ガーデマムに水がしみたような淡い茶色の点のような模様が出ていたらそれは灰カビ病です。



ヨーロッパではガーデニングに欠かせない花として人気の集まっている花です。その美しい色合は秋のガーデニングに最適ですよ。
できるだけ安心な方法で病害虫から守ってあげたいですね。
灰カビ病は、ひどくなると腐って枯れてしまうので、早めに対処したほうがよいです。
ここでは、対処の仕方や治しかた、お薬の種類や、予防の方法なども記載しておきますので、ぜひご参考にしてください!
正しい知識を身につけて、ガーデマムを病気や害虫から守ってあげてくださいね!


<具体的な症状>

・新芽や蕾などの柔らかい部分にカビが生える。

・葉が茶色に変色する。しばらくすると灰色がかった茶色のカビが表面いっぱいに広がる。

・灰色カビ病が株元に発病すると、苗が腐って萎れ始める。

・ひどい時には苗全体が枯れてしまう。

・花につくと咲かなかったり,見た目がとても悪くなる。


<対処の仕方>

発病した部分は、周りに病気が広がるもとになるので見つけたらすぐに切り取りましょう。お薬を使用する時は、病気の部分を取り除き、お薬を吹き付けます。
発病したときには、1週間おきに2~3回、トップジンM、ベンレート、オーソサイド、ロブラールなどを吹き付けると効果的です。お薬に耐性をもつ菌があるので、一種類のお薬を繰り返し使わないで、2~3種類のお薬を交代に吹き付けるようにしましょう。伝染を防ぐため、発病した部分は見つけしだい摘み取って焼却しましょう。
農薬を使うことに抵抗がある場合は、食材として知られている重曹を吹き付けます。灰色カビ病の初期に、高い予防効果があります。菌や胞子をつくるのを抑え、病気の発生を食い止める働きがあります。重曹の使用であれば安心ですね。
病気にかかった部分を取り除いても、土に菌が残っていると他の株へ感染してしまうため、できれば新しい土に植え替えます。土の入れ替えが難しいときは、お薬を吹き付けて菌を駆除しましょう。


<予防方法>

風通しと水はけのよい環境を作ることが一番の予防方法です。水やりは、乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。鉢底穴から水が流れ出るまで株元に水を与え下さい。 霜や雪に当たると、今年開花した枝は枯れますが、地下部は生き残り、株元に翌年の新芽が生き残ります。地上部が枯れても株は生きているので、冬の期間も忘れずに水やりを行いましょう。
灰色カビ病は気温が20〜25℃で湿度が高い環境を好みます。3〜7月の春から梅雨にかけて、9〜12月の秋から初冬に多く発症しやすいようです。気温が上がる真夏は灰色カビ病が少なくなる時期です。できるだけ落ちた葉や花がらは、こまめに取り除き株元をきれいにしておきましょう。 こまめに花がらを摘むと、美しく長く保てます。咲き終わった花をそのままにしておくと見た目が悪くなり、種ができて株が弱ったり、カビや病気の原因になるので、早めに摘み取りましょう。花がらを摘む時は、花首だけでなく、花の茎のつけ根から摘み取るようにします。そうする事で、花首が残らず見た目も綺麗に見えます。
窒素が少なく、カリウムの多い液体肥料を葉の表面に吹きかけましょう。菌がカリウムの多い植物を好まないので、病気の予防ができます。もちろん、肥料効果も得られますよ。肥料のやりすぎを避けて、風通しを良くすればある程度発生を防げます。 花全体が咲き終わったら、半分程度に切り戻してください。




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