アネモネパブニナの茎や葉の付け根に、白い綿のようなもの、虫みたいなものが付いていたら、それはカイガラムシです!


ギリシャ語で「風」を表す「anemos」が語源になっているアネモネ。ギリシャ神話の中で、美しく悲しい物語の中に描かれています。華やかである一方、はかないというイメージで、世界で愛される植物です。
和名は「ボタンイチゲ」といい、漢字にすると「牡丹一華」です。牡丹のあでやかさをほうふつとさせるからでしょうか。
パブニナは「孔雀」という意味を持ちますから、更にアネモネを華やかに、しかし湿度や温度への強さをつけ、アネモネのはかなさを補強した、新しい改良種です。
そんな品種でも、白い虫がびっちりついていたら…。
このカイガラムシがついていたら、見た目もよくないですが、実際アネモネパブニナの養分を吸って生きているので、新しい葉の出が悪くなったりして、最終的に弱ってしまいます。
おまけにこのカイガラムシは、「すす病」や、「こうやく病」を引き起こすのです。
カイガラムシの排泄物の上について、葉を黒くして光合成できなくしてしまうかびが、「すす病」。カイガラムシの分泌物を栄養に発達し、ビロード状にが付着する菌が、「こうやく病」です。
どちらも発育をじゃまし、下手をすると枯らしてしまうものです。
簡単な知識と対処法で、やっかいなカイガラムシを予防し、ついてしまったなら、まだカイガラムシだけのうちに、アネモネパブニナを助けてあげましょう!


<具体的な症状>

・葉や茎に、白い虫みたいなものがついている。そこがべたべたしている。

・葉が黒くなっている。ビロード状のものがついている。


<対処の仕方>

ピンセットなどで取り除くか、多いようなら、古い歯ブラシなどで、葉を傷めないように気をつけながら、掻き落としましょう。
べたべたした排泄物がついていれば、霧吹きなどで水をかけ、ティッシュなどでふき取り、スミオチン乳剤などを散布します。
薬剤もありますので、カイガラムシが幼虫か成虫かで、使用する薬剤を選んでください。


<予防方法>

風通しを良くすることが、予防になります。
鉢植えなら、日光の良く当たる室内に置いたり、ほかの鉢などと適度に離しておきましょう。
地植えなら、植える時に広めに感覚を離しましょう。




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