キンモクセイの葉や茎が、白く粉をかけたようになってたら、それはうどんこ病です!
こんにちは(^^)ゲキハナの古屋です。
キンモクセイに病気や虫がついてしまうのは、とても心配ですよね。
放っておくと、育てている植物を弱らせてしまうので、早め早めに対処しておいた方が良いです。
ここでは、対処の仕方や治しかた、薬剤の種類や、予防の方法なども記載しておきますので、ぜひご参考にしてください!
正しい知識を身につけて、キンモクセイを病気や害虫から守ってあげてくださいね!
<具体的な症状>
うどん粉を振りかけたよう葉っぱに白い斑点がぽつぽつ出来始め、 そのうち葉全体が白くなります。
葉や茎が奇形になることもあり、ひどくなると黄色くなって枯れてしまいます。
<対処の仕方>
1. 自然治癒
うどんこ病は、自然治癒する病気です。
葉っぱに白い斑点を見つけたときは、初期であれば、1週間前後の間隔を空けて
薄めた酢(酸性)や重曹(アルカリ性)をスプレーするだけでも繁殖が抑えられ、植物を守ることができます。
見つけたらこまめに対処していきましょう。
2. 農薬や殺菌剤を散布する
うどんこ病を起こすカビにはいくつか種類があり、同じ殺菌剤では効かないこともあるので注意が必要になります。
発生したらすぐに、適した殺菌剤を葉裏や幹にまんべんなく、丁寧に散布しますが、
同じ殺菌剤を続けて使うと効果がなくなることがあるので、複数の薬剤をローテーションで使うと再発しにくくなります。
草花と、樹木ではクスリも変わりますので、 ホームセンターなどで薬剤を購入する際は、対象となる植物や果物、野菜の名前を確認し、適切な薬剤を使うことが大切です。
【効果のある薬剤】
『ベニカⅩファインスプレー』『ベニカⅩファインエアゾール』 『マイローズ殺菌スプレー』『STサブロール乳剤』『GFベンレート水和剤』
3. 病変を切り取る
うどんこ病にかかってから時間が経ってしまうと、自然治癒がむずかしくなります。
どんな対処をしても症状が改善しない場合は、早めに病気にかかった部分を切り取って被害の拡大を食い止めましょう。
葉っぱを切り取るのは心苦しいですが、処置が早いほど植物は元気になってくれますよ。
<予防方法>
・窒素肥料は少なめにし、株・葉の間を開けて風通しをよくしましょう。
春から夏にかけて成長しますので、枝や葉風通しを悪くする枝を切り、樹形を整えます。
・土壌の排水性を良くして、根が健全に育つように努めましょう。
・殺菌剤(アゾール系や炭酸水素カリウムなど)を用いる。
・乾燥すると発生しやすい病気なので、水を散布する。
たったこれだけのことでも、うどんこ病の発生を抑えることができます。