クリスマスローズの葉っぱに、絵を描いたようにかじったような模様ができていたら、ハモグリバエ(エカキムシ)のせいです。




冬の庭を華やかに彩ってくれるクリスマスローズ、日本では、キンポウゲ科ヘレボルス属のもの全体を指し示す呼び名です。
花色には白、ピンク、黄、緑、紫、茶、黒、混ざったものなどあり、花の形も一重から半八重、八重と、バリエーションに富んでいて人気です。
ヘレボルス、レンテンローズ、またはガーデンハイブリッドと呼ばれることもあります。
レンテンローズは、キリスト教の祭典レンテン節の時期に咲くことから、ガーデンハイブリッドは、園芸用に交雑されたところからの呼び名です。
そんなクリスマスローズの葉に、白い線のような、落書き模様ができたら、ハモグリバエを疑いましょう。
姿がみえないのに、と思われるかもしれません。なぜなら、葉の内部で葉を食べているからです。
ハモグリバエは、成虫でも1~2ミリの小さな種類です。葉の(組織の)中に卵を産み付けます。
その卵がふ化して内部に潜り込みます(それで名前を「葉潜り蠅」というのです)。
幼虫から俵型の蛹になり、成虫となる間、植物に寄生し続けます。
幼虫は葉の内部をくねくねと蛇行しながら、トンネル状に葉を食べていきます。
その食べた痕が白くなっているのです。その葉に絵を描いたように見えることから、エカキムシとも呼ばれるわけです。
葉が食べられたら見栄えも悪いですが、光合成ができなくなり、育ちが悪くなってしまいます。
ちょっとした知識と対処法で、守ってあげましょう。


<具体的な症状>

・葉に絵を描いたようにかじったような模様がある。

・多くの葉が白くなっている。

・葉に穴が開いている。

・葉が変形、枯れた。落ちる葉が増えた。


<対処の仕方>

ハモグリバエにも沢山の種類がいますが、春から秋に発生します。
春によくでる種類は、ナモグリバエです。成虫のハエの体が灰色、幼虫は灰褐色です。蛹は淡褐色です。卵も幼虫も葉の内部にいますから、なかなか姿は確認できないでしょう。
白い痕を見つけたら、殺虫剤などの薬液を早め早めにまくことです。
やられてしまった葉を取り除いたとしても、ハモグリバエは多くの葉に一斉に産み付けていますので、残念ながら効果としては低いです。
早め早めの対処が肝心です。


<予防方法>

ハモグリバエについては、予防が一番です。
ハモグリバエはどこからでも飛んできますから、卵を産み付けられないように予防をするのが大切です。
苗や咲いている鉢でなら購入時点で、粒剤をまいておくと、防ぐことができます。
目の細かい防虫ネットで覆っておく、成虫を誘って退治する粘着板を吊り下げておくなども良いでしょう。
苗や鉢で購入される時に、葉の状態をよく確認してから購入することも大切です。




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