ランタナの葉に白い綿のようなものがついていたり、白いワラジ形の虫を見つけたら、カイガラムシです。


ランタナの花が咲く時期は5~11月までと、とても長いのが特徴です。いつでも花が咲いているので、花壇に植えたり鉢に植えたりして飾っておくと見栄えがよくなりますよ。
カイガラムシには、ハカマカイガラムシ、カタカイガラムシなどたくさんの種類があり、中にはワタフキカイガラムシのように殻をかぶらないものもあります。カイガラムシは庭の木や果物の木、観葉植物にくっついて植物を弱らせる害虫です。被害が拡大すると最悪の場合、植物が枯れてしまうこともあります。
ここでは、対処の仕方や治しかた、お薬の種類や、予防の方法なども記載しておきますので、ぜひご参考にしてください!
正しい知識を身につけて、ランタナを害虫から守ってあげてくださいね!


<具体的な症状>

・葉の表面がテカテカ光っている。・ベタベタしている。・葉っぱに殻が付いている。
・葉っぱの表面が、かすれたように白っぽくなっている。
・メスの成虫が植物の汁を吸うことで育ちにくくなったり、新しい葉の成長が悪くなる。
・排泄物の甘い臭いで「すす病」が繁殖し、葉っぱの表面にすすのような灰色から黒色の模様が現れる。


<対処の仕方>

まずは幼虫か、成虫かで判断します。成虫の場合はロウのような殻で体を覆っているので、お薬が体の中まで届きません。そのため、柔らかい歯ブラシや、濡らしたスポンジなどでこすり落としていきます。ただ、こすり落とすときに力を入れ過ぎて植物を傷つけてしまわないよう注意してくださいね。もし、大量に発生している場合は、葉を切り取って処分するのも1つの方法です。幼虫の場合はお薬を吹き付けるのがよく、ベニカ、オルチネン、スミチオンなど「カイガラムシ」と書いてあるお薬を使います。成虫になると取り除きにくくなるので、幼虫へのお薬が有効です。


<予防方法>

カイガラムシは、1年を通して風通しの悪い場所で発生しやすいので、風通しのよい場所を選びましょう。また、できるだけ幼虫の間に取り除きましょう。農薬をかけて予防するのが効果的です。
カイガラムシは、放っておくとあっという間に増えて、すす病などの原因にもなります。毎日観察し、カイガラムシの寄りつきにくい環境をつくるなど、早期の発見・対処を心がけるようにしてくださいね。
枝や葉が混み合うとカイガラムシが発生することがあります。
花が咲き終わったら、切り戻しをしましょう。花から二節ほど切ってしまうことで、「実をつけようとするために次の花つきが悪くなる」のを防ぐことと、「脇芽が出てきて花つきがよくする」ことができますよ。
カイガラムシは、害虫ではありますが食品の着色料の原料にもなったりしています。意外な一面もあるんですね。




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