パクチーの葉や茎に、びっしりと群がっている小さな虫がいれば、アブラムシです!



パクチーには消化を助ける働きがあり、胃腸の調子を整えてくれ、夏バテ防止にもなると言われています。
生で食べることが多いので、安心な方法で病害虫から守ってあげたいですね。
アブラムシは、パクチーの栄養を吸い取って弱らせるだけではなく、ウイルスに感染する原因にもなります。
アブラムシがパクチーに付くと、ひたすら汁を吸い続けるので、勢いがなくなり弱わってしまいます。そうなると、病気になったり枯れやすくなります。
ここでは、対処の仕方や治しかた、薬剤の種類や予防の方法なども記載しておきますのでぜひご参考にしてください。
正しい知識を身につけて、パクチーをアブラムシから守ってあげてくださいね!


<具体的な症状>

・アブラムシが柔らかい葉に群がって吸うので、葉が縮んだり巻いたりする。


・アブラムシが吸った所だけ白色になったり、デコボコになることもある。ひどくなると、しおれてしまう。

・葉に小さなコブを作り、中にアブラムシが寄生する。


・地面の近くの茎や葉にいるアブラムシをアリが土や砂で隠してしまい盛り上がっている。


<対処の仕方>
パクチーはアブラムシにとても弱いです。まずは、アブラムシがいる葉を切り取って捨ててください。
アブラムシの天敵・テントウムシの幼虫を持ってきてあげると、食べ盛りの幼虫はものすごい勢いでアブラムシを食べてくれます。
一番効果的な方法です。
マスキングテープ(粘着力の弱いもの)でアブラムシをくっつけて取り除くのもいいです。
水を張ったバケツと刷毛を用意して取り除くのもいいです。
また、牛乳スプレーをかけ、乾いてから洗い流すのも効果的です。片栗粉を水で溶かしたものや砂糖水なども同じような効果があるので試してみてください。
すぐには効果はありませんが木酢液をかけるのもよいです。予防効果や、土壌がよくなる効果もある方法です。定期的に木酢液をかけることで植物に木酢液が染みこみ、アブラムシが嫌う香りや味へと変える効果があります。
また。水50:食用油1〜2:洗剤1の割合で混ぜた油石鹸水を作り、よく振って混ぜあわせ、アブラムシに直接噴きかけるのも効果的です。
デンプン由来の「粘着くん」という駆除剤をかけるのもよいです。


<予防方法>

4〜6月や9〜10月頃になると、アブラムシは増えはじめます。被害にあう前に、まずはアブラムシが好む環境になりにくいよう、日当たりや風通しのよい場所を選んで植え付けたり、移したりすることが大切です。
アブラムシを見つけたら、できるだけ早く退治しましょう。早めに見つけて対応するのが被害を一番少なくできる方法です。
防虫ネットをかぶせておくのもよいです。
そうなる前に効果的なのが、木酢液です。
500倍に薄めた木酢液を定期的にスプレーで吹き付けておくと、アブラムシがつきにくくなります。
アブラムシが少し発生した時にも効果があります。
コンパニオンプランツといって、虫が苦手な香りや成分が出る植物を、パクチーの近くに植えるといいです。トウガラシ、ニンニク、ニラ、ショウガ、キンレンカなどを近くに植えると、アブラムシが近寄らなくなります。
葉や茎に泥が付くと病害虫にかかりやすくなります。また冬は霜が付きやすくなるので、「敷き藁」をしてあげるのがおすすめです。
パクチーは水を好むタイプなので、乾燥に気を付け、土が乾いたらたっぷり与えるようにしてください。ただし与えすぎると根腐れを起こす原因になるので注意してくださいね。




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