パックチーの葉に、小さな緑色の芋虫や、黒や灰色のまだら模様の芋虫がついていたらそれは、ヨトウムシです。


日本にパクチーが渡ったのは江戸時代の頃ですが、その独特な香りから「カメムシ草」と呼ばれていました。最近ではサラダなどに使用する人も増えてきています。生で食べることが多いので安心なもので取り除きたいですね。
ヨトウムシとは、ヨトウガという蛾の幼虫のことです。夜に活動し、植物の葉や実を食べることから「夜盗虫(ヨトウムシ)」という呼び名がつきました。成長した蛾が飛んできて植物の葉に卵を産み付けていくことで発生します。ふ化すると大量発生するので、できるだけ早めに対処しましょう。
ここでは、対処の仕方や治しかた、薬剤の種類や、予防の方法なども記載しておきますので、ぜひご参考にしてください!
正しい知識を身につけて、パクチーを病気や害虫から守ってあげてくださいね!


<具体的な症状>

・葉に食べられたような穴が開いている。

・パクチーの周りに、黒いコロコロとした虫のフンがたくさん落ちている。


・葉の上にぎっしりと卵が産みつけられている。

・昼間は土中に隠れ、夜になるとたくさん集まって這い出てきて、葉を食べている。


<対処の仕方>

昼間は土の中にいるので、朝晩に見つけて取り除きます。暗くなってから懐中電灯で照らして植物をよく観察して食事中のところを見つけて取り除いてください。つかみ損ねるとくるっと丸まって下に落ち探せなくなることがありますので、下に袋をあてがって、落ちても袋の中にはいるようにしておくといいです。
葉の裏に卵を見つけたら、葉ごと切り取ってしまいましょう。
真夏を過ぎた春と秋が発生時期なので、春と秋にオルトラン粒剤・水和剤、マラソン乳剤などの殺虫剤や防虫効果のある薬剤を吹き付けておくと効果的です。


<予防方法>

ヨトウムシは新芽を好んで食べます。新芽を食べられてしまうと植物は成長をすることができず、なかなか収獲や開花しないことがあります。
発生前から食酢を薄めたものを散布しておくと、ヨトウムシを防止してくれます。
ヨトウムシは、春から初夏と秋に卵を産み付けます。卵をふ化させないことが一番です。ヨトウガは1回の産卵数が大量なので、ふ化する前に対処しましょう。葉の裏をチェックして卵を見つけたら葉ごと切り取って処分します。産卵を防ぎたいならパクチーの株にネットをかぶせるのも良い方法です。
ヨトウムシはコーヒーを嫌がるという話があり、コーヒーがらを乾かして土に撒いておくという予防方法があります。他に、好物の米ぬかを軽く煎り一晩置いてヨトウムシをおびき寄せ、朝になって駆除します。




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