シクラメンの10月のお手入れってどうしたらいいの?
夏越しを終えたシクラメンを育てていると、10月以降のお手入れについて、どうしたらいいのか、悩んでいる方も多いと思います。
実は、検索をすると、間違った情報がたくさん出てきてしまい、その通りにやってもしおれてしまったという経験をお持ちの方も多いですよね。
ゲキハナでは、正しい情報を発信して、よりよくシクラメンを育てていただこうと考えています。
この育て方をご参考にして、長く楽しんでいただければ嬉しいです!
【シクラメンの10月のお手入れについて】
シクラメンにとって、10月は戸外で育てる時期としては一番過ごしやすい季節になります。
夏越しを終え、この時期に、株の育成をしっかりと行っていくことで、次に咲くお花も充実し、
美しく開花させてくれますので、しっかりと、お手入れしていくことが大切になってきます。
夏越しをした株は、販売されるシクラメンよりも、
1~2か月ほど開花が遅れるのが特徴です。
販売されているシクラメンは、
休眠させない方法で、夏越しをした株であっても、蕾が見える程度で、開花はもう少し先になります。
休眠させて夏越しをした株は、葉数が少しずつ増えていきます。
いずれも、12月の終わり頃から1月の頭ぐらいまでには開花数が増えてくるので、お水や肥料を切らさないようにするのがポイントです!
開花の開始はゆっくりと進み、前年より株が大きくなっているので、花数が増え、さらに豪華に咲いてくれます。
それでは、夏越し後、それぞれのお手入れの方法について説明していきますね!
<置き場所>
10月はまだそれほど、寒いというほどではないので、戸外で管理します。その際、しっかりと日を当ててあげて下さい。
できるだけ、日当たりの良い場所で育ててあげるのですが、午前中だけ日の当たる、半日陰の風通しの良い場所で育ててあげます。
直射日光に当ててしまうと、また休眠してしまったり、雨に当たると球根が腐ってしまうので、
雨の当たらない軒下がお勧めです。
軒下だと、どうしても、日当たりが悪くなってしまう。と、いう場合は、天気の良い日は、日当たりの良い場所に出してあげて、雨の日は軒下に移動させてあげるようにすると良いです!
また、日当たりの良い場所に置いてあったとしても、周りの植物などの陰になることもあるので、気をつけてあげると良いです!
10月を過ぎると地域によっては、霜が降りるところもあるので、霜には絶対に当てないようにします。
霜に当たるとすぐにシクラメンは枯れてしまいますので、霜が降りそうな時は、室内に取り込んであげて下さいね。
室内で管理する場合は、15度以上にならないような明るい日陰で管理します。
暖房などの風が直接シクラメンに当たらない場所が好ましいです。
<水やり>
葉の数も増えてきて、生育も旺盛になってくる頃なので、吸い上げる水の量も増えてきます。
また、シクラメンが吸う水の量が増えるため、土が乾きやすくなってきますので、土がかわいたら鉢底からたっぷりとお水が流れ出るくらいお水をあげるようにします。
鉢皿にたまった水は加湿の原因になってしまうので、溜まった水は、その都度捨てるようにします。
また、水を与える際には、葉や球根に水がかかると、水が凹みにたまってしまい、カビの原因になってしまうので、かからないように注意しながらお水をあげます。
お水をあげる時は、夕方ではなく、なくなるべく午前中にあげるようにします。
夕方にお水を与えると、湿気が夜まで残ってしまうので、カビの原因になってしまいます。
<追肥>
葉が茂り、育成も盛んな時期なので、小さな蕾が出てきていることもあります。この時期は、肥料もたくさん必要とする時期なので、肥料切れに注意します。肥料が切れると、葉や蕾の生育に大きな影響が出るので注意します。
1週間に1度、液体肥料を1000倍に薄め、水の代わりに与えます。
固形肥料は2週間に1度、施してあげるようにします。
また、この時期は葉組みも行なってあげると良いです!
葉組みをすることで、大きな葉に隠れてしまっている、小さな葉芽や花芽に光が当たり、正常に育つようになります。
葉組みの方法については下記のリンクを参考にしてくださいね!
◆シクラメンの葉組みってどうやるの?
<カビ対策>
10月は、夜の気温が低くなってくるので、
お水をあげるタイミングが遅いと、夜まで湿気が溜まったままになってしまうことがあります。
湿度の高い時間が長くなると、灰色カビ病にかかる可能性が高くなります。
灰色カビ病は、カビが原因の病気なので、殺菌効果のある薬剤(ベンレート)を使用して予防してあげると良いです!
また、夜には余分な湿気が抜けているように、お水は午前中にあげるようにすると良いです。
灰色カビ病について詳しく知りたい方は下記のリンクも是非参考にしてみて下さいね!
◆シクラメンが突然カビてしまったらどうしたらいいの?
※リンクを挿入してください
最後に、お求めいただいたシクラメンの生産者さんによって育て方が異なるため、ご家庭での管理の仕方も異なってきます。
信頼のできるお花屋さんから、シクラメンはご購入されることをお勧めします。
そして、お家の環境に合ったシクラメンに出会えると、毎年長く楽しむことができるお花ですので、お店の人とよくお話されることをお勧めします
販売中の商品はコチラ
いろいろなシクラメン はコチラ
ゲキハナのトップページ はコチラ