かわいく咲いたチューリップにアブラムシが群がっています
こんにちは(^^)ゲキハナの古屋です。
春といえば、カラフルなチューリップ。
一重や八重、フリンジ、模様、可愛らしいものからシックな色合いまで楽しませてくれます。
オランダが有名ですが、
原産地はトルコのアナトリア地方とされ、古くはオスマン帝国の時代から愛されて、
トルコのトプカプ宮殿やブルーモスクのタイルにも描かれています。
そんなチューリップをきれいな姿で楽しむために、
気をつけていきたい病害虫への対処法をお教えします。
<具体的な症状>
アブラムシの成虫・幼虫は3~11月に発生し、
体が黄緑色のものから黒褐色まで様々にいますが、黄緑色のものが多いです。
葉や新芽、つぼみや花などの柔らかい部分に群がり、口にある針を差し込んで汁液を吸います。
汁液を吸われた葉や花はシワシワになったり、捲れあがったり、こぶを作ることもあります。
生育に影響しますし、すすを発生させ、更にはウイルス病を媒介しますので本当に要注意の害虫です。
<対処の仕方>
数が少ない場合は、ガムテープや粘着テープ、専用の粘着棒などを利用して根気よく取る方法があります。
多く発生している場合は薬剤を散布するのがオススメです。
発生初期にオルトラン粒剤を株元に与えたり、ウララ50DFなどの薬剤 を散布します。
「酢」が原料の製品もいいですね。
<予防方法>
毎日のお手入れの中で観察して早期発見が一番大切なことで、予防する方が効果が出ます。
予防効果のある総合防除剤モスピラン・トップジンMスプレー等をスプレーします。
また、アブラムシの天敵テントウムシやヒラタアブ。クサカゲロウなどの
捕食昆虫や寄生蜂を保護して活用するのはいかがでしょうか。