フレームへのこだわり

既成額とはまるで違う高級感と耐久性。

ネットで商品を販売する場合は価格が他のサイトと比較されやすいため、廉価な既製額(ほとんどの場合東南アジアからの輸入品です)をつけて商品価格を低くするのが一般的ですが、当店はフレームのクオリティーにもこだわっています。

ほんもののアート、ちょっと贅沢でワンランク上のインテリアアートをご希望の方には既製額ではご満足頂けないと思うからです。

専門の額縁職人による丁寧な仕上げ。

当店のフレームは材木の選定から最終の仕上げまで専門の額縁職人が幾つもの工程と時間をかけて手作りで丁寧に製作したものですので、手にした時の質感、そして部屋に飾った時の印象が既成額とはまるで違います。

ネットでは両者の違いはお分かりになり難いかと思いますが、当店の手作りフレームの優れている点を少しでもご理解頂ければと思い以下にその製作工程を写真付きでご説明致します。

なお、既成額をご希望の方には別途お見積り致しますので商品についてのお問い合わせボタンから「既成額見積り」と書いてお申込みください。
(ただし、既成額では対応出来ない作品も一部ございます。)

当店のフレームの製作工程

フレーム色により製作工程が少し違いますが、写真は銀箔いぶしフレームの製作シーンを掲載しています。
なお、以下の工程は4種類の専門職人が分業で行います。

組(組み職人) 通常70×30×2400~2500ミリ程度の木材を適度な大きさにカットしフレームの形に整形していきます。木材は十分に乾燥し、反りやねじれ等がおこらないものを使用します。

研磨(研磨~カシューまでは塗り職人) 表面をなめらかにするために木の表面を磨きこんでいく作業です。木材の段差、細かい傷などをチェックしながら時間をかけて丁寧に磨きこんでいきます。

シーラー下地作り(砥粉による目留め) 砥粉(トノコ)を塗り込んでゆく作業です。
吸収性のある木材が仕上げ塗料を吸いこまないようにする、また仕上げ塗料との密着をよくするための作業です。→ミディアムブラウン、ダークブラウンのフレームはこの工程の後、透明のニスと油性の塗料を調合して着色していきます。

サフェイサー下地作り(油性石膏) 艶のない白色の油性石膏を二度ほど吹き付けし表面を整えていきます。
更に耐水ペーパーで表面を磨き表面をツルツルの状態にまで仕上げます。
→白、黒はこの工程の後ラッカー塗料を吹き付けて製作します。

カシュー ここからは金箔いぶしと銀箔いぶしのフレーム製作に必要な工程です。
カシュー塗料を塗り込む作業です。箔を貼りやすくするための下地作りです。

箔貼り(箔貼り~いぶしまでは箔貼り職人) 箔を貼り込んでゆく作業です。箔貼り及びそれ以降の作業はとりわけ熟練の技が要求されます。

研ぎ出し ブラシやスチールウール等で箔を剥(む)いていく作業。箔と下地の色がほどよく調和し美しい風合いになるように仕上げていきます。

クリアー留め 保護膜をつけます。

いぶし 作品に合った風合いに微調整する仕上げの最終工程です。

仕上げ(セット職人) 作品をフレームにセットし、これですべての工程が完成します。

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