毎日眠っているお布団、清潔に保てていますか?せっかく休むために眠るのに、そこでアレルギー反応や風邪なんかをひいてしまっては大変!お布団がどんなに汚れているのかを知って、今後のお布団について考えてみませんか?

おふとんは意外と汚れてる!

  • 人の睡眠事情

    健康を維持するための睡眠時間は1日8時間と言われています。睡眠時間が足りなければ、頭痛やイライラがつのり、心身ともに健康を維持することは難しくなってきます。また、疲れを癒し、元気を取り戻す睡眠ですが、毎日使う寝具は清潔ではなりません。

    しかし、ふとんを干したり、シーツは交換できても、今までの丸洗いできなかったふとんを衛生的に保つのは意外と難しかったのです。
  • ヒトはこんなに汗をかく!

    人は眠っている間に、牛乳ビン1本分(200cc)の汗をかきます。普通、汗をかくと下着や衣類は洗濯しますよね?
    しかし、寝具は大きいし洗えないものもあるしで中々洗うことが出来ません。それなのに、体温と汗という適当な湿り気は、健康の大敵ダニやカビの繁殖を促してしまうのです。

    したがって、ふとんの中は想像以上に不衛生なのです。

ふとんの汚れ Q and A

Q1・毎日使うふとんってどれくらい汚れているものなのでしょうか?
A・ふとんには人のアカやフケを好むチリダニ科のダニや、湿気で発生するカビを餌にするホコリダニ科のダニが繁殖しやすい3条件、温度、湿度、おまけに餌までそろっているのですから、人が使うふとんは、ダニの天国なのです。
Q2・洗わないふとんには、どれくらいのダニが生息しているのでしょうか?
A・ダニの棲家はふとんの中綿です。ふとんの中綿には表面の数百倍のダニが生息しています。
長年洗わずに使用を続けたふとんに寝ることは、ダニの巣を体に巻きつけて寝ているといっても過言ではありません。
調査ふとん 1 2 3 4
表面 356 1,115 533 489
内部 275,000 79,000 124,000 389,000
Q3・生息しているダニを放っておくと、どんな病気になりますか?
A・アトピー性皮膚炎・喘息をはじめとするアレルギー疾患が増加しています。
その一番の原因は、チリダニの増加です。特にふとんの中ですごく時間の長い赤ちゃんや、寝たきりのお年寄りにとって、ふとんを清潔に保つことが、これらの病気から身を守ることにつながります。
Q4・今までふとんは天日に干したり叩いたりしてケアしていたのですが?
A・干しても叩いても、ダニは減りません。
確かにふとんを日光に当てるとダニは逃げますが、ふとんの外ではなく日の当たらない反対側へなりを潜めるだけ。叩くことでダニの死骸やフンが表面に浮き出て、そこに寝ると肌に付着することになるのです。
Q5・ふとんを清潔に保つにはどんな方法があるのでしょうか?
A・寝具は健康に関わる大切なものです。
定期的に丸洗いすることで、ダニの成虫、幼虫、卵は死滅し、ダニの死骸やフンは中綿の汚れと一緒に洗い流すことができます。アレルギーの元になるアレルゲンを洗い流して清潔に保つには、半期に一度、少なくとも一年に一度の丸洗いをおすすめします。