アンドン仕立ての大鉢のバラの育て方
こんにちは!ゲキハナの古屋です!
アンドン仕立ての大鉢のバラの最大のメリットは
つるバラなのに、仕立てる手間が一切必要なし!
こんなところに限ります!
もしあなたが初心者でも、1年目は労せず咲かせられまから
安心して育てて頂ければと思います。
また、バラは病気がちだと思っている方が多いのですが、
お水やりと肥料のバランスで、強いバラを作ることが可能ですので、
是非ご参考にしていただければと思います。
ではでは、まいりましょう!はじまりはじまり~~♪
<置き場所>
基本的には戸外の日向です。
大きいので室内に入れる方はいらっしゃらないかと思いますが、念のため。
また、冬の間は、寒さが厳しくても、全く問題なしですので、
この冬の時期は、外に出しっぱなし、雪にかぶりっぱなし、
北風に吹かれっぱなしでも問題なしです。
北海道でも大丈夫な植物なので
お外に出しっぱなしが一番です!
基本的に冬は枝だけですので、
傷む部分もありません。
ご心配なく。寒い冬に力を蓄えています。
夏はお家の東側がベストです。
西日が強いと葉が傷みます。
西日が当たらない場所に移動すれば問題なしです。
<水やり>
乾いたらたっぷりと与えてください。
鉢が大きいので、乾くまでにはそれ相応の時間が必要です。
表土が乾いてから、しばらく経ったら、4リットルくらい、たっぷりたっぷり。
鉢の中、全体にお水が行き渡るには、それくらいのお水が必要です。
あげない時はあげない。あげるときはあげる。メリハリが大切です。
<肥料>
結構大事なので、良く理解をしていただければと思います。
梅雨前、花がほぼほぼ終わってきます。
その時に、咲いてくれてありがとうの意味も込めて、
10:10:10とか6:6:6のような、
バランスのとれた化成肥料をひと掴み、わっさと株元与えてください。
プロが使う基本肥料がちょうど良いです!
秋の開花が終わる12月頃に、また、ありがとうのお礼の意味で、
梅雨前と同じように、ひと掴み与えてください。
下手に液肥や、他のバラ好きな方のアドバイスでいじくりまわすと、
病気にかかりやすくなります。
初心者の方はこれだけにしてくださいね!
<ちょっとした工夫で良く咲きます>
剪定
ツルバラは切ると良く咲く性質を持っています。
今年の秋に良く咲かせるための剪定のアドバイスを少し。
まず、夏もポツポツ花を咲かせますが、
蕾が上がってきたら、全部切ってください。
ちょっともったいない気持ちもしますが、
秋に咲かせるための体力を夏に作ります。
ですので、全ての蕾を切ってしまってください。
また、お盆明け(8月20日頃)に、剪定をします。
伸びた枝を深めにカット。
大胆にカットしてください。
深めに切るとグッと伸びます。浅めに切ると、少ししか伸びません。
バラは、剪定後の新しい枝に花をつける性質があります。
思い切ってバッサリ行っても問題なしです!
また、2月頃も剪定の季節です。
伸びた枝をばっさりカットして、春に備えてくださいね!
尚、アンドンに巻いてある場所は切らず、
伸びた枝を切ると言った要領でOKです。
そんなに難しくはありません。
バラの本には難しい剪定が書いてありますが、
最初のうちは、バッサリでも良く咲きますから問題なしです!
葉をちぎる作業
冬場、是非やっていただきたいのが、葉をちぎる作業です。
寒くなってきた1月~2月頃、上記で説明した剪定を行いますよね?
その際に残った枝に葉っぱがついていたら、
そのままにせず、全部ちぎってしまってください。
そうすることによって、バラがしっかりと休眠し、力を蓄えてくれます。
力を蓄えたバラは、春の開花が素晴らしく、楽しみが増えます!
反対に、葉を残しておくと、意外としょぼい感じの春の開花になることがあります。
心を鬼にして、葉を全部、摘んでくださいね!
<植え替え>
丸2年経った冬場には植え替えをします。
ひと回り大きな鉢に植え替える場合には、
周りの土をしっかり落として、新しい土(ふくらむ培養土)で植えこんでください。
鉢を大きくしたくない場合には、鉢の回りの土を落として、
新しい土を入れた、元の鉢に戻して植え替えるイメージです。
冬の寒い時期、バラは休眠していますので、
根だけの状態になっても死にません。
もちろん、根が乾燥してしまうと、枯れてしまいますので、
数時間程度で植え替えは完了させてください。
植え替えの目的は、土の入れ替えです。
バラは土で育つ植物です。
良い土で、必要な量の肥料を与えることで、
病気にかかりにくくなります。
尚、リンサン分や、チッソ分が極端に多い肥料などを使うと、
病気にかかりやすくなり、農薬が必要になります。
そうなってくると、病気も耐性がついてしまい、
農薬を与え続けるスパイラルに陥ってしまうという訳です。
バラは土で育てる!是非、実践してみてくださいね!!
ではでは、最後までお読みいただきありがとうございました!