シクラメンの花茎が伸びないときは、どうしたらいいの?
シクラメンを育ていると、うまく花茎が伸びずに悩んでいる方も多いと思います。
実は、検索をすると、間違った情報がたくさん出てきてしまい、
その通りにやってもしおれてしまったという経験をお持ちの方も多いですよね。
ゲキハナでは、正しい情報を発信して、
よりよくシクラメンを育てていただこうと考えています。
この育て方をご参考にして、長く楽しんでいただければ嬉しいです!
【シクラメンの花茎が伸びない理由と対処法】
シクラメンを育ていると、最初の頃はキレイな花姿を保てていても、
次に出てきた新芽がうまく育たず、なぜか花茎が短くなったり、
伸びなくなったりしてしまうことがあります。
シクラメンの花茎が伸びない理由は、いろいろあるのですが、大きくわけて4つあります。
「1.日照不足、2.水不足、3.気温の変化、4.肥料不足」です。
ここでは、それぞれの理由と対処法について解説していきますね!
<1.日照不足>
日照不足のまま育ったシクラメンは、
花茎が短いまま開花することがあります。
シクラメンは葉が茂ってくると、葉が陰を作ってしまい、花芽に光がうまく当たらなくなってしまうことがあります。
その結果、日照不足になってしまうことがあるので、秋から初春までの間は日当たりの良い場所に置くと良いです。
日当たりの悪い場所に置いてしまうと、それだけで日照不足になってしまいます。
反対に、日当たりの良い場所に置いていても、葉の陰に新芽が隠れてしまうと、
日照不足と同じ状態になってしまうので、葉組みしてあげることで、日照不足を解消することができます。
さらに日照不足を解消するために、暖かい晴れた日の日中には、
時々シクラメンを戸外に出して日光浴をさせてあげると、室内管理で日照不足気味になっていたものが回復しやすくなります。
<2.水不足>
シクラメンは、水不足を起こすと、花茎が伸びにくくなることがあります。
シクラメンは過湿を嫌いますが、花期の間は、新しい葉や花を咲かせるために普段よりも水が必要になります。
また、温度が高すぎてたり、室内が乾燥していたりすると、葉が茂っている状態であれば、それだけ葉から蒸散する水分も増えます。
また、土が乾きやすくなるので、水やりのリズムも季節によって変化してきます。
葉がしんなりとしてしまっている場合は、
完全に水切れの状態となっていますので、花茎や花芽もうまく育たず、伸びなくなってしまいます。
シクラメンの水やりの目安は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと
お水をあげるのが基本です。
<3.気温が高い、低い>
シクラメンは最高温度20℃を越え無い最低温度5℃を下回らないなるべく昼と夜の温度差の少ない環境で育ててあげます。
ジメジメした高温多湿の日本の夏がとっても苦手だったり、また、寒すぎるところも苦手だったりします。
暑かったり、寒すぎたりすると葉が黄色くなったり、うまく花茎が伸びなくなってしまうことがあります。
春から秋の間であれば、涼しく風通しの良い場所へ移動してあげるなど、置き場所を見直すだけで花茎が健康的に伸びてしっかりとした花が咲くようになったり、花付きが良くなったりします!
冬場の場合は、室内で育てる場合など、
暖房が直接シクラメンに当たっていないか?
室内が乾燥しすぎていないか?
昼間と夜の気温差はどうか?
日当たりはどうか?
風通しは良いか?
など特に気を配って観察してあげると良いです!
生育適温に合わせて管理してあげることで、花色や花の形も安定します。
また、シクラメンは気温が25度を上回ると、球根の上部にある葉や花を枯らし、休眠する性質があります。
休眠する準備では、花茎を伸ばし花を咲かせる必要もないので、
気温が高い場所では花茎が短くなってしまいます。
特に室内で管理している株は、室温が高くなりすぎることによって、
休眠準備に入ってしまい、花茎を伸ばさなくなることが多くあります。
冬は暖房を使うことが多いですが、できるだけ20度を超えない環境で管理し、
暖房器具の熱や風が当たるような場所は避けるようにすると良いです!
<4.肥料不足>
花期のシクラメンは、肥料を定期的に与え、肥料切れを起こさないようにすることが大切です。
シクラメンが次々と花や葉を茂らせる為には、とても体力を使うので、
肥料切れを起こすと、花茎がうまく伸びないことがあります。
完全な肥料切れになると、花が咲かなくなったり、新芽や花茎が発生しても、大きくならずに枯れてしまうこともあります。
その前段階として、花茎がきちんと生長せず、短くなってしまうことがあります。
1週間に1回液体肥料を与え、必要であれば固形肥料もあげるようにすると良いです。
シクラメンの花茎が健康に伸びる為には、
光り、水、気温、肥料が何よりも大切です!
花茎が伸びなくて悩んでいる方は、あきらめずに見直ししてみて下さいね!
最後に、お求めいただいたシクラメンの生産者さんによって育て方が異なるため、ご家庭での管理の仕方も異なってきます。
信頼のできるお花屋さんから、シクラメンはご購入されることをお勧めします。
そして、お家の環境に合ったシクラメンに出会えると、毎年長く楽しむことができるお花ですので、お店の人とよくお話されることをお勧めします。
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