アネモネパブニナの下葉が灰色になり、ドロドロと溶けて行く…ついには灰色のカビがびっしり!それは灰色かび病です。



アネモネはギリシャ語で風を表す「anemos」から来ている名前です。その中の一種であるパブニナは、「孔雀」という意味です。
この種には長く白い毛が付いていて、風の力で飛んで増えていたところからだとも言われています。
風で飛べる種から育てることもできますが、一般的には球根から育てることが多いアネモネ。
ぜひ一度、種を見てみたいものですね。
日光が好きで、水はけの良いところでよく育ちますが、この灰色かび病にならないようにも気をつけねばなりません。
灰色かび病は、別名ボトリチス病と呼ばれる病気です。
新芽などの比較的やわらかい部分に、まず、水にしみたような痕ができ、かびならではの速さで、どんどん広がってしまいます。
腐ってしまってはどうにも取り返しつかなくなります。
株自体が駄目になってしまう前に、早めの対処でアネモネを守ってあげましょう。


<具体的な症状>

・新芽や葉に、水がしみたような、淡い褐色の斑点ができる。場所によっては白いことも。

・斑点のところが広がり、腐る。

・枯れた場所が灰色、灰褐色のカビでおおわれている。

・葉だけでなく、茎などにも広がれば、そこから上はやられ、株全体が枯れることも。


<対処の仕方>

病気にかかった箇所をみつけたら、すぐに取り除きましょう。
細菌ですから、そこから周辺に広がることを防ぐのが、肝心です。
ただし、アネモネには有害成分が含まれており、皮膚が炎症する場合もあります。
素手で触れないよう、気をつけましょう。
薬剤を使うこともできますが、まずは病気にかかった場所を取り除いてから、全体的に薬剤をかけましょう。
また、枯れた葉、地面に落ちた葉などがあれば、一緒に取り除いておくことです。


<予防方法>

やや涼しくて、湿気の高いところが好きな病です。水をやりすぎないこと、雨にあてすぎないことで、防ぎましょう。
もともと、繊細なアネモネには花やつぼみ(に見える部分)に水がかからないように水やりをする必要があります。
また、植物を密集させないようにし、風通しを良くしてあげてください。
また、対処の仕方にも挙げましたが、枯れた葉や落ちた葉などをこまめに取り除いてやることが、灰色カビ病のひそめる場所をなくすという意味で、予防になります。




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