フライパンは基本的には金属で出来ているので、簡単に壊れることはありません。でも、調理道具の業界では一般的に、フライパンの寿命は「2年」と言われています。
それは、テフロンなどのフッ素樹脂コーティングやセラミックコーティングの寿命がおおよそ2年ぐらいのため、フライパンも2年ぐらいで買い換えないといけないからです。その反対に、コーティングしていないフライパンなら寿命はほぼありません。大事に使えば一生使うことも出来ます(詳しくは③でご案内)。
コーティングがダメになると、こびりつきがひどくなったり、コーティング自体が剥がれて食品に混入したりします。このまま使い続けると健康面でも良くないという研究者の方もいらっしゃいますので、もったいない気もしますが、処分したほうが良いです。

おおよそ2年もつコーティングフライパンも使い方次第で寿命もかわります。長く使うためにはどうすれば良いのか、使い方のコツをまとめてみました。

空焚き
強火での調理
金属のヘラの使用
硬いスポンジやタワシで洗う

こちらの4つをやめるだけで、フライパンのコーティングは長持ちします。特に空焚きや強火での調理は、コーティングを早く傷めてしまい、あっという間にこびりつきがひどくなります。実はコーティングは熱に弱く、強い熱で気化してしまうそうです。よく買ったばかりなのにこびりつくようになったというレビューを見ることがありますが、こちらは火加減がおもな原因だと思います。コーティングフライパンを使う時は、火加減を抑えめにし、なるべく表面を傷つけないようにお手入れすることに注意してください。

前述しましたが、フライパンにはコーティングとノンコーティングがあります。改めてそれぞれの特長をまとめます。

コーティング系フライパンとは、フッ素樹脂やセラミックなどで金属の表面をコーティングし、食材をこびりつきにくくしたフライパンです。

代表的なブランド
ティファール、マイヤー、京セラなど。

こびりつきにくいから調理しやすい
主にアルミを使用しているため軽くて扱いが楽
使った後のお手入れをしなくてよい
油の量がすくなくてヘルシー
だいたい2年で買い換える必要がある
表面に金属以外の膜があるため熱伝導があまり良くない
一度焦げ付かせるとコーティングがダメになる

ノンコーティング系フライパンとは、金属などの材質がそのままで、表面に別の素材を使用していないフライパンです。

代表的なブランド
リバーライト極、フィスラー、ビタクラフトなど。

大切に使えば一生使える
熱伝導が良いので美味しくなる
焦げつかせても何度でも復活
鉄なら鉄分を自然に摂取できる
上手に調理しないと食材がこびりつく
鉄やステンレスは少し重くて使いづらい
鉄はサビないようにお手入れが必要
油は多めに使わないといけない

フライパンの本体は主に金属を素材にしています。なかでもアルミニウム、ステンレス、鉄がその大部分になりますが、素材が違えば、当然使い勝手も違います。メリットとデメリットで3つの素材をご紹介します。

お手入れ簡単!鉄なのにサビにくい!「リバーライト 極JAPAN」シリーズ。
当店でも人気No.1のロングセラーアイテム。鉄のデメリットであったサビのお手入れをなくしたため、
主婦にも扱いやすく、鉄分も自然に摂取できるため毎日の調理におすすめ。

こびりつきにくさ長持ち!「ヒスイコーティングフライパン」シリーズ。
コーティングの弱点を克服した熱に強いコーティング系フライパンです。
ヒスイコーティングはこびりつきにくさが非常に長持ちするため、調理もお手入れも楽チン。
IHもガス火もどちらでも使えるのに非常に軽くて使いやすい最新技術のフライパンです。