サザンクロスの葉の表面をジグザグに移動した跡が見えたらそれはハモグリバエです!


星のような花の姿をしている「クロウエア」という植物を知っていますか?常緑の低い木で、星形の小さなかわいい花を楽しむことができることから、日本ではサザンクロスという名前で親しまれています。葉をもむと柑橘系の爽やかな香りがしますよ。
ハモグリバエは被害を放っておくと、枯れてしまうこともありますので、早め早めに対処しておいた方が良いです。
ここでは、対処の仕方や治しかた、お薬の種類や、予防の方法なども記載しておきますので、ぜひご参考にしてください!
正しい知識を身につけて、サザンクロスを病気や害虫から守ってあげてくださいね!


<具体的な症状>

・トンネルを掘るように食べ、被害のあった葉を透かしてみると約2mmほどの幼虫が見つかる。
・幼虫の排泄物で、模様のふちに黒い汚れがある。
・大量に発生すると葉に穴があくこともある。
・葉っぱが変形したり枯れて葉が落ちることも多くなる。


<対処の仕方>

ハモグリバエを取り除くには、まず被害にあった葉を切り取って処分します。ただ、ハモグリバエがついている葉をすべて取り除くと生長しなくなるので、幼虫をピンセットやつまようじでつぶしていきます。
見つけるのは白い筋の先をたどればいいです。その後、お薬をかけて完全に取り除きます。
また、さなぎになったハモグリバエは、葉っぱから落ちて下にたまることが多いです。葉の幼虫を駆除するときに、合わせて取り除きましょう。
万が一卵を孵化させてしまった時は、白い筋の先の皮を破ると中から1~2㎜ほどの幼虫が出てくるので潰してしまいます。ハモグリバエは黄色に集まる特徴があるので市販の「黄色粘着板」などを利用して、卵を産み付ける前に成虫を駆除してしまいましょう。
ムシナックスなどの専用の商品も売っているのでぜひ使用してみてください。

<予防方法>

最も良い方法は、ハモグリバエを近づけないことです。ハモグリバエの活動が活発になる春前に、防虫ネット(0.8mm以下)で周りを囲み、成虫が入らないようにしましょう。殺虫剤をまくのも予防につながります。
ハモグリバエのような病害虫は、自然に発生してしまうので、被害を完全に防ぐことは難しいかもしれません。ただ、初めのうちに見つけたら、手で取り除くだけでも被害を減らすことができます。殺虫剤を使いたくない方は、手袋やピンセットを用意して取り除くようにしましょう。でも大量に発生した時はお薬の吹き付けることも考えてみましょう。栽培するときはまだ根が出ていない切り花や切り枝の葉に白い点はないか、白い筋状の食べた跡がないかよく見ましょう。少しでも疑いのある時は、その白い点から筋が伸びるかどうかを数日間観察しましょう。黄色のハエ取り紙を、作物の高さに設置してもハモグリバエの成虫がいるかどうか見ることができます。そうすることで予防の対策が必要かどうかの目安になりますよ。
春から秋は日当たりの良い明るい日陰で育てましょう。高温多湿にやや弱いので、梅雨時期は雨を避けたほうがいいです。また、真夏は直射日光の当たらない風通しの良い場所に移してあげましょうね。




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