私達おふとん屋さんが普段から何気なく使用している専門用語★ほんのすこしですが、ご紹介します。興味の有る方は覗いて行って下さいね♪
超長綿
- 従来の綿糸よりも繊維長が細くて長い繊維です。
- 艶やかな光沢とソフトな肌ざわりです。
- 吸湿性・通気性に優れています。
- やわらかなドレープ性があります。
完全立体キルト
- マチで仕切った各ボックスごとに羽毛を入れ密封
- 羽毛の移動やかたよりを防ぎ、圧迫せず自然な状態に羽毛を保ちます
- 保温性・かさ高性・ドレープ性が通常の立体キルトよりも一段と向上しました。
- 立体キルトの説明は、こちらの羽毛布団のコラムを合せてお読み下さいね!
ポリエステル
ポリエステルは石油を原料とする合繊繊維の一つで1941年にイギリスで「テリレン」の名前で最初に発表されました。日本では1958年から生産されるようになり、現在では合繊繊維の中でもっとも多く生産されています。
ポリエステルは、様々な厚さの織物やニット・わたや不織布にもすることができるため、衣料品から産業用資材まで幅広く使われています。
寝装品では、ポリエステル単独や綿との混紡で、ふとんやカバー・シーツ、側生地、ナイティなどに用いられております。また他にもわたや固わたとしてふとんや枕の詰め物にも。さらに、不織布としてふとんや毛布の収納袋にも用いられている、オールマイティに活躍できる素材です。
- 熱や摩擦に弱い
- しわになりにくい
- 型くずれしにくい
- 乾きが早い
- 日光で変質・変色しにくい
- 酸、アルカリなどの薬品に強い
- 虫、カビなどに侵されない
- 静電気が発生しやすい
- 毛玉(ピル)ができやすい
綿とわた
寝装品の場合綿わたのように素材としての「綿」と形状としての「わた」の両方が同時に使われるため、漢字とひらがなで書き分けて読み方と意味を区別しています。
綿…
- めんと読み、素材が天然の植物繊維の綿花(コットン)であることを意味します。
- 吸湿性、耐洗濯性に優れ、いろいろな加工も出来るため糸や織物として衣料品、マット、カーテンなど様々なもの使われています。
- 寝装品ではふとん類の側生地、カバー・シーツ、パジャマなどに綿100%、あるいはポリエステル、麻、絹などと混紡されています。
わた…
- 短繊維がいろいろな方向を向いた状態でふんわりと層になって集まったものを意味します。
- 繊維と繊維の間に空気をたくさん含んでいるため温かく、柔らかくてしかも弾力があります。そのため昔から、ふとんの詰め物や防寒用衣服などに使われます。
- わたには綿わたのほか羊毛わた、ポリエステルわた、麻わたなどがあります。これらは単独であるいは2種を混ぜて使われています。
低反発ウレタンフォーム
ウレタンフォームは合成樹脂のポリウレタンを発泡させたもので、ポリウレタンフォームともいわれています。
- 原料は、ポリウレタンの原液に発泡助剤などを加えたもので、これをかくはんすると発熱して膨らみます。原料の種類と組み合わせによって、ウレタンフォームの硬さや弾力性などが変わります。
- メーカー各社が独自の技術で開発した低反発ウレタンフォームは、押されたときにゆっくりと沈み、ゆっくりと戻ります。この適度な粘性が、身体のラインに沿っていろいろな寝姿勢に適合することから、枕やマットレスなどに多く用いられています。
- 低反発のウレタンフォームの中には、体圧だけでなく体温にも反応して、体の凹凸に会わせて沈み込むタイプのものもあります。
- ★枕の場合、頭の圧力を均一に分散して、肩・首・頭部の負担を少なくできる
- ★マットレスの場合、体圧を分散するため、血行を妨げない
- ★多気孔なので通気性が良く、むれにくい
ガーゼ
ガーゼは、密度が粗く、目の透いて見える綿織物の一種です。
- 綿糸にかけられた縒りの種類には、強縒り、普通縒り、甘縒りがあります。ガーゼは甘縒りの糸を使い、最も簡単な織り方である平織りで織られています。
- ガーゼという名称は、地中海東岸にあるパレスチナのガザ(Gasa)地区に由来しており、ここは薄手の織物の産地として知られています。
- 本来は医療用として開発され、日本では19世紀の終わりころから、本格的に製造されるようになりました。
- ガーゼは通気性がよく、肌ざわりもソフトで、さわやかな感触です。また、吸水性がよく、洗濯が楽なことから、シーツやカバー、ケット類、パジャマなどの素材として用いられています。
- 多くの寝装品では、ほかの素材と組み合わせたり、数枚を重ねて使われています。