サザンクロスに水がしみたような淡い茶色の点のような模様が出ていたらそれは灰カビ病です。


サザンクロスは正式にはクロウェアと呼びますが、普通はサザンクロスという名前で呼びます。サザンクロスは輸入業者がつけた名前で、日本以外では通じない名前です。
ピンク系の花が多く、葉はかんきつ系の、さわやかな香りが楽しめますよ。色が華やかなので心を和ませ、香りで元気をもらえるとっても頼もしい存在です。
ここでは、対処の仕方や治しかた、お薬の種類や、予防の方法なども記載しておきますので、ぜひご参考にしてください!
正しい知識を身につけて、サザンクロスを病気や害虫から守ってあげてくださいね!


<具体的な症状>

・茎・葉・花に灰色のカビが発生する。
・葉が茶色に変色する。しばらくすると灰色がかった茶色のカビが表面いっぱいに広がる。
・灰色カビ病が株元に発病すると、苗が腐って萎れ始める。
・ひどい時には苗全体が枯れてしまう。
・花につくと咲かなかったり,見た目がとても悪くなる。


<対処の仕方>

発病した部分は、周りに病気が広がるもとになるので見つけたらすぐに切り取りましょう。お薬を使用する時は、病気の部分を取り除き、お薬を吹き付けます。
発病したときには、1週間おきに2~3回、トップジンM、ベンレート、オーソサイド、ロブラールなどを吹き付けると効果的です。お薬に耐性をもつ菌があるので、一種類のお薬を繰り返し使わないで、2~3種類のお薬を交代に吹き付けるようにしましょう。伝染を防ぐため、発病した部分は見つけしだい摘み取って焼却しましょう。
お薬を使うことに抵抗がある場合は、食材として知られている重曹を吹き付けます。灰色カビ病の初期に、高い予防効果があります。菌や胞子をつくるのを抑え、病気の発生を食い止める働きがあります。重曹の使用であれば安心ですね。
病気にかかった部分を取り除いても、土に菌が残っていると他の株へ感染してしまうため、できれば新しい土に植え替えます。土の入れ替えが難しいときは、お薬を吹き付けて菌を駆除しましょう。


<予防方法>

灰色カビ病は気温が20〜25℃で湿度が高い環境を好みます。3〜7月の春から梅雨にかけて、9〜12月の秋から初冬に多く発症しやすいようです。気温が上がる真夏は灰色カビ病が少なくなる時期です。花がらをそのままにしておくと、灰色カビ病の原因になってしまうので、こまめに花茎の根元から摘み取るようにしてください。
春から秋は日当たりの良い明るい日陰で育てます。高温多湿にやや弱いので、梅雨時期は雨を避けたほうがよいです。また、真夏は直射日光の当たらない風通しの良い場所に移してあげてくださいね。
耐寒性はある程度ありますが霜や寒風に当てると株が傷むので、冬はベランダや室内の日当たりの良い場所においた方が良いです。株が傷んでしまうと、春からの生長に大きく影響します。霧の無い地域では特に防寒対策しなくても戸外で冬越しできます。
数年すると突然枯れてしまう事があるので、挿し木で作り直しておくとよいですよ。





販売中の商品はコチラ


サザンクロス 9号 はコチラ

↑ PAGE TOP