マリーゴルドの葉に、小さな緑色の芋虫や、黒や灰色のまだら模様の芋虫がついていたらそれは、ヨトウムシです。


マリーゴールドは鮮やかな黄色やオレンジ色の花を長い間次々と咲かせます。育て方も簡単なので、花壇の定番品ともいえる人気のある花です。ボリューム感があるので、かためて植えたり花壇の縁取りやコンテナ植えなど、広い場所から小さなスペースまで、華やかさを出すには良いお花です。
ヨトウムシとは、ヨトウガという蛾の幼虫のことです。夜に活動し、植物の葉や実を食べることから「夜盗虫(ヨトウムシ)」という呼び名がつきました。成長した蛾が飛んできて植物の葉に卵を産み付けていくことで発生します。ふ化すると大量発生するので、できるだけ早めに対処しましょう。
ここでは、対処の仕方や治しかた、お薬の種類や、予防の方法なども記載しておきますので、ぜひご参考にしてください!
正しい知識を身につけて、マリーゴルドを病気や害虫から守ってあげてくださいね!


<具体的な症状>

・葉に食べられたような穴が開いている。

・マリーゴルドの周りに、黒いコロコロとした虫のフンがたくさん落ちている。


・葉の上にぎっしりと卵が産みつけられている。

・昼間は土中に隠れ、夜になるとたくさん集まって這い出てきて、葉を食べている。


<対処の仕方>

昼間は土の中にいるので、朝晩に見つけて取り除きます。暗くなってから懐中電灯で照らして植物をよく観察して食事中のところを見つけて取り除いてください。つかみ損ねるとくるっと丸まって下に落ち探せなくなることがありますので、下に袋をあてがって、落ちても袋の中にはいるようにしておくといいです。
葉の裏に卵を見つけたら、葉ごと切り取ってしまいましょう。
真夏を過ぎた春と秋が発生時期なので、春と秋にオルトラン粒剤・水和剤、マラソン乳剤などの殺虫剤や防虫効果のある薬剤を吹き付けておくと効果的です。


<予防方法>

ヨトウムシは新芽を好んで食べます。新芽を食べられてしまうと植物は成長をすることができず、花が咲かなかったりします。
発生前から食酢を薄めたものを吹き付けておくと、ヨトウムシを防いでくれます。
ヨトウムシは、春から初夏と秋に卵を産み付けます。卵をふ化させないことが一番です。ヨトウガは1回の産卵数が大量なので、ふ化する前に対処しましょう。葉の裏をチェックして卵を見つけたら葉ごと切り取って処分します。産卵を防ぎたいならマリーゴルドの株にネットをかぶせるのも良い方法です。
ヨトウムシはコーヒーを嫌がるという話があり、コーヒーがらを乾かして土に撒いておくという予防方法があります。他に、好物の米ぬかを軽く煎って一晩置いてヨトウムシをおびき寄せ、朝になって駆除します。
マリーゴールドは水分が多いのが苦手なので、乾燥気味に育てるのがポイントです。鉢植えは、土の表面が白く乾いたら鉢の底から流れ出るくらいたっぷりと水やりしましょう。これとは別に、定期的に霧吹きで葉っぱや茎に水を吹きかけると、害虫の予防になりますよ。
地面に植えるときは、基本的に水やりしなくてもいいです。ただ、乾燥した日が続いてしおれてきたときは、朝方か夕方の涼しい時間に水やりをしてください。




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