく違います!
お花がいっぱい咲く分、
たっぷり春の香りを楽しませてくれるので、
思いっきり深呼吸して、癒されてくださいね♪
まずはじめに・・・
ゲキハナでは、
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鉢植えで育てるのを
推奨します!
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愛花園の菅谷さんもおっしゃっていたのですが、
地植えにされると、
5年ほどで枯らしてしまう方が多いのです。
実は、沈丁花の根っこはとってもデリケート。
地植えにしたことで、根っこに病原菌が入って
枯れてしまうのです。
せっかくの5年生の大人の樹ですから、
鉢植えのまま楽しんで、
翌年には、ちょっと窮屈そうになってくるので、
8号の鉢に植え替えます。
そうすることで、根っこに病気が入りにくく、
毎年花芽が増え、見事に成長します。
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癒しの香りをたっぷり楽しむための
育て方♪
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【置き場所】
日のよく当たる場所がベストです。
ただ、真夏はキツイ西日が避けられるような場所に置いてください。
南か東のお庭なら、間違いないですよ(^^)
日当たりが良いと、
お花もたくさん咲いてくれるから
香りの癒し効果も倍増です♪
【水やり】
1年を通して、
土の表面が乾いたら、たっぷりあげればOKです。
【肥料】
お花が咲いている時期は、
肥料は必要ありません(^^)
肥料をあげるのは、
・お花が終わった後、新芽が伸びてくる4月ごろ
・株が成長してくる10月ごろ
この2回です。
プロが使う基本肥料をあげれば大丈夫ですよ♪
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カンタンな剪定で、
来年もっとお花を増やす方法♪
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沈丁花は、自然な樹形を楽しむものなので
基本的には、剪定は必要ありません。
ただ、来年はお花をもっと咲かせたい!と思ったら、
カンタンに剪定してあげることで、
そこから新芽が出て、花芽も増えますよ♪
お花をたくさん咲かせたい人は、
剪定にチャレンジしてみてくださいね!
【剪定の時期】
剪定するタイミングは、
<春にお花が終わった直後>。
6~7月以降は、絶対に切らないでください。
6~7月頃には
早くも、翌年に咲く花芽が作られます。
だから、それ以降に切ると、
せっかくできた翌年の花芽を
切ってしまうことになるんです。
【剪定の方法】
剪定と言っても、形を整える程度に
先端の方を軽く切るだけです。
そうすると、新芽が出て枝数が増えるので
来年咲くお花が増えます。
あまり大きく刈り込んでしまうと、
その枝が枯れてしまったり
お花が咲かなくなってしますので、
あくまで、軽く切るだけです。
【必ず守ってほしいこと】
<太い枝をバンバン切ってしまうのは絶対にNG>です!
沈丁花は、大きく切り戻すと弱ってしまうからです。
あくまで、枝の先端を切る程度の
軽い剪定にしてくださいね♪
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裏ワザ!
あまり知られていない、
長く楽しむための植え替え方♪
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沈丁花は、一般的には
植え替えが難しいと言われているお花です。
これは、根っこに病原菌が入りやすいから。
でも、鉢植えなら、お庭に植えるより
病気になりづらいので、
植え替えしても、長く生きてくれることが多いです。
【植え替えの時期】
来年、窮屈そうになったり、
大きくなって鉢とのバランスが悪くなってきたら、
植え替え時。
必ず、6~7月に植え替えます。
【鉢の大きさ】
はじめの植え替えでは、
8号(直径24センチ)の鉢に植えてください。
現在の鉢は5号(直径15センチ)。
沈丁花は、根っこがとってもデリケートなので、
植え替えの回数は少ない方が良いです。
だから、5号鉢(直径15センチ)から、
6号、7号は飛ばして
一気に、8号鉢(24センチ)に植え替えちゃいます。
そうすれば
その後、2~3年は植え替えなくて良いので、
植え替えの回数が最小限ですむんです♪
【土】
土質は特に選ばないので、
市販の培養土でOK。
ただし・・・!
必ず、「新しい土」を使うようにしてください。
何度も言いますが、
沈丁花の根っこはとってもデリケート。
古い土を使って
根っこに病原菌が入ると、
枯れてしまいます。
【植え替え方】
鉢から抜いたら、根っこや周りの土を崩さないで、
そのまま、新しい鉢に植え替えます。
根っこを傷めるとダメになってしまうので、
よーく気をつけてあげてくださいね♪
ありがとうございました!