シャクナゲが急に弱ってきたら、疫病かも

 

こんにちは(^^)ゲキハナの古屋です。




シャクナゲに病気や虫がついてしまうのは、とても心配ですよね。


放っておくと、ひどくなってしまうだけではなく、

最悪、枯れてしまうこともありますので、

早め早めに対処しておいた方が良いです。



ここでは、対処の仕方や治しかた、薬剤の種類や、予防の方法なども記載しておきますので、

ぜひご参考にしてください!


正しい知識を身につけて、シャクナゲを病気や害虫から守ってあげてくださいね!




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具体的な症状
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・葉が落葉してくる
・木の根元に白いカビが生えたり腐ってくる
・シャクナゲが全体的に衰弱してくる



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対処の仕方
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上記の症状。特に下の2つ症状が当てはまる場合、

立枯病(たちがれびょう)の疑いがあります。


シャクナゲに見られる、代表的な土壌病害(伝染病)で、

土の中に潜んでいたピシウム菌という菌糸による被害です。


このピシウム属菌により発症する病害は、

ほかにも根腐病、腐敗病、苗腐病などがあります。


どれも、この病気にかかると

茎が腐り、葉が落葉し始め、やがて枯れてしまいます。


この病気にかかると、救済ができないため、

残念ですが、救済する事よりも、

シャクナゲを処分し、ほかへ被害が広がらないようにする事の方が大切になります。


伝染する病気のため、できれば早期の段階で焼却処分してください。


原因は、

もともと菌がいた株をお迎えしてしまったか、

植える時に使った土が悪かった事が考えられます。


対処としては、

鉢植えの場合は、土ごと処分します。

地面に植えていた場合には、

周辺の土も、ごっそり破棄処分し、

土壌消毒剤で、残った土を消毒してから、次の植物を植えます。


地面に植えていた場合は、少々大変な作業になりますが、

病原菌が残っていると、

次に植えた植物も、この疫病にかかる可能性が高いので、

しっかり殺菌することが大切になります。

殺菌後は、

水はけが良くなるよう腐葉土を混ぜこむなどしてから

新しい苗を植えるようにしましょう。


使用する土壌消毒剤は、

刺激臭のあるガスを発生させるものが多いので、取り扱いには気をつけてください。


比較的、刺激臭が少ないものには、

バスアミド微粒剤という消毒剤があります。

粒剤なので、散布もしやすいようです。




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予防方法
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立枯病(たちがれびょう)は、

発症すると、対処法もないし、その後も大変。

発病しないのが1番です。


有効な方法は、

菌が付着した苗木を購入しないこと。ですが、

残念ながら、これは見た目ではわかりません。


出来ることは、植え付ける際には、

「ある程度いい土を使い、浅植えする」ことです。

これだけで、立ち枯れ病を高い確率で回避できます。


・使いまわしの土、水はけの悪い土は使わない
 (高級じゃなくていいので、ある程度いい土を使う)
・土表面より株が少し高い位置になるよう浅く植え、排水を促す
・有機物肥料を多用しない


これがポイントです。





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