アネモネパブニナに黒っぽい小さな虫が、茎や葉の裏側に無数についていたら…それはアブラムシです!



アネモネはギリシャ語で風を表す「anemos」から来ている名前、そしてパブニナは孔雀を意味します。
その種には長く白い毛が付いていて、風の力で飛んで増えていたところから、風とついたとも言われています。
パブニナ自体は最近品種改良されてできた新種です。
種から育てることもできますが、一般的には球根から育てることが多いです。
基本的に育てやすいアネモネの中でも特に強く改良されたパブニナ、病害虫にも強い方ですが、10月から5月、新芽が出たころに、アブラムシにやられてしまうことがあります。
アブラムシにはいろいろな種類がありますが、いずれにしろ新芽やつぼみなどやわらかいところに沢山群れて発生し、植物の汁を吸います。
他にもウィルス病を運びこむ可能性が高く、そのせいで育ちが悪くなったり、やがて枯れてしまうことも。
簡単な知識と対処法で、やっかいなアブラムシからアネモネパブニナを守ってあげましょう!


<具体的な症状>

・茎や葉裏に小さな虫が沢山ついている。動かない。

・その虫の周辺にべたべたしたものが付着している。アリが寄ってきている。


<対処の仕方>

早期発見が大切です。
くれぐれも粘着力が低い、紙テープやクラフトテープをアブラムシに貼り付け、取り除きましょう。
殺虫効果のある薬剤を使ったり、水と食用油と洗剤を50:1~2:1の割合で混ぜた油石鹸水を吹きかけるのも効果的です。牛乳を霧吹きでアブラムシに吹きかけ、しばらく乾燥させた後、水を霧吹きでかけて、牛乳をよく洗い流すことも、効果的です。
アブラムシの天敵であるテントウムシの助けを借りるという手もあります。


<予防方法>

株自体が弱っている、肥料を与えられすぎた、風通しが悪い、などにより、アブラムシが発生しやすくなります。
風通しを良くすること、日光に当てることが、予防になります。
鉢植えであればほかの鉢などと適度に離しておいたり、地植えであれば植える間隔を広めにとったり、あらかじめ防虫ネットなどで囲っておくとよいでしょう。
木酢液やニームオイル、薄めた米酢によって、予防ができます。
これらは防虫だけでなく、アネモネパブニナの育ちもよくしてくれます。
また、シルバーマルチやアルミ箔などを近くに敷いたり根元を囲っておいて、光を反射させると、アブラムシが嫌います。




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