エリカの葉や茎を埋め尽くす小さな虫たち。その名はアブラムシ!!
こんにちは(^^)ゲキハナの古屋です。
ガーデニングや家庭菜園を趣味や仕事にしている人にとっては、お馴染みのアブラムシ。
体の色もさまざまで緑・赤・黒・黄色などのアブラムシがいます。
ここでは、対処の仕方や治しかた、薬剤の種類、予防の方法なども記載していますので、ぜひ参考にしてください!
正しい知識を身につけて、エリカを病気や害虫から守ってあげてくださいね!
<具体的な症状>
アブラムシは新芽やつぼみ、葉の裏、茎などの柔らかい部分に集まります。ミツを出すのでアリも集まってきます。
また、ウイルス病を運んで来たりアブラムシの排泄物にすす病が繁殖して黒くなることもあります。
<対処の仕方>
1. アルミホイルを使う
アルミホイルのような銀色のものは光を反射するので、根元を囲うように置くと、アブラムシが来なくなります。
アブラムシは光を頼りに飛ぶ方向を決めているので、反射した光で混乱させることができます。
銀色のテープを周りに吊るしたり、シルバーマルチをするなど光を反射するものを設置してみましょう。
2. 窒息させる
牛乳を原液、もしくは水で薄めて霧吹きでアブラムシに直接吹きかけてください。また、500mlに対し油と台所洗剤を2〜3滴たらした液体も有効です。
どちらも膜を貼ってアブラムシを窒息させてしまいます。
しかし、スプレーした液体が残っていると、植物によくありませんので念入りに洗い流してください。
大量発生してしまうと、効果が弱くなってくるのでアブラムシが少ないうちに対処しましょう。
3. 農薬や殺虫剤を使用する
大量発生してしまったら殺虫剤を使用して駆除していきましょう。
デンプンを主成分とした駆除剤は、環境にやさしいので薬剤に抵抗のある人にもオススメです。
『粘着君』は臭いも少なく粘着性で退治するので、薬剤に抵抗のあるアブラムシが出てきにくいです
アブラムシを中心に駆除する場合は、『モスピラン顆粒水溶剤』を検討してみてはどうでしょうか。
草花と樹木では薬剤も変わってきますので、
ホームセンターなどで薬剤を購入する時は、使用する草花や果物、野菜の名前を確認して、植物にあった薬剤を使うことが大切です。
【効果のある薬剤】
『スミチオン乳剤』『モスピラン顆粒水溶剤』『ベニカXファインスプレー』『スミソン乳剤』『スタークル顆粒水溶剤』など
<予防方法>
・アブラムシの好物であるアミノ酸は、土の中の窒素が多いと増加します。窒素を含む化成肥料の使用は控えましょう。
・アブラムシを始め、害虫が寄り付かないように葉を整理して風通しをよくしましょう。
・共生関係にあるアリを退治することで天敵のてんとう虫が来やすくなり、結果的に被害が少なくなります。
・アブラムシが嫌がる唐辛子などをコンパニオンプランツとして植えると、予防の効果があります。
これらの事に気をつけて、アブラムシが大事な植物につかないように気をつけましょう。
アブラムシはエリカが生育期の時に付きやすい虫の一つですので事前に準備をしておきましょう。