ガーベラの葉が白いカスリ状になり、葉の裏に、白い綿のようなものが付いていた、触るとふわふわ飛ぶ…それはオンシツコナジラミかもしれません。


一年中出回り、色も咲き方も豊富なガーベラは、今では約2000種もあります。
約100年前の19世紀末にアフリカで発見されてから、比較的新しく品種改良されていっている植物です。
日本に大正初期に入ってきて、「花車」「花千本槍」などと当初は呼ばれていました。
現在の和名は「アフリカセンボンヤリ」。
あんなに可憐なガーベラですが、確かに沢山の花びらを見てみると、すらっとした槍のような形をしていてかっこいいですね。
そんなガーベラの葉は、地面近くに密集しているのですが、その葉の裏に気がついたらふわふわと白いものがついていたら早めに対処する必要があります。
カイガラムシにも少しにていますが、ガーベラにつきやすい害虫として有名なのが、オンシツコナジラミなのです。
主に葉の裏で、卵から成虫まで寄生し、ガーベラの養分を吸って生きています。
1週間で卵から成虫になり、すぐ産卵をするという、恐ろしい繁殖力ですから、ガーベラは最終的に弱ってしまいます。
おまけにこのオンシツコナジラミは、カイガラムシと同じく、排泄物の上について、葉を黒くして光合成できなくしてしまう「すす病」を引き起こします。
やっかいなオンシツコナジラミを早めに予防し、ついてしまったなら、まだ少ないうちにやっつけましょう。
ガーベラが枯れるだけでなく、周囲の植物までやられてしまう前に!


<具体的な症状>

・植物の周囲に白い1~2ミリ程度の白いハエのような虫が飛んでいる。

・変色した葉に触ると、白い虫が飛び交う。そこがべたべたしている。


<対処の仕方>

効果のある薬剤を、特に葉の裏に散布してやっつけます。
逃げても戻ってきますし、幼虫と成虫には効いても卵や蛹には効かないこともあります。
薬剤への耐性も付きやすいので、3~4週間ごとに何度も薬剤を散布して、退治しましょう。
ほかの植物に被害が及ばないよう、隔離して散布し、薬剤で一旦逃げたオンシツコナジラミが戻ってこないよう、散布後翌朝まで、その株を大きなビニール袋で覆うなど、徹底することをお勧めします。
石鹸水を葉裏に塗布し、30分後に水で洗い流すというのも効果はあります。
成虫にしか効果はないのですが、黄色に引き寄せられる性質を利用して、黄色い粘着テープでやっつけることもできますし、黄色いテープに薬剤が塗られた市販品もあります。


<予防方法>

まず鉢で購入する時や、既に栽培していても外から室内に取り込むときなど、葉裏を確認するようにしましょう。
他の植物から飛んでくることも多々あります。一度周囲で発生したことがあれば、あらかじめ薬剤を散布して予防しましょう。




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